2026年3月26日
昨日までの風や波が嘘のように、朝から穏やかな天気でした。
ついに、島を離れる時がきました。昔の教え子たちが手渡してくれた紙テープを握り、出航を待ちます。
時間になり、船が動き出します。手にした紙テープが、するすると伸びていきます。
船が岸を離れるにつれて、その長さはさらに伸びていきました。
合図とともに手を離すと、紙テープは海の上を漂います。
汽笛が鳴り、船はゆっくりと島を離れていきました。
二度目の島での生活が終わりました。
前回この島を離れたときは、「いつかまた戻ってくる」という思いが強くありました。しかし今回は、そうした気持ちはありませんでした。「やり切った」という思いが、自分の中にあるからだと思います。
年齢的に、もう島で働くことはないでしょう。それでも、不思議と悲しさはあまりありませんでした。この一年で、かつての教え子や島の友人との絆を改めて実感できたからです。
離れても、つながっている。
そう思えます。
この素晴らしい体験を胸に、私は前に進みます。
