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2025年のマイベストソング20

 今年は多くのフェスに行き、様々な音楽に生で触れる機会もあり、新たな音楽との出会いもありました。その事が反映されてたり反映されてなかったりするランキングです。(画像はONE PARK FESTIVALでの撮影可のBREIMENです。)


20.僕は残像(Chara)

 シンガーソングライターCharaのシングル『Lush Life』に収録された「僕は残像」は、以前に作られていた曲で、ベースフレーズで作成していたため、ベーシストにサウンドプロデュースを依頼しようと考え、BREIMENの高木祥太に依頼しました。失恋を歌った歌詞は、Charaには珍しい一人称が「僕」である点も新鮮です。

 イントロから東洋的なサウンドにベースを中心としたサウンドが耳に残り、Charaのボーカルと相性ぴったりな点、それを後輩のミュージシャンの音楽観も反映したアレンジの中で成り立っている点も好きです。


19.芒に月(椎名林檎)

 東京事変の伊澤一葉(伊澤啓太郎)率いるあっぱの楽曲「ジプシー」を、椎名林檎が新たに作詞した楽曲。ドラマ『ひとりでしにたい』の主題歌に起用されましたが、2024年には『(生)林檎博'24ー景気の回復ー』のツアーにおいても披露されていた楽曲です。椎名林檎のコミカルなパフォーマンスにも注目です。

 「ジプシー」があっぱの3人で成り立っている楽曲なのに対し、椎名林檎の「芒に月」は、ホーンやストリングスも入った大所帯。その違いを感じつつも、極端に音を増やすことをしていない印象。それにより逆に3人で豊かな音を奏でているあっぱの良さにも気づき、双方の良さを感じます。原曲となる「ジプシー」はあっぱのアルバム『待宵月』に収録されており、サブスク解禁もされているので是非。また、「芒に月」も収録される椎名林檎の自身作曲の曲のない(作詞は共作詞含めあり)アルバム『禁じ手』も発売予定です。


18.パラサイト(Arche)

 今年は1stアルバム『sublimated』をリリースしたArche。R&Bやヒップホップ、ネオソウルを軸に、そのサウンドが良く似合うボーカルも魅力。冨田恵一のプロジェクト、冨田ラボにも加入し活動しています。

 R&Bやソウルのサウンドがピッタリハマる歌声も良く、今後ますます知られていってほしいシンガーです。


17.Death Metal Cheese Cake(君島大空)

 2025年にリリースされたEP『音のする部屋』では、「今までやったことのない、あたらしいことをする」という決めごとで制作されました。

 その中でも、「Death Metal Cheese Cake」は、作っていた曲がゲーム音楽っぽさがあり、歌詞もただ友達を笑わせたい気持ち、メタルとタイトルにありながらも、「メタルではない」と言われうるサウンドながらその点に面白みも感じ制作しているとのこと。

 EP自体もですが、特に「Death Metal Cheese Cake」には君島大空の新たな引出しを感じたという点で、魅力を感じます。今年は、気志團万博にて、君島大空合奏形態で観ましたが、また単独でも観てみたいなと思ってます。



16.Memories(feat. UMI, Camilo)(星野源)

 2018年リリース『POP VIRUS』以来のアルバムとなった『Gen』。楽曲制作をギターから、キーボードや打ち込み等から作成する環境を整えていく中で制作された、英語、スペイン語、日本語の歌を同時に重ね、カミーロ、UMIと遠い地に住みながら、心で繋がっていることを表現している楽曲とのことです。

 UMIとカミーロは、星野源が2023年のサマソニのステージをプロデュースした際にも出演した2人。星野源の音楽の幅の広がりの中で、そういった関係性も含めて星野源の音楽性が充実していく点も含めて面白いと感じます。



15.WINDING MIND(高橋優)

 2024年、高橋優が主催するフェス「秋田MUSIC CARAVAN FES」を観に行った縁もあり、彼が2025年にリリースしたアルバム『HAPPY』を聴きました。特に気になったのが「WINDING MIND」。

 歌詞のメッセージ性はもちろんのこと、秋田弁の歌詞歌い方が印象的。シリアスなメッセージ性ながら、コミカルにも感じるサビが記憶に残りました。


14.恋のバタリアン(SixTONES)

 2025年にサブスク解禁し、来年にはグループ名とメンバー数でもある6周年を迎えるSixTONES。2025年にはアルバム『GOLD』をリリースしました。KroiやLINKIN PARK、湘南乃風らの楽曲提供作もある中、マキシマム ザ ホルモンのマキシマムザ亮君が提供したのが「恋のバタリアン」。

 この曲は何より今年始まった日本テレビ主催の音楽フェス「CANNONBALL」にてSixTONESとマキシマム ザ ホルモンとの共演を特記したいです。同日に出演が決まり、開催の前にマキシマム ザ ホルモンサイドも曲解説動画を上げました。この段階ですでにコラボがにおわされてますが、SixTONESのステージの直後がホルモンのステージであり、その中で、「恋のバタリアン」コラボパフォーマンスも行われました。

 最近はCDJ、サマソニ等フェス出演が多いとはいえ、フェスはアウェイの(テレビの音楽番組出演は多い)SixTONES。一方で、数多のフェスに出演しているホルモンの共演。この映像は日本テレビの音楽番組でも放送され、普段地上波の音楽番組には出ないホルモンの珍しいパフォーマンス映像の放送。と、主戦場が違う者同士のコラボ。フェスと音楽番組の両方で披露されたということもあって気になる楽曲です。


13.Cosmic Commotion(ももいろクローバーZ & PAS TASTA)

 hirihiri、Kabanagu、phritz、quoree、ウ山あまね、yuigotの6人が集まった音楽ユニットPAS TASTA。彼らがももいろクローバーZへ提供したのが、「Cosmic Commotion」。収録されたシングル『Event Horizon - EP』は、表題曲が『機動戦士ガンダム アーセナルベース FORSQUAD』主題歌であったこともあり、宇宙がコンセプトのEPだったために、こちらの楽曲もコンセプトに合った楽曲のようです。

 エレクトロなサウンドに、ももクロ4人が柔らかな歌声で繋ぐ。PAS TASTAの音楽性が発揮されている点ももちろんですが、ももクロが2013年リリースの『5TH DIMENSIONS』やTeddyloidがももクロのリミックスをやったり音楽面で面白いことをやってたあの頃のももクロの面白さだと感じました。


12.裸、道すがら(Khaki)

 ひたすらバンドの演奏姿を魅せつけるMVのこの曲は、5人組バンド、Khakiの楽曲。約4年ぶりのオリジナルアルバム『Hakko』の先行シングルとしてリリースされました。

 ソングライターの中塩博斗によると、アルバムはジャズからの影響が大きく、「裸、道すがら」はセロニアス・モンク「Epistrophy」のコード進行から着想を得たそうです。ロックサウンドの中に、ジャズの雰囲気を感じるのはコード進行はもちろん、フレーズにもジャズの要素を感じる印象がありますね。


11.Passing(柴田聡子)

 武蔵野美術大学卒、東京芸術大学大学院修了という経歴を持つシンガーソングライターで詩人。大学時代の恩師の一言がきっかけで活動を始めた。2024年リリースアルバム『Your Favorite Things』が話題となり、CDショップ大賞2025〈赤〉を受賞しました。「Passing」は、テレビドラマ『風のふく島』エンディングテーマとなった曲です。

 彼女なりのエールを送るような曲として制作された楽曲は、素朴なボーカルやコーラス、ギターベース等、あらゆる音が心地よく寄り添ってくれるような印象があり良いです。ちなみに、ももクロへの楽曲提供で13位で取り上げたPAS TASTAがこの曲のリミックスを担当しています。



10.Hold Me Tight(Billyrrom)

 トーキョー・トランジション・ソウルを奏でる6人組バンドBillyrrom。11月にリリースしたEP『Jupiter=』からの先行配信曲が「Hold Me Tight」は新境地を体感させてくれるR&Bナンバーとなった。

 歌詞のテーマに快楽主義と現実逃避への警鐘というメッセージもありつつ、キーボードを中心に、ギターフレーズの入り方や、リズム隊のグルーヴ、そして甘いボーカルも魅力。JAPAN JAMで生で観た際は、踊れる音楽もしていたし、ボーカルのMolは器用なステップで踊っていて踊れる音楽でバンドです。


9.Gonzo(Pecori)

 最近ではNunber_iの楽曲プロデュースで話題となっているOdd Foot WorksのPecori。「Gonzo」はまさしくそのサウンドのソロ曲で、プロデュースには今年結成した勢喜遊&Yohji Igarashiが参加しています。

 Number_iが世間的にも注目を集めている中で、Pecoriもより知られてほしいなと思ってます。なお、勢喜遊&Yohji Igarashiが出演したフェスにもPecoriは出演し、この曲も披露されました。

8.Prema(藤井風)

 藤井風のアルバム『Prema』は、これまでのJPOP的サウンド、岡山弁も含めた親しみやすい言葉も入れ込んだ楽曲から洋楽的サウンド、英語詞の楽曲と、それまでと大きく印象を変えたサウンドでの作品を出した藤井風。アルバムおよび楽曲のタイトルは、サンスクリット語で「無私の愛」、「霊的な愛」、「至高の愛」という彼らしいチョイスというべきタイトル。

 「何なんw」のような親しみやすい言葉遣いの楽曲も魅力的ですが、「Prema」はじめ『Prema』に収録された洋楽的、英語詞楽曲も、藤井風の歌声が活かされていて、彼の歌声はやはり魅力的に感じました。


7.凪(Khamai Leon)

 ハイトーンボーカル、ピアノやフルートの音が印象的なイントロ。東京藝術大学卒の尾崎勇太率いるエクスペリメンタル・クラシックバンド。「凪」は「夏の終わりの潮風のような爽やかさと、どこかに残る切なさ」を感じる楽曲です。

 ロックサウンドにフルートのある楽曲。実験性もありつつ、ロックで聴きやすいサウンドで注目していきたいバンドだと思います。


6.怪獣(サカナクション)

 アニメ『チ。-地球の運動について-』オープニングテーマとして制作された楽曲。うつ病公表を経た山口一郎にとって久々の制作楽曲で、前作より約3年ぶり、「怪獣」制作にも2年を費やし、アニメ放送にも歌詞の完成が間に合わず、オープニングテーマには、ショートバージョンで収録されました。サカナクションらしさと共にアニメの世界観も意識し、ヒットを意識せずに制作したとのこと。意識しなかったにも関わらず、リリースされると、様々なランキングで1位を獲得するなど、セールス的にも結果の出たシングルとなった。

 サウンド的には出だしのピアノ、続いてベースが効きサビの「この世界は好都合に未完成 だから知りたいんだ」というフレーズも魅力的です。


5.かみんち(Tempalay)

 EP『Naked 4 Satan』先行シングルとして、EPのコンセプトのジャンルレスなアプローチを象徴した楽曲としてリリースされた。沖縄言葉の入った楽曲。東洋的なサウンド、民謡に前衛的なトラックでクセになる楽曲です。

 『Naked 4 Satan』は、作品そのものの実験性も面白く、使われている楽器や音も良いのでEP含めてオススメです。


4.餃子(TOMOO)

 ピアノを弾きながらの低くクールな歌声が好きなシンガーソングライターTOMOO。「餃子」は、タイトルのような東洋的なサウンド。編曲には、BREIMENの高木祥太が担当しており、BREIMENのサウンドも感じますね。MVでは店主となりつつ、ベースも弾いてますね。

 「人間関係や社会での”皺寄せ”と餃子のひだの連なりを重ねたらおもしろいかも」という発想から作られたという点にも魅力を感じます。

 サウンド的には高木のベースが効きつつ、中国の伝統的擦弦楽器の二胡の音が東洋的世界を印象付けています。二胡はギター弾き語りやマンドリン演奏も行う吉田悠樹が担当しており、現在インストバンド「NRQ」でも活動しています。

 「餃子」が収録されている2nd アルバム『DEAR MYSTERIES』も前作『TWO MOON』のさらなる奥を知る事ができるアルバムです。


3.Back to Wild(S.A.R.)

 椎名林檎出演もあり福井県で開催されている「ONE PARK FES」を観に行った際、出演していたのが、S.A.R.。6人組オルタナティブクルー。予習した時にも、フェスで観た際も、演奏やジャズ、R&Bロックにヒップホップも入り交ざったような音楽にはもちろん、会場を(次の日にS.A.R.予定されていたの)大阪間違えるミスをしてしまった天然さも含めて魅力的でした💦

 「Back to Wild」はEP『202』の先行シングルとしてリリースされました。

 「Back to Wild」はR&Bサウンドにギターやボーカルの脱力感、そしてボーカルとラップの掛け合いからの終盤でのラップで終わる構造も好みです。収録EP『202 - EP』も是非是非聴いてほしいです。



2.TWILIGHT!!!(King Gnu)

 劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像』の主題歌として制作された楽曲。長野県が舞台の作品に、長野県出身のKing Gnuの常田、井口というつながりもある。King Gnuのサウンドとしても、コナン主題歌としても新鮮な印象ながら、『名探偵コナン』のアニメでCM前後で使用されるSE(扉の開閉音)が曲中で使用されるなど、作品へのリスペクトも感じる点も素晴らしい。

 楽曲リリースおよび映画公開日に行われたゲリラライブにも参加しました。ライブでは、観客に歌わせたり、撮影可にしたり、USJタイアップ作「SO BAD」では、USJから音楽番組へ出演からのYouTubeでの配信ライブと、最近のKing Gnuにはわくわくする楽しさもあります。


1.Goodnight(ROTH BART BARON)

 シンガーソングライター三船雅也によるソロプロジェクトのフォークロックバンド。2025年秋にリリースされたオリジナルアルバム『LOST AND FOUND』の先行シングルとしてリリースされた「Goodnight」は、竹内悠馬のトランペットが印象的な楽曲です。

 三船は「街の空気が少し停滞して、次の一歩をどうやって踏み出そうか悩んでいるようなそんな時代の気分の中、それを打ち破るような曲ができました。」(↑上のYouTubeのコメントより)とのこと。停滞からの打破がサウンドにも表現されていて、トランペットを中心に演奏や歌声に魅力を感じます。


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