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66記事目 手記「父って、どこからそうなるんだろう——戸籍を読み解いてみた」

■父は「揺らがない『揺らぎ』」のある人だった■
前日譚はこちら↓

父が、どのように自身を形作っていったのか。
あるいは、作らざるを得なかったのか。
その起源を知りたくて、戸籍を読み解いてみた。
いったい、彼はどこから”そうなっていった”のか。

■ご先祖様 ※名前は架空です※■
ただし、名前のインパクトは、本当にこのレベルだった(笑)

・ひいひい爺さん:武元半次郎
・ひい爺さん  :武元武次郎 (半次郎から家督相続)
・爺さん    :武元武藏(タケゾウ)※家督相続前に戸主制度廃止
・おじさん(武藏の長男) :武元武博 (0歳逝去、太平洋戦争頃)

おぅ。「武」だらけ。
農家と聞いていたのに、この名前の強度。。。
いや、もう、お腹いっぱい(笑)。

■改製原戸籍という世界■
平成6年改正の戸籍。
さらに遡り「戸主」と書いてある。

何、これ??

江戸~明治初期まで遡るらしい。
あー、明治維新ですね、と思い出しました。

それでですね、、、

■事実ベースで読み解く■
婚姻、出生、死亡、転籍、除籍・・・etc。
すべてが淡々と記録されている。
でも、三男や、六男が抜けている。
日付の並びも現代と違う。
読み解くと、その家の構造が立ち上がってくる。
探偵みたい(笑)。

■武元武次郎から年表を作ってみた■
そうすると、いろいろ見えてきた。
明治なのに、今の”授かり婚”みたいな届出の日付
・兄弟のうち、1人だけ名付けの法則が違う
・出生届と死亡届が同日(出しかも出生3か月後)
・出生届は、みんな曽祖父なのに、1人だけ祖母が届け出ている。
・日付の並びが現代と全く違う。

明治、大正、昭和、平成、令和。
時代を跨ぐと、戸籍の意味も変わってくる。

それで、父の家族は、というと。

■父の背景■
父の姉兄弟(※架空名※)
・長女:好乃 (0歳逝去)
・長男:武博 (0歳逝去)
・二男:広之 (85歳逝去)
・三男:吉之
・四男:隆
・五男:則之

まず、父だけ名付けの法則か違う。
そして、祖父・武藏は、父の誕生と同時に、
戸主・武次郎籍から抜け、新しい戸籍を編纂している。

父は色んなものを期待されていたのかもしれない。
いや、それよりも———
武元武藏の家族の”新しい象徴”だったのかもしれない。

まあ、想像なんですけどね(笑)

加えて・・・・。

■又聞きで知っていたこと■
・父が祖父母に可愛がられていた
・ひとりだけ短大卒業など、優遇されていた
・祖父の遺産相続で、二男三男に白紙委任状を書かされた

ただ、父から直接聞いたことはなかった。
だから、私は、誤読していた。

■本質■
父はただ、
・結婚前の家族の揺らぎ。
・結婚後の家族の揺らぎ。
・妻の揺らぎ。
・時代の揺らぎ。
これらを、言葉なしに受け止めていただけだった。

流されたわけでもなく、
淀んでいたいたわけでもなく、
諦めていたわけでもない。

ただ、
『揺らぎ』を抱えたまま、在ることを選んだ人。

■父は「言葉がうまくない」■
こう書くと、なんか凄い人みたいですが(笑)
先日の電話。

私「病状説明の日、父さん何時に行くの?検査あるでしょ?」
父「12時からだから、それに間に合えば大丈夫だ」
母「そうじゃなくて、お父さんが何時に病院行くのかってことよ。」
私「父さん自身の検査は何時?」
父「9時に行こうと思ってるんだわ」

■答え合わせ■
父が一言だけ
「まあ、ぱんだは12時でいいよ」
を言えば、母もヤキモキしなかったのではないか。

父は他人を優先するOSなのだ。
自分事は後回し。
まず、相手があって、自分なのだ。

母はこのOSに気づいていないから、
結婚後にずっとヤキモキしていたように見える。

私が母を誤読している可能性もあるけれど(笑)。

そんなことを考えながら。

■Switch2のマリオ■
夜な夜な4歳双子のために、ステージを進める激甘の私でした。

さて、病状説明まであと少し。

父の来歴についての仮説を話すかどうかは、父に聞いてみようと思います。


今回もお付き合い頂き、ありがとうございました。


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