「無料」になると急に欲しくなる?小6の息子に「ゼロ価格効果」について説明してみた!
突然ですが、こんな2つのお菓子があったら、どちらを選びますか?
🍫 A:ちょっと高級なチョコ
通常200円 → 100円
🍫 B:普通のチョコ
通常100円 → 0円
どちらも、
「100円安くなった」
という点では同じです。
でも……
「無料!?」
と言われると、Bがものすごく魅力的に見えませんか?😂
100円が50円になっても、
「50円か」
くらいなのに、
50円が0円になると、
「無料ならもらおう!」
となる。
たった50円の違いなのに、「0円」には何か特別な力があるように感じます。
実は人間は、
無料になったものを、とても魅力的に感じやすい
ことがあります。
これを、
🎁「ゼロ価格効果」
と呼びます。
今回は、スーパーやネットショッピング、ゲーム、そしてお金の使い方にも関係する「無料」の不思議について見ていきます。
🎁 ゼロ価格効果って何?
ゼロ価格効果とは簡単にいうと、
値段が0円になると、その商品やサービスの魅力を強く感じやすくなること
です。
たとえば、
🍪 クッキー 100円
なら、
「100円払って食べたいかな?」
と考えます。
でも、
🍪 クッキー 無料!
となると、
「無料ならもらおう!」
となりやすい。
ここで面白いのは、
もともとクッキーが欲しかったかどうか
です。
100円なら買わなかった。
50円でも買わなかった。
でも0円なら欲しい。
商品の中身は変わっていません。
変わったのは値段だけです。
しかも、
1円ではなく0円
になったところで、私たちの感じ方が大きく変わることがあります。
🍦 「10円」と「無料」は、たった10円の差?
アイスクリームで考えてみます。
🍦 アイス 10円
安いですよね。
では、
🍦 アイス 0円
だったら?
「無料!もらう!」
となりそうです😂
金額の差は、
たった10円。
でも心理的には、
10円 → 0円
には大きな違いがあります。
10円なら、
「買うか、買わないか」
を考えます。
0円なら、
「とりあえずもらおう」
になりやすい。
0円になると、
「お金を失う」
という心配がなくなるからです。
😱 お金を払うと「失敗した」がある
たとえば、知らない味のお菓子が100円で売られていたとします。
「おいしいかな?」
「まずかったら嫌だな」
と考えます。
100円払って、
「まずい!」
となったら、
「100円損した……」
という気持ちが残ります。
でも無料だったら?
食べてみて、
「まずかった😂」
となっても、
お金は減っていません。
つまり無料になると、
「お金を払って失敗する」
という心配がなくなります。
以前紹介した「損失回避」ともつながっています。
人間は損を嫌います。
0円なら、お金については損する可能性がなくなる。
だから「無料」は、とても魅力的に感じやすいんですね。
🎮 ゲームの「無料」も身近
子どもにとって身近なのが、
🎮 基本プレイ無料
のゲームです。
「無料ならやってみよう!」
と思いやすいですよね。
もし、
「ゲームを始めるのに500円必要です」
と言われたら、
「面白いか分からないし、やめておこうかな」
となるかもしれません。
でも、
0円
なら始めやすい。
これはサービスを提供する会社にとっても大きなメリットがあります。
まず無料で遊んでもらう。
そしてゲームを気に入った人の中には、
🎨 キャラクターの衣装
🎁 アイテム
🎫 シーズンパス
などにお金を払う人もいます。
「無料だから悪い」ということではありません。
無料で十分楽しめるゲームもあります。
ただ、
「無料なのに、会社はどうやってお金を稼いでいるんだろう?」
と考えてみると、ビジネスの仕組みが見えてきます。
📱 「無料アプリ」はどうやって儲けている?
スマートフォンには無料のアプリがたくさんあります。
ゲーム。
SNS。
動画。
ニュース。
便利なサービス。
でも、アプリを作るにはお金がかかります。
👨💻 作る人の給料
💻 コンピューターやサーバー
🔧 アプリの更新
📢 宣伝
それなのに利用者は0円。
では、会社はどこからお金を得ているのでしょう?
たとえば、
📢 広告
💰 有料プラン
🎮 ゲーム内課金
🛒 商品やサービスの販売
など、別のところから収益を得る仕組みがあります。
つまり、
利用料金が0円
と、
誰もお金を払っていない
は同じではありません。
ここは金融やビジネスを考えるうえでも面白いところです。
🚚 「送料無料!」は本当に無料?
ネットショッピングでよく見るのが、
📦 送料無料!
です。
「送料無料なら、こっちで買おう!」
となることがあります。
では、
A店
商品 2,500円
送料 500円
合計3,000円
B店
商品 3,000円
送料無料!
だったら?
払う金額は、
どちらも3,000円。
それでも、
「送料無料」
という言葉に魅力を感じることがあります。
だから買い物では、
送料が無料か
だけではなく、
結局いくら払うのか
を見ることが大切です。
🛒 「あと1,000円で送料無料!」の魔法
さらに面白いのが、こんな表示です。
🛒 現在のお買い物金額 4,000円
📦 あと1,000円購入すると送料無料!
送料は500円。
すると、
「送料500円を払うのはもったいない!」
と思って、
1,000円の商品を追加する。
そして、
「送料無料になった!得した!」
となる。
でも計算してみます。
そのまま買うなら、
4,000円 + 送料500円
=4,500円
1,000円の商品を追加すると、
5,000円 + 送料無料
=5,000円
500円多く払っています😂
もちろん、追加した1,000円の商品が本当に必要なら問題ありません。
でも、
「送料を無料にしたい!」
という理由だけで必要のないものを買ったなら、
無料にするために、お金を多く使った
という不思議なことが起こります。
💰 「無料でもらえるポイント」なら得?
ポイントにも似たことがあります。
たとえば、
「あと5,000円買えば500ポイントプレゼント!」
と言われた。
すると、
「500ポイントもらえるなら、あと5,000円買おうかな」
と思うことがあります。
でも、本当に欲しいものがなければ、
500円相当をもらうために5,000円使う
ことになります。
もちろん必要な買い物をまとめるなら、お得になる場合もあります。
大切なのは、
「500ポイントをもらえる!」
だけを見るのではなく、
そのために自分はいくら使うのか
を一緒に見ることです。
📈 投資にも「無料」が増えている
最近の投資サービスでも、
「手数料無料」
という言葉を目にすることがあります。
手数料が安くなることは、投資する人にとってうれしいことです。
たとえば同じ商品を同じ条件で買えるなら、コストは低い方が有利です。
でも、
「無料だから良い投資」
とは限りません。
手数料が0円でも、
よく分からない商品を買って損をしたら意味がありません。
投資で一番大きく動くのは、
買ったものそのものの価値
だからです。
だから、
「手数料0円!」
を見たときにも、
「無料だから買おう」
ではなく、
「そもそも、これは自分が買いたいもの?」
と考えることが大切です。
🤔 「無料なら、とりあえずもらう」は得?
街を歩いていて、
🎁 無料プレゼント!
と言われた。
「無料ならもらおう!」
となる。
でも家に帰ったら、
使わない。
机の上に置いてある。
邪魔になる。
最後には捨てる。
こんなこともあります😂
お金は払っていません。
では、本当にコストは0でしょうか?
持って帰る時間。
置いておく場所。
整理する手間。
捨てる手間。
お金以外のコストがかかることもあります。
「0円」と書いてあるのは、
価格が0円
という意味です。
自分にとっての負担がすべてゼロ
とは限りません。
💡 「無料だから欲しい」のか、「欲しいものが無料」なのか
ここが今回、一番大切なところです。
A:
「これが欲しかった!」
↓
「しかも無料だった!」
これはうれしいですよね😊
一方、
B:
「別に欲しくなかった」
↓
「でも無料だからもらおう!」
これは少し違います。
どちらも0円です。
でも、
欲しいものが無料
と、
無料だから欲しくなった
では順番が逆です。
買い物でも、アプリでも、サービスでも、この違いを考えてみると面白いと思います。
🧠 「無料」を見たら、その次を考えてみる
「無料」という言葉は、とても強いです。
🎁 無料プレゼント!
📦 送料無料!
🎮 基本プレイ無料!
📱 初月無料!
💰 手数料無料!
見るとうれしくなります。
そして実際、本当にお得な「無料」もたくさんあります。
だから、
「無料は怪しい!」
と考える必要はありません。
ただ、
「無料だ!」
で判断を終わらせず、その次を少し考えてみる。
「無料になるために、何か買う必要はある?」
「無料なのは、いつまで?」
「その後はいくら?」
「会社はどこで利益を出している?」
「そもそも自分はこれが欲しかった?」
そうすると、「無料」という大きな文字の後ろにある仕組みが少し見えてきます。
🌱 0円は、ただの数字なのに特別に見える
100円から50円になる。
50円の値下げです。
50円から0円になる。
これも50円の値下げです。
数字だけなら同じ50円。
でも私たちにとって、
0円
には特別な魅力があります。
それが、ゼロ価格効果です。
無料の商品をもらうことが悪いわけではありません。
送料無料を使うのも、無料アプリを楽しむのもいい。
ただ、
「無料だから選んだ」
のか、
「自分に必要なものを選んだら、たまたま無料だった」
のか。
この違いに気づくだけで、お金の使い方は少し変わって見えます。
次に、
🎁「無料!」
という文字を見つけたら、
「ラッキー!」
と思ったあとに、
🤔「ところで、無料じゃなくても自分はこれを欲しいかな?」
と考えてみる。
0円という数字に隠れた、人間のちょっと不思議な心理が見えてくるかもしれません😊
