『JUNK WORLD』、遅れてきた私の世代映画
世代映画が所謂スターウォーズやハリーポッターといった
・思い出補正のかかった
・リアタイで経験した
・その時代の価値観・ムードを反映した
・シリーズ物、何部作構成
作品だとすると、残念ながら社会人になってから映画にハマった私には世代作品が無い
自論ですが、大人になってからその手の映画を初めてシリーズを通して観ると、不思議とハマりづらいもので、作品として好きでもどこか熱が欠けている好きで留まってしまう気がする。作品は観たタイミング、その時の自分の段階によって感じ方・評価が変わってくるもので、世代映画には世代映画としての鮮度があると思う。
そんな時にJUNKシリーズに出会った。3部から成る長編ストップモーションカルト映画(自分的に)。
4年前に1作目『JUNK HEAD』が公開されて、なんといっても、7年かけてほとんど一人で作り上げたという堀貴秀監督の存在そのものが、この作品の圧倒的な核な気がした。
最後のエンドロールは全てのクリエイター、映画好きの胸が熱くなる延々と流れる堀監督の名前。全部俺。全部堀。完膚無きまでの堀に笑ってまう。
JUNK1作目から4年が経ち、6月中旬に2作目が公開されて、映画館で観てきた。
2の上映回数や会場の少なさにちょっと驚いた。まあそれもそうか、万人受けはしないというか、大分攻めた映画ではあるか。
だからなのかは分からないけど、久々に映画館で観客の一体感を感じれた気がした、同じ場面でクスっと笑ったり、エンドロールが終わるまで誰も離席しなかったり、言葉にしたら取るに足りない事だけど、作り手との距離も、観客同士の空気も、人を笑顔にさせる何かを纏っていた。
海外にも公開されているようだけど、ゴニョゴニョ版(字幕版)の音声は、日本人にしか気づくことが難しそうな遊び心が散らばっていて、1人でこのような世界観のある映画を創り上げたのも感服だし、それを2の言葉の遊び心によって「これが日本のカルチャーだ」みたいな、そのような心を感じられて、1とは違う胸熱を感じれた。
後個人的に、filmarksをやっていて、1のレビューを書いた後にフォロワーである大学時代のカルト映画好きな友達がコメントしてくれて、2を一緒に観れたことも嬉しかった。会うのは5年ぶりだった。
初めて続編がこんなに楽しみな映画ができた。
いつか思い返した時に、多分立ち位置的に誰かの『ハリーポッター』と近しい意味合いが含まれる映画となっていると思う。
