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Vol.5:カーボンニュートラル達成に備える!!そもそも目標は?/「住の教科書」緑no+e 環境対策編 第一章:太陽光発電・蓄電池・V2Hって必要?


緑no+eはSDGs・環境・健康について考える
「住の教科書」


今後の記事の予定や構成は下記をご確認ください。


カーボンニュートラル達成目標の一つ

日本の未来のエネルギー問題の解決策として

VPPを通じて個人が電気をシェアする時代が来るかもしれない!!

その準備として、今から発電設備や蓄電設備の設置を検討しよう!!

でも、そもそもカーボンニュートラルってどんな目標を掲げてるの?

色んな分野で様々な対策がされてますが、全体的な目標や各部門の目標を確認することでも新しい発見があるかもしれません。

私たちが快適に安全に暮らす為に必要なことかもしれないので、一緒に確認してみましょう。



●日本のカーボンニュートラル達成目標

日本は「2050年」に温室効果ガスの排出量を実質0にするという目標を掲げています。

なので、私が書いたVPPの時代やEV車の時代などは遅くても2050年には来ている可能性がありますね。
あと26年・・・これだけあれば、暮らしの変化は訪れそうと思えます。

ちなみに、26年前ってどんな時代だったのか?

26年前の1998年ってギリギリまだガラケーが一般化していない時ですね!
携帯電話自体はショルダーフォンと言って、1985年に販売はされてましたが、重いし大きいしに全然普及しなかった。

ガラケーは1999年から、実際に私も2000年か2001年からガラケー持ってましたね。

2009年からはスマートフォンの販売開始!!
一般に販売されてから、24年後には今のスマートフォンと同じような形になって、今では1人1台はスマホを持つのが当たり前の時代ですよね。

利便性が非常に高いからこそ、このスピードで普及したのかもしれませんが、ある意味技術の発展スピードの象徴とも私は言えると思います。


目標は2段階で設定されている

2050年には実質0にするということですが、その前の2030年にも目標が設定されています。

2030年時の目標→2013年時と比べて、温室効果ガスを46%削減

これを見ると「う、うーん?そんな急に減らせるのか?」と不安にはなります。

実際カーボンニュートラルを宣言したのは2020年の10月です。
少し前から温室効果ガス対策していたといってもほんの一部だけでした。
なので、2020年から2030年の10年間で46%削減を達成するつもりなのかなぁ?

こういった目標を達成する時って、3つのパターンが考えられると思うんです。

自作の図

(わかりにくい図で申し訳ない)
①一定の速度で目標達成
②途中から急激に伸びて、最後に加速して目標達成
③初めに急激に伸びて、後から失速するけど目標達成

どのパターンに当てはまるのかを考えた場合

2020年時点では達成率が22%程度だった模様

環境省 脱炭素ポータルより引用

2030年の目標に関しては、上のグラフでいうと①のパターンでゴールを見据えていると思われます。
2020年の22%ということを考えた場合は①か③に近いパターンなんですよね。

実際にカーボンニュートラルを宣言したのは2020年の10月でした。
調べてみた限り2023年時点での達成率というのは見つかりませんでしたが、宣言してからの方が伸びが悪いっておかしいですよね。

カーボンニュートラルを宣言し始めてからの日本企業では、様々な企業がカーボンニュートラル達成に向けての取り組みを発表していたり、宣言されてから脱炭素に関しての動きを積極的に行うようになりました。

なので、色んな過程をすっ飛ばして私が考えている、日本のカーボンニュートラル達成率の推移は、
2030年、2035年を目途に60%~70%ぐらいまで達成している可能性もあるんじゃないだろうか?
なので、③のグラフのように伸びるのではという予想です。
それぐらい、今の技術の進歩は素晴らしいと思っています。

では、実際に各部門はどのような方法で目標達成するための課題が与えられているのか?


産業部門(工場等)

上記の表で言うと
2013年→2030年で38%の削減目標
2020年時点では23%削減達成!!
あと15%ってもうすぐ達成できそうなのでは?

と思ったら、削減していた理由は「コロナショック」が影響してました。
コロナが原因で2020年度の製造業の稼働が落ちたことが原因で、エネルギー消費量が減少。

環境省 脱炭素ポータルより引用

このグラフ細かいから難しいけど・・・
ざっと目を通すと、大きく影響力のある部分を切り抜くと

①産業用モーター・インバーターの導入
②コージェネレーションの導入
③低炭素工業炉の導入
④高性能ボイラーの導入

全体を通して、新しい発電・発熱技術の導入が必要になりそうですね!!
実際に検討されている方法としてはこの通り

経済産業省資源エネルギー庁 より引用

電力部門も見えてますが、産業部門を考えてみると
やはり「水素」か・・・
あと、アンモニアやバイオマス活用も視野に入れてますね。
また、CO2を吸収するコンクリートの開発。これはちょっと聞いたことがあるかも。
また、光触媒を利用した人工光合成ですね。
車もエネルギー部門(電力部門)もですが
「水素」というのは日本でかなりキーワードになってきそうな感じがしますね。

余談ですが
製造業でカーボンニュートラル達成の為の貢献をするには
DX化が必要だろうなと思います。
現場に直接出向かないでも、現場の状況を把握できるようにするだったり、エネルギーコストの削減に大きく貢献できると考えてます。
また、私たち建築業界が一番考えるべきことですが

「ライフサイクルアセスメント」
原料の入手から廃棄処分するまでの環境負荷というのが、ちゃんと見えているのかどうか?
関わる人が多ければ多いほど考えるのが難しいですが、意識することで新しく見えてくることもあるんじゃないでしょうか?

話が若干それました!!
製造業や工場のカーボンニュートラルの重要性などは、下記のHPで詳しく解説されているのでまたご覧ください。

水素の技術が向上すれば
水素ボイラーだったり、水素工業炉だったり、水素コージェネレーションみたいなものが開発されるのでは?
水素ばっかりになっちゃう?


業務その他部門(商業・サービス・事務所等)

私の本業建築業も関わってる部門ですね。
(製造も関係はしてますが)

こちらもコロナの影響で2020年には削減できているようです
2013年→2030年で51%の削減目標
2020年時点では23%削減達成!!
でも、こちらの方がもっと頑張らないといけないですね。

脱炭素ポータルより引用

目立つのは・・・
①省エネルギー設備(トップランナー基準)の性能向上
②BEMSの導入でCO2の管理
③高効率照明の導入(←LEDに変えよう)
④建物の省エネルギー化

これらは一つ一つが600万トン以上のCO2削減につながるとされています。
③は照明をLEDに変えるだけなので、今すぐやろう!!って感じですよね。

②はBEMSを導入すれば良いとして、①がハードルありそうです。

④はちょっと勘違いされがちですが、断熱性を高めるだけで省エネだ!!って思ってるとアウトです。
実際にどんな取り組みを国としては検討しているのか?

経済産業省資源エネルギー庁 より引用

この表だと民生部門ですね。
電化・水素化・メタネーションの3つ
電化は簡単ですねオール電化やZEB・ZEHの普及について
正直着々とZEHやZEBについては普及し始めていると思っています。
ZEHやZEBについては別の記事でお話しますが、簡単にいうと
創るエネルギーと消費するエネルギーが±0の住宅!!

この住宅については義務化が予定されてますので、建築会社側も達成するもの、達成できるものだろうって認識で頑張ってます!!

ただ、問題として私が懸念しているのは

「ZEHとかにするのに断熱性を高めて、太陽光設置して、省エネな設備を付ければ達成できてしまう。」(最悪太陽光無しでもOK)
って思っているだけのメーカーさんだと危ないなと思っています。

数字だけを達成しようとするあまり、安易に考えていると思わぬ失敗につながるってことです。
別の記事で詳しく説明する予定ですが
高性能なZEHやZEBを建てても、その建物の寿命って短くない?
建て方に気を付けて!!
これだけ気にして欲しいなって思います。


家庭部門を先に確認

脱炭素ポータルより引用

さっきの業務その他部門とかと被ってきてるんですよね。

住宅の省エネ化だったり、ZEH・ZEB化だったり
高性能照明の導入だったり・・・
新たに追加されているなぁと思うのは

・HEMS、スマートメーターの導入でエネルギー管理の実施です
住宅に関することなんですが
省エネルギー化+HEMSなどの導入
日本の住宅としてはやはりスマートハウス化を目指しつつ、VPP社会を視野に入れているとしか思えてなりません。


これからの時代の流れ

運輸業やエネルギー転換については、先の章で説明した通りです。

注目されているのはやはり
電化水素化ですね

アンモニアをエネルギーにすることも注目されていますが、カーボンニュートラルの達成向けて進めていく技術は電化と水素化
それに伴う蓄電技術の進化ですね

水素の扱いに関しては、現在日本は進んでいると思いますが
電化と蓄電技術に関しては日本よりも海外の方が進歩が目覚ましい状況です

6年後の2030年カーボンニュートラル目標に向けてまだまだ加速していく未来が見えてきませんか?

新しい時代がいつ来るのか?に関して
水素技術は未発達の状態です。
日本が先を進んでいるとはいえ、こちらの普及は時間がかかるかもしれません。
ですが、電化に関しては既にある技術で充分対応可能なのです!
カナディアンソーラーやHuawei、ハンファやQセルズなど有名な太陽光や蓄電池の会社があります。
風力発電の技術に関しても既に様々な国で主要電源として取り上げられています。
水素よりも電化の方が先に大きく普及の第一歩を辿るのではないでしょうか?

水素よりも先に「再生可能エネルギーの時代」が始まるのであれば、私たちは今のうちに発電設備・充電設備を揃えておくことで未来に備えられると考えています。


〇まとめ

「太陽光パネル・蓄電池・V2H」は付けた方が良い!!
私が結論づけている理由は以下の通りです。

全てはカーボンニュートラルの影響
カーボンニュートラルビジネスの発展によるものである!!
将来の可能性を推測すると

①電気代の高騰(50円/kWhまで上がるかもしれない)
②資材・設備の高騰(需要と供給のバランスが崩れる)
③車やエネルギー・産業全体が電化の時代を迎えるかも
④電化の時代の後に、水素の時代がくるかも
⑤VPPの時代が到来し、電気をシェアする時代がくるかも

この5つです。
私は賃貸アパートやマンションなどの集合住宅でも、電気自動車が充電できたりする時代。
屋上やバルコニーの壁面に太陽光発電が取り付けられる時代が来ると思っています。

今から家を建てる人はもちろんですが
今、持ち家戸建てにお住まいされている方
逆に大家さんとしてマンションやアパートの建設を考えている方
現在お仕事で利用している事務所にも、私は設置できるのならしてもいいのでは?と思っているぐらいです。

暮らしをより快適に、さらに生活の質が向上するよう作成しているのが
この「住の教科書」です。

住宅というのは買う・売る・借りる・貸すというものではありません。

住宅は「暮らす」為のモノです。

作成には時間がかかるかもしれませんが、応援していただけると嬉しいです。


以上です。
参考になりましたか?

次回は
【緑no+e 環境対策編 第一章:太陽光パネル・蓄電池・V2Hって必要?】
Vol.6:太陽光発電って元は取れる?危なくないの?
仕組みや費用対効果・メリットデメリットを解説

に続きます!

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