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8年ぶりにワンピースを1巻から読んだら、父親として号泣した

8年ぶりにワンピースを1巻から読み直したら、子供の頃とは全然違う感動があった。ナミの過去を読んで自分の娘と重ねて泣きそうになって、ルフィがアーロンをボコボコにするシーンで「マジで最高か」と声が出た。大人になってからの漫画の再読は、ただの懐かしさじゃない。親になった自分という「フィルター」が加わって、同じ作品が別の物語に見える。

宿に置いた中古の全巻が、自分への伏兵だった

うちのゲストハウスたこのすけに、ワンピースの全巻を置いていた。

中古で揃えたやつで、ゲストが読んでいいように棚に並べてあった。宿を始めてから8年。たまに手に取ることはあったけど、ちゃんと1巻から通して読んだことはなかった。

最近、寝る前の読書時間がどうもしっくりこない時期があった。活字の本を読んでいたんだけど、「なんか今夜は違う気分だな」ってふと思って。テレビ横の棚にあるワンピースが目に入って、「そういえば……1巻から読んでみるか」ってなった。

そこからがもう止まらない。

今は11巻あたりまで来た。ちょうどルフィがアーロンに勝って、ナミが晴れて仲間になるシーン。まだグランドラインにも立っていない、東の海編のど真ん中。最新刊が何巻か正確に把握していないくらい(100巻超えてるのは知ってる)、ストーリーの先を知らないまま読んでいる。

小学6年から追いかけたあの興奮が、全部戻ってきた

ワンピースとの付き合いは長い。小学6年の頃、ちょうど連載が始まったときからアニメを1話目から見ていた。漫画は持っていなかったし、ジャンプも買っていなかった。ただアニメだけ、熱心に追いかけていた。

いつしか見なくなった。ストーリーの続きがどうなったかも知らないまま、そのまま大人になった。

宿を始めたことで棚にワンピースが並んで、断続的にまた触れるようになった。でも今回みたいに「1巻から通して読む」のは初めてに近い。

読み返してみて、まず思ったのが「何なんですか、この作品」って感じ。マジで。

キャラクターが全員熱いし、かっこいい。ゾロ、ウソップ、サンジ、ナミ。一人一人に過去があって、その重さが違う。ゾロが三刀流に懸ける理由、ウソップが強がりながら戦う理由、サンジが厨房を守ることの意味。子供の頃はたぶん「すごい!」「かっこいい!」だけで消費していたと思う。

今は違う。

サンジの話を読んだとき、ウルウルきた。「あれ、これそういう話だったか……」と思いながら、気づいたら目がじんわりしていた。

ナミのアーロン編は特にやばかった。

ナミの過去を読んで、父親として崩れた

ナミの村の話を読んだとき、頭の中に自動的に長女の顔が浮かんだ。

あんな過去を持った子が、笑って仲間に航海図を描いている。子供のころに背負ったものが大きすぎて、「泣いていい、助けを求めていい」と思えなかった。そういう話を読みながら、自分の娘に置き換えたら、もうね、普通に辛くなった。

ルフィがアーロンをぶっ飛ばすシーンは、読んでいて「そうだよ、それでいい」ってなった。大人として読むと、ルフィのあの行動の意味が全然違って見える。

まだ10巻ちょっとしか読んでいない。それでここまで泣けてくる。

これ、100巻以上続いているんだよな。伏線がどんどん積み重なって、「あの時のあれがここにつながってたのか」という快感が待っている。100巻規模で仕込まれた伏線が、後になって回収される構造。だから長期連載でも人気が続く。

今もトレーディングカードが高騰するくらい愛されている。Netflixの実写版も話題になったし(まだ見ていないけど)、声優さんたちの演技も本当にいい。

これだけ愛されるのは、ちゃんとわかる気がする。

漫画も読書だと、迷わず言える

うちには今、スラムダンクの完全版も置いてある。浦沢直樹の「20世紀少年」も「MONSTER」も好きで手元にある。活字の本も読むし、漫画も読む。どっちも同じくらい面白いと思っているし、学べることも同じくらいある。

「漫画は本に含まれるか」みたいな議論、あるじゃないか。うちの答えはシンプルで、「含まれる」だ。

だから長女に対して、はっきり言っている。

「本だったら何冊でも買ってあげる。漫画でもいい。」

おもちゃやゲームは基本的に買わない。でも本は、金額を気にせず買う。そう決めている。

長女は今「サバイバルシリーズ」にはまっていて、図書館でジブリの絵本を借りてきたりしている。朝起きたら自分から本を開いて読んでいる。ゲームも、YouTubeもほとんどない生活をしているけど、それで十分楽しそうにしている。

物を作ったり、本を読んだり、想像したりしている子供を見ていると、それでいいと思う。将来的にはスラムダンクも読んでほしい。ワンピースも。自分が今感じているこの「大人になってから読む感動」を、いつか娘たちも体験してほしいと思っている。

今夜も1巻進める

今は1日1巻、多くて2巻を寝る前の楽しみにしている。現在の読書はワンピース一本。他の本は一旦置いて、これを読み続けている。読み始めたら止まらなくなって、「もう1話だけ」をついやってしまうので、2巻を上限に自分でブレーキをかけている状態だ。

この記事を読んでいる人の中に、久しぶりに漫画を手に取ろうか迷っている人がいたら、一回やってみてほしい。子供の頃に読んだ作品でも、大人になってから読むと全然違う。

それから、もしおすすめの漫画があればコメントで教えてほしい。ワンピースを読み終わった後の次の一冊を探している。

大人になってからの漫画は、ずるい。笑えるし、泣けるし、気づいたら止まらなくなっている。

続けよう。

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