まだ終われない。[55歳の挑戦!] vol④
第四話 あれから三ヶ月。俺は、まだ、ここにいる。
まずは、これまで読んでいただいた方。
そして、ここから見つけて読んでくれた方。スキやコメント、フォローして頂き、本当にありがとうございます。🙂↕️
あれからも、何とかジムでの練習は続けている。
ただ……
相変わらず膝は腫れていて、痛い。
「このまま続けてても、膝治らないんじゃないか。
「やっぱり、この歳では無理だったのかな。」
「そもそも、練習のやり方間違ってんじゃねえか?」
また、いつものようにネガティブなことを考える。
55歳。
体は正直だ。
気持ちは若いつもりでも、膝はちゃんと55歳だった。笑
それでも、そんなことを考えながら、ふと思った。
「ここまで来たんだ。それならそれで、本当に歩けなくなるまで、少しずつでもいいからやってみよう。」
「それでダメなら仕方ない。」
そして、
「途中であきらめはしない。」
そう思っている自分がいた。
少しだけ、昔の俺とは違う。
だけど、それでも痛い。
練習は辛い。
しかも、ジムは遠い。
仕事もある。
何度も、
「もういいかな……」
と思った。
それでも、過去のチキンな自分と、いつかリングに立っている自分を頭の中で想像しながら、55歳の体にムチを打って、できることを少しずつ続けた。
そしたら、なんと。
徐々に体が慣れてきたのか、膝の痛みも腫れも、少しずつ良くなってきた。
痛くてできなかった縄跳びも、再開できるまでになった。
もちろん、まだ痛い。
でも、前よりできる。
それだけで嬉しかった。
痛くても、辛くても、できることを少しずつやっていれば、ちゃんと変わっていくんだな。
そう思った。
55歳の体でも、強くなれるんだな、と。
今は、
「継続は力なり」
という言葉の意味が、本当によく分かる。
そして、ジムに通い始めて三ヶ月がたった。
この三ヶ月で、一度だけ仕事を休んで、トレーナーに指導してもらった。
パンチの打ち方。
キックのフォーム。
自分では気づかなかったクセ。
教えてもらうと、やっぱり全然違う。
「なるほど……こういうことか。」
そう思うことが何度もあった。
やっぱり、誰かに教えてもらうって大事なんだなと思った。
でも、その後はまた一人。
仕事の都合で、通常のプログラムには参加できない。
だから、また誰もいないジムで黙々と練習する。
懸垂。
腹筋。
縄跳び。
シャドー。
そして、サンドバッグ。
最初は、ただ叩いて、ただ蹴っているだけだったサンドバッグも、少しずつ変わってきた。
パンチが、ほんの少しだけまっすぐ打てる。
キックも、ほんの少しだけ形になってきた。
サンドバッグを見ながら、
「おっ、ちょっとはマシになってきたな。」
なんて思う瞬間も増えてきた。
ほんの小さな変化だ。
でも、55歳の俺にとっては、それが嬉しい。
三ヶ月前にはできなかったことが、少しだけできるようになっている。
それだけで十分だった。
……と思っていた。
ところが。
ここで、新しい問題が出てきた。
「このまま、一人で練習を続けていていいのか?」
トレーナーに教えてもらえる時間には、なかなか参加できない。
スパーリングをする相手もいない。
サンドバッグは殴れる。
でも、サンドバッグは殴り返してこない。笑
もちろん、このままでは試合なんてまだまだ先の話だ。
でも、少しずつ頭の中に浮かんでくる。
「このままで、本当にリングに立てる日が来るのだろうか。」
そんな疑問が、少しずつ大きくなっていった。
そして、ある日ふと思った。
「いっそ、仕事を辞めてしまうか……。」
55歳。
何を言ってるんだ、と自分でも思う。
家族もいる。
生活もある。
簡単に仕事を辞められるわけじゃない。
普通に考えたら、かなり無茶だ。
でも、
「一世一代、バカになってやってみるか。」
そんな考えが、頭から離れなくなっていた。
もちろん、まだ本当に仕事を辞めると決めたわけじゃない。
ただ、
何かを本気で変えようと思ったら、
今までと同じ生活をしていて、本当に変われるのか?
そんなことを考え始めていた。
55歳。
まだ三ヶ月。
いや、ここまで続けられた。
だったら、もう少し先まで行ってみたい。
怖いけど、スパーリングにも挑戦してみたい。
トレーナーにもっと教えてもらいたい。
そして、いつかリングに立ってみたい。
仕事、練習、これからの日常
これからどうなるのか分からない。
本当に俺はリングに立てるのか。
まだ答えは出ていない。
でも、一つだけ分かったことがある。
あの頃の俺なら、怖くなった時点でやめていた。
「俺には無理だ。」
そう言って、いつもの平凡な毎日に戻っていたと思う。
正直練習は辛い。
でも、今は違う。
「もう少しやってみよう。」
そう思える自分がいる。
55歳。
俺の挑戦は、まだ終わっていない。
むしろ……
ここからなのかもしれない。
そして今日もジムへ向かう。
こんな歳して、本当にアホだよな、俺。
なんて思いながら 笑
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。🙂↕️
とりあえず、ここまでが現在です。
ここからどうなるのか。
俺自身も分かりません。😅
ただひたすらトレーニングだけは続けています。
仕事をどうするのか。
スパーリングに挑戦するのか。
本当にリングに立てるのか。
この先、どうなったのか。
また少しずつ書いていきたいと思います。
その時は、また読んでいただけたら嬉しいです。🙂↕️
そして次回は、少し番外編。
「半年続けた結果、55歳の体はこんな感じになった。」
をお届けしたいと思います。
55歳の上半身を撮ってきます。
お見苦しいかと思いますので、
「そんなの見たくない!」
という方は、そっとスルーしてください。笑 🙈
それでは、また次回。
まだ終われない。
オマケ
今回の名言
他人に期待するな、自分に期待しろ。
