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「"やりみつ病"(やりたいことを見つけなきゃ病)」と向き合う -ぼくのリハビリ記録-

「やりたいことが見つからない」

過去のnoteで自分のやりたいことが分からず、大学卒業間近になって内定を辞退した話を書きました。

「やりたいことを見つけられずこのまま就職して良いんだっけ?」

そんな不安と焦りのなかで、ぼくは就職内定を辞退という選択をしました。

今思えばそれはある種の“病気”のようなものでした。

「やりたいことを見つけなきゃ」
「やりたいことがない自分って大丈夫?」

ふとした瞬間に襲われる「やりたいことを見つけなきゃ」という焦燥感。
その状態に心をすり減らしていました。

ぼくはこの状態を、「やりみつ病」(やりたいことを見つけなきゃ病)と呼んでいます。

◾️やりたいことを見つけるのが人生の正解?

ぼくたちは物心ついたときから、
「言われたことだけをやっているだけではダメ、やりたいことを見つけなさい」と言われて育ってきました。

さらにSNSでは
「やりたいことで生きるのが人生の正解」
という空気感が溢れています。

「頭で分かっていても、どうすれば良いのかわからない。」
ただ考えるばかりで焦りと不安が増していく。

当時のぼくもまさにその状態、"やりみつ病"から抜け出せなくなっていました。

もがき苦しむ中で私は決まっていた就職先の内定を辞退し過疎地域のベンチャー企業に飛び込みました。

そこからぼくのリハビリ生活が始まりました。

◾️内定辞退。そしてリハビリ開始。

私がインターンをした会社は株式会社イツノマです。

まちづくりと教育の事業を人口1万人の過疎地で行うスーパーチャレンジングな企業。

東京で20年以上まちづくりの会社を経営し、キッザニア東京やMUJI HOTELなど数々の企画を手がけた中川敬文さんが起業された会社です。

またこの会社には日本全国から学生たちがインターンに参加し、地方のまちづくりのリアルを現場で体験しています。

中川さんは日ごろ新卒や学生と話していてると「やりたいことが見つからないです」というお悩み相談を受けることが多いと言っていました。

ぼくもそのうちの1人でした。

その時に中川さんから言われた言葉が

まず、やるべきことをやり、
できることを増やし、
その先に見えてくるやりたいことをやる

中川敬文さん (株式会社イツノマ)

凄くシンプルで本質を突いた言葉。
ですがこの言葉の本質を掴むのに時間がかかりました。

最初に聞いた時は、「いや、こっちはやりたいことがわからないから悩んでるんだよ」と。
やるべきことが何なのかすら分かりませんでした。

でも、いま振り返って思うのは「やりたいこと」は“何かを全力でやっている過程で見えてくる”ものだと気づきました。

今も道半ばですが自分なりの解釈をまとめていきます。

◾️やるべきことをやる。

インターンを始めた当初本当に何も自分ができることはありませんでした。

自分がやれることは会社が運営するホテルの敷地の草刈りくらい。でもとりあえず自分にできる目の前の草刈りを本気で取り組みました。

草刈りは夏の暑さの中、地道に続く単純作業。
でもこの草刈りを「どうすれば楽しめるか」を考え、集めた草を布団カバーで包み草yogiboをつくりました。

側から見れば奇行かもしれませんが、
ゲストが夏の星空の下、草yogiboの上で寝転んだら最高の思い出になるだろうなと思い真剣に作ってました(笑)

草yogibo

つまらない単純作業も自分なりに工夫することで楽しんでいました。
残念ながら草yogiboは即行で却下されましたが(笑)

それでもつまらない単調な仕事でも自分なりにどう「楽しめるか」を見つけてみると意外と楽しかったりします。

また自分なりに楽しむポイントを見つけてみることで、「やるべきこと」に取り組む姿勢も変わります。

◾️できることを増やす。

ぼくは今社会人一年目ですが、日々やっていることといえば上司や先輩からふってくる、いわば受け身の仕事です。

やるべき大切な仕事だと分かっているけど地味で単調でつまらない。これが多くの新卒や若手社員の本音なのではないでしょうか。

ですがこのやるべきことが出来なければ、
当然できることは増えません。

「やるべきこと」を全力でやり、周囲の期待を超えるような成果を出し続ければ「できること」が増え、「やりたいこと」の解像度も上がっていくと教わりました。

今自分が「できること」は少ないですが、
目の前の「やるべきこと」に全力投球できているっけ?と日々自問自答しています。

◾️やりたいことをやる。

そしてようやく最近になってようやく分かったことがあります。

あくまでも「やりたいこと」は目的であり、手段にはなっていません。ここが"やりみつ病"の落とし穴かもしれません。

慌ててやりたいことを見つけたと思ったけど何か違う。それはもしかすると手段で選んでしまっているかもしれません。

大切なことは、普段の仕事や生活の中で「小さなやりたいこと」を見つけていくことなのではないでしょうか。

何だって良いんじゃないでしょうか。
これをやっているときは自分はワクワクしているなと思えることがきっとあるはずです。

ぼくの今「やりたいこと」はnoteを書くことです。
最近は暇さえあればnoteのネタや構成を考えています。

でも私もこの"小さなやりたいこと"に辿り着くのに相当時間がかかりました。

これまでずっと「やりたいこと」を探していて、ようやく「小さなやりたいこと」に出会えた感覚です。

最初のきっかけはインターン中に書いていたインターン日記です。
インターンをする中で感じたこと、考えたことを毎日日記に書いていました。
最初は自分の感じたことや考えを言語化できず
苦しんでいました。

ですが毎日自分と向き合い続けることで、いつしか自分の思いや考えを発信してみたくなりました。

1年前には想像もしていなかったことです。

今「やりたいこと」が見つからず焦っている人は
とりあえず目の前のことに全力で取り組んでみるのもいいかもしれません。

無理やり「やりたいこと」を見つけて夢想家になるよりも、至ってシンプルで合理的な考え方なのではないでしょうか。

◾️とりあえず、やってみる。

最近大学の後輩から"やりみつ病"の相談がありました。

1年先に大学を卒業したぼくが唯一アドバイスできるとしたら、「何かしら次の道を全力で見つけてください」ということでした。

就職でも起業でもワーホリでもバイトでも何でもいいと。

なぜなら学生という守られた身分から自力で社会を生き抜いていかないといけないからです。

ぼく自身、1年間の猶予期間をもらって過ごしてきた身なので、偉そうなことは言えません。

それでも言えるのは、とりあえず思い切って飛び込んでみることです。

場所や内容は問わず、どこでも何でも構わない。
とりあえず飛び込んでやってみる。

それこそが、今やるべきことだと思います。

知らない場所へ飛び込むことは怖いと思います。ぼくも怖かったです。

自分のどうなるかわからない未来に本気で怯えていました。

そしてやりたいことなんてないのに飛び込むなんて無謀だと。

でも今「やるべきこと」は、とりあえず何かに飛び込むことです。

飛び込んで行った先で考えれば大丈夫だと思います。

今の自分の考えでは、とりあえずの借り決めでいいので、大切なのは飛び込んだ後に「自分で軌道修正できるかどうか」ではないでしょうか。

飛び込んだ先で必ずきっかけがあると思います。

今はぼくはそう信じています。

◾️「やりみつ病」克服ステップ

最後に「やりみつ病」の克服ステップをまとめました。自戒の意も込めて(笑)

①とりあえず飛び込む。
②目の前の「やるべきこと」に全力で取り組む。
③「できること」を増やす。
④「小さなやりたいこと」をみつける。

「やりみつ病」克服ステップ

こんなこと偉そうに書いておきながらぼくも正直迷いながら日々生きています。

でもみんなもきっと迷いながら前に進んでいます。

そして迷いながら進んだ先で、やりたいことに出会っていると思います。

だからぼくは今日も前に進みます。

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