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近畿大学の英文表記は、なぜ「Kindai University」なのか?

和歌山をドライブしているとき、気になる案内板を見つけた。

「0.9km 近畿大学 Kindai University」
青い案内板に、そう書かれていた。

近畿大学といえば、2026年度入試で約17万人の志願者を集め、志願者数全国1位となった人気大学だ。ここ10年、2025年を除いてずっと1位を続けているというから、その人気ぶりはすごい。

そんな近畿大学の案内板を見て、私が気になったのは英文表記の「Kindai University」だった。

「あれ? 近畿大学なら、Kinki Universityじゃないの?」

私は近畿大学の英語名は普通に「Kinki University」だとに思い込んでいた。「Kindai University」だと、「きんだい だいがく」になるよね?

日本語でいえば、「馬から落馬する」とか「骨を骨折する」のような、ちょっとした重複表現に見えてしまった。

気になったので、帰ってから調べてみた。


すると、近畿大学は10年前の2016年4月から、英文名称を「KINDAI UNIVERSITY」に変更していた。青い案内板もよくみれば訂正されているのがわかる。

では、なぜ「Kinki University」ではなく「Kindai University」なのか。
大学のニュースリリースには、その理由がこう説明されている。

英語で「Kinki」と発音すると、「KINKY」(風変わりな、という意味)と聞こえる場合があり、海外の学生が留学先として近畿大学を選ぶ際の阻害要因になる可能性があったため、以前から名称変更を検討していたという。

なるほど。

日本人にとって「近畿」はごく普通の地名だが、英語圏では「Kinki」という響きが、ちょっと別の意味に聞こえてしまうことがあるらしい。

東スポWEBの記事では、「KINKY」は「性的に異常」とか「変態」といった意味だと紹介されていて、実際はこちらのニュアンスの方が強いんだろう。

グローバルでのイメージを考えれば、「Kinki University」ではなく「Kindai University」と名乗るのは、当然の選択だったのかもしれない。

そして、ふと思った。

「Kinki Kids」も、英語圏の人からすると、ちょっと違う意味に聞こえてしまうのでは? ……と思ってしまったのは、私だけだろうか(笑)。

ちなみに私は、1960年代に結成されたイギリスのロックバンド、The KINKSのファンである。

こちらの「KINK」という単語にも、現在では「型破りな性的嗜好 (フェティシズム、BDSMなど)」といった意味があるらしい。昔は「変わり者」のような意味しかなかったのに。。。

和歌山で何気なく見つけた一枚の案内板から、最後は自分の好きなロックバンドまで「KINK」の意味に行き着いてしまった。こういう寄り道もおもしろいなぁ。

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