Photo by
qutakuta
でっち上げられた窃盗犯①
「妻とは“内助の功”であれ。」
旦那様は外で稼いでくるのだから、
嫁は慎ましく家を守り、
旦那を立てるのが当たり前。
そんな…いつの世の価値観ですか?
と疑いたくなるような話を
私は夫婦生活の中で、何度も言われ続けてきた。
だからこそ、
元夫の性犯罪を知って以降、
彼に触れられても
ただ振り払うしかできなかった。
怒鳴ることも
泣き叫ぶこともできず
口元に、
うすら笑いを貼りつけることしかできなかった。
その“うすら笑い”や
“俺の手を振り払った”ことが
彼は気に入らなかったのだろう。
「態度を改めろ」と
私は責め立てられた。
性犯罪者に。
懇々と。
何時間も。
死にたかった。
そして
限界に達した私は、
証拠のスマホを片手に、
衝動的に家を飛び出した。
消えたかった。
とにかく、死にたかった。
私が家からいなくなったことに
気づいた元夫は、
私を必死に探し始めた。
もちろん
私の身を案じてでは、ない。
証拠のスマホを回収して
隠滅したかったのだろう。
というのも
彼は
私のスマホを即日解約したのだ。
そして
私が頼りそうな友人たちに、こう言って回った。
「嫁(私)が会社のお金を持ち逃げした。
今、警察も動いている。
窃盗犯を捕まえたいから、
居場所を知っていたら教えてほしい。」
と。
もちろん、
私は窃盗なんてしていない。
犯罪を犯しているのは、元夫の方だ。
なのに、
なぜか私が窃盗犯として吹聴される始末。
犯罪を犯す人間は
ここまでして
自分の身だけを守るのかと、
もう
何も信じられなくなった瞬間でした。
この一件で
私は
友人たちとの連絡手段を失った。
誤解を解くこともできず、
窃盗犯の濡れ衣を着せられたまま
私は、
人生も、
大切な友達も、
すべて
失った。
私には
今
心を許せる友達がいない。
本当に、今、ひとりぼっちだ。
いいなと思ったら応援しよう!
助けてください。