【ちょこっと松山】ここはシチリア?興居島イイよ!
今回、松山の旅で『これは!』と驚かされたのが興居島(ごごしま)。
ご存じの通り、愛媛県は瀬戸内海に面しているので、松山観光のついでに足を延ばせる小さな島々がいくつもあります。当初は島を訪れる予定はなかったのですが、スケジュールを前倒し&変更し、松山から一番近いこの興居島で1日を過ごすことに。これが大正解!
松山から一番近い島
興居島へ渡るフェリーは、高浜港から出ています。高浜港へは、伊予鉄道の松山市駅から電車で約20分。高浜駅の目の前がすぐ港になっており、電車とフェリーの時刻がリンクしているらしく、乗り継ぎのタイムロスがほとんど無いみたい?これは便利!
高浜港から興居島までは、フェリーでほんの15分。島には泊港と由良港という2つのフェリー乗り場があり、高浜港からの便は1日合計14便も運航しています。港に着いたタイミングで、乗れるフェリーに飛び乗ってしまえば大丈夫という気軽さじゃないですか?(由良港へも約10分で到着)
基本的に、トラベリンゴージャス®の旅の足は公共交通機関&タクシーなのですが、今回は専属ドライバー(兼たまにカメラマン役の夫)がいたため、松山市内からレンタカーでそのままフェリーへ乗り込みました。
いつもの“おとな女子旅スタイル”で車なしの場合でも、島にはレンタサイクルがあるのでご心配なく。ただし、借りるなら絶対に電動自転車を!当日現地でも借りられますが、確実に電動を押さえるなら事前予約がマストです。
絶品:しまうどん
泊港の周辺は静かで、何もないと言っていいほどのんびりした雰囲気。まずは島をぐるりと囲む海沿いの道路をドライブです。
この日は宿を出たのが10時頃とゆっくりスタートだったため、由良港の少し手前にある、本日のランチ処としてチェックしていたお店:島うどんを見つけた時には、11:30近くになっていました。
海が目の前にあるその小さなお店は、店内に4人がけテーブルが2つとカウンター数席、外には6人掛けほどのテラス席が4つ。地元の方にも大人気で、お昼には大盛況になるため、早めランチが鉄則です!
コチラの名物【しまうどん】には、興居島で採れた天然のワカメと、名産品のひじきを甘く炊き、さらに甘みを加えた衣でカラッと揚げた大きな【ひじき天】がででーんと2枚も乗っています。これが絶妙に美味しい!単品でビールのお供にしても最高だと確信する美味しさ!今回の専属ドライバー(夫)も絶賛!私は温玉トッピングして、ペロリと完食。ちなみに、お肉+天ぷら+ひじき天の全部乗せ【海賊王うどん】も人気のようです。美味しゅうございました!
それにしても、目の前に広がる松山の海の穏やかなこと!子供の頃、波の荒い房総(特に外房)での海水浴が恒例行事だった身としては、嘘みたいに波が立たない海に驚くばかり。ここはプールかい?というくらい透明度が高いし、波は小さく穏やかだし。しかも、深い場所は絶妙なブルーグリーン。
『ここは本当に松山かい?』
『(キレイな海を求めて)沖縄まで行かなくても良いじゃない?』
と口に出して行ってしまったほど。
ちょうど数日前(当時5月中旬)、『沖縄はすでに国内外からの観光客で大めちゃくちゃ混雑している』という話を聞いたばかり。それに比べて興居島は、空いていて、観光客が少なくて、独特の島時間をゆるりと楽しめる、まさに超穴場じゃない?オーバーツーリズムとは無縁のこの静けさと美しさこそ、おとな女子が求める真のGORGEOUSな体験じゃない?
もちろん、真夏のハイシーズンには激混みするのでしょうから、おとな女子旅のベストシーズンは、GW後から夏休み前、あるいは台風シーズンが終わった秋頃が狙い目ですかね?
珈琲愛たっぷり
島うどんのお店からは、1分も車を走らせれば由良港。こちらの方は開けていて、島民の皆さんの生活を支えるお店もありました。
由良港の目の前にあるのが、お洒落なコーヒー屋さん【Cotton Jhon Coffee】。事前にチェックはしていましたが、予想を遥かに超えるNice Coffee Shop!
珈琲を愛してやまないオーナーのこだわりで、豆のラインナップが超マニアック。店頭のガラスケースに並ぶ各産地の豆を見るだけで、もう美味しそうなのです。当然、淹れていただいたコーヒーは格別の味わい。
松山出身のオーナーは、松山で20年、東京(しかも吉祥寺!納得のセンスです)で20年暮らした後、この興居島にお店を開かれたとのこと。看板ロゴやオリジナルTシャツなど、あちらこちらに抜群のセンスが光っていました。ラッキーなことに素敵なステッカーまでいただいてしまったので、早速スーツケースに貼ろうと思います。
由良港エリア
由良港には他にも見所がいっぱい。2025年にオープンしたばかりの【島の駅 ごごしま】では、興居島の農産物や特産品がずらり。みかんの飲むゼリー、フィナンシェ、あられ、みかん醤油など、お土産探しにぴったり(由良港でのレンタサイクルもこちらで扱っています)。
ここで絶対に外してはいけないモノがレモンジェラート!晴天の下、キレイな海を愛でながらこのジェラートを一口食べれば、『ここはシチリアかい?!』と思うはず。
長時間飛行機に乗って、はるばる南イタリアまで行かなくたって、もうここで十分かも?
『70代、80代になって、海外旅行が少ししんどくなったら、私たちにはこの島があるじゃない!』
と、本気で思ったワタクシです。
フェリー乗り場の隣にあるAコープ由良店も、地元の人向けのスーパーだけど、その分、覗いてみると掘り出し物に出会う確率大。どこでもそうだけど、ローカルスーパーを見て回るのは本当に楽しいよね~。
ルート195
御親切に、珈琲屋さんのご主人が、地元の方ならではの絶景スポットをあれこれ教えてくれたので、そこを網羅していくことに。
細い岩階段を登って行った先の神社の、倒れた木から新たな木が生えてきている神秘的な光景。島の反対側にある長閑な漁港。両側の海を一度に見渡せる峠。美しい夕日が見られる峠。対岸に山口県を望む景勝地。そしてヘアピンカーブの先にある峠。
島道は、海沿いの平坦な道だけでなく、峠を越えてはまた峠、といううねうねした山道の連続。途中には『まるでモナコGPじゃない!』と突っ込みたくなるようなヘアピンカーブもあり。事実、帰りのフェリーに乗る頃には、うちのドライバーはすっかり疲弊してクタクタになっていたほどです。
超インドア派のアラカンとしてのリアルな体感をもとに、おとな女子に最も現実的で快適なスケジュールを提案するとしたら、
高浜港から泊港へ(島の“何もない感じ”を楽しむには泊港着が良い)
泊港からレンタサイクルで由良港方面へ向かう
由良港手前でランチそして珈琲タイム(+ジェラートもあり)
由良港の少し先まで(行けるところまで)サイクリング
由良港へ戻りお土産など買い物(珈琲もう1杯またはジェラートも)
由良港からフェリーで高浜港へ
これがベストアンサーかな~?峠を超えて島の反対側へは、アラカン女子には電動自転車でもちょっと厳しいんじゃないかな~?
ちなみに、興居島には、四国八十八ヶ所巡りのミニチュア版ともいえる「島四国」が点在していて、島内の88か所全てを巡ると、本家の四国八十八ヶ所巡りと同様のご利益があると言われているんだとか。
また、残念ながら今回立ち寄れなかったけれど、興居島初のマイクロブルワリーのビールも美味しそうだった!民泊やゲストハウスも続々出来ている様子なので、2泊くらい島時間を堪能するのも、ありかも?そうです、シチリアでのバカンスの代わりに、連泊でいいじゃない?笑
松山への帰路
泊港、由良港、それぞれにフェリーの発着時刻があるため、時間的に都合の良い港から帰るのがスマート。2つの港は車なら10分弱、自転車でも20~30分の距離。どちらを利用しても料金は同じです。今回は泊港から帰る予定が、ちょうどフェリーが出た直後だったため、由良港へ向かって帰路につきました。
ということで、おとな女子の松山旅、旅程の1日を興居島トリップに充ててみては?興居島イイよ~!心からおススメします!(※水曜定休日のお店があるので注意)
おまけ①『バイバイ カンチ』
高浜駅から伊予鉄で松山市方面へひとつめ、梅津寺(ばいしんじ)駅は、ホームの目の前に瀬戸内海(伊予灘)が広がる非常に美しい景色から、『日本一海に近い駅』のひとつとして人気があります。
更に、私たちアラカンおとな女子にはドンピシャの、ドラマの聖地でもあり。『東京ラブストーリー』の最終回で、赤名リカがハンカチを結びつけた柵、あれはこの駅なのですよ。1991年のTVドラマだけれど、今でも訪れるおとな女子旅人が少なくないそう。オンタイムでドラマを見ていた方なら、この駅のホームの景色を見た瞬間、あの主題歌のサビ部分が頭の中で鳴り出すんじゃないかなぁ。
おまけ②港は美味しいモノであふれている
梅津寺駅から松山市方面へ更に2つ先(高浜駅から3駅目)の三津駅で降りると、昭和初期や大正時代の建物が数多く残る港町:三津浜エリアがあります。室町時代から続く渡し船があったり、レトロな街並みをぶらぶら散歩するのにピッタリ。
実は三津浜、美味しいお店が多く、地元の方が愛するグルメ地区でもあり。こちらも、Cotton Jhon Coffeのご主人が教えてくださったのですが、ちょうど松山市内に戻る道中にあるし、夜ご飯時だし、三津浜焼きという名物があるというので、立ち寄り決定。Google先生によると、このエリアはどのお店も評価は高め。厳選の末に選んだお店が、これがまたまた大正解!
【いとさん】は、昭和が残る三津浜地区の街並みに溶け込んだ居酒屋さん。お刺身など新鮮な海の幸はもちろん、天ぷらも焼き物も全て美味!もちろん、三津浜焼きも美味しかった~!広島焼とは似て非なる三津浜焼き、これはもっと知名度が高くなっても良いと思う。カウンター内を切り盛りする女将さん、厨房は息子さん(恐らく)で、アットホームな接客も心地よいお店。しかも、ふたりで満腹になるまで食べて飲んだのに(ノンアルね)、逆に『これでイイんですか?』というお会計!
女将さんによると、普段はおばあちゃんが三津浜焼き等の鉄板系を担当しているんですって(この日は体調不良でお休み)。こちらも、松山再訪の際には、ぜひまた行きたいお店です。
映像はコチラでどうぞ!
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