私が「長寿医学」のクリニックを立ち上げる理由 70歳でもベストスコアを狙うために
昨日、大学時代の同期とゴルフに行ってきました 。
学生時代の思い出から家族のこと、仕事の近況まで、カートの上は大爆笑の連続。気心知れた仲間との時間は、何物にも代えがたい活力になります 。 しかし、帰りの車中での会話が、私の心に深く残りました。「引退はいつ頃か考えてる?」という問いです 。 「子供が法人に入って、数年伴走したら引退かな」「そうなると、俺たちが一線を退くのは60代後半だよな」 。 そんな話をしながらふと気づいたのは、かつては「昨日のスコア」で盛り上がっていた私たちの話題が、いつの間にか「最近の健康診断の結果」にシフトしていることでした 。50代になり、私たちは人生の後半戦をどう戦い抜くか、リアルに考えざるを得ないステージに立っています 。
この豊かな時間を、20年後も続けたい
私は京都の街が大好きです。
家族や家内、大切な友人、お取引先の皆様と、馴染みの店で旨いものを食べ、酒を酌み交わし、大いに語り合う 。この豊かな時間を、10年後、20年後も変わらずに続けたいと切に願っています 。 しかし、現実には二日酔いの頻度が増え、体重は増える一方。仕事に追われ、運動に割ける時間は限られています 。
「このままではいけない」——35歳を過ぎたあたりから感じる、気合だけではカバーしきれない体の変化を、私自身も一人の人間として痛感しています 。
「生物学的年齢(biological age)」をご存知でしょうか?
医師としての私は、長年人間ドック施設の管理に携わってきました 。
そこにあるのは「早期発見」の重要性ですが、一方で、いくら早期に見つけても手の施しようがないケースや、現在の検査では発見が難しい癌の存在に、言いようのない葛藤を感じてきました 。 「病気を見つけるだけ」の医療で、本当に人生を謳歌し続けられるのか? そんな時に出会ったのが、「生物学的年齢(biological age)」という考え方です 。
これは実年齢とは異なり、細胞の状態やエピゲノム(遺伝子のスイッチ)などの指標から算出される「体の本当の若さ」を指します。 最新の医学は、もはや「病気になってから治す」のではなく、「老化そのものを科学し、コントロールする」段階に来ています 。車を車検に出して消耗品を替え、パフォーマンスを維持するように、私たちの体も最新の知見(iPS細胞やエピゲノム解析など)に基づいてメンテナンスすることで、若々しさを保つことが可能になりつつあるのです 。
長寿医療の日の出、京都から
自分と同じように、人生を最後まで自分らしく謳歌したいと願う人たちへ、正しい道標を届けたい 。
溢れる情報の海から、医師の目で選別した「信頼できる最新の健康情報」を発信し、実際の「若返りのための介入」を提供したい 。 そんな想いから、私は enso-longevity.jp というプラットフォームを立ち上げることに決めました 。これは私にとって、これまでの医療の限界を超えていくための、新しい挑戦です。 これからこのnoteでは、私が日々研究している最新論文の解説や、新しいクリニックの進捗、そして「一生現役」でいるためのヒントを綴っていきます 。 70歳、80歳になっても、一緒にゴルフ場でベストスコアを競い合える仲間を増やしていきたい。それが、今の私の願いです 。
