料理ができる人」より、「料理をする人」を増やしたい
私が20年前、タカコナカムラWhole Foodスクールを開校した大きな理由のひとつは、
「料理をする人を増やしたい」
と思ったからでした。
でも、20年続けてきて、ひとつ、はっきりわかったことがあります。
料理をする人を増やすために、レシピをたくさん教えればいいってもんじゃない!
どれだけ料理を習っても、やらない人はやらない。
知識だけをアクセサリーのように、いっぱい持っている人も少なくない。
「なぜ、そんなにもったいない、無駄なことするんだろ?」
私は、ずっと謎でした。
ところが、卒業生たちを見ていると、料理をする人の割合が高い。
木内さん、朋ちゃん、有美さん、栄子さん、かんなさん、みやこちゃん、由希子さん……。
あげ始めたらキリがない。
ホントに、いるいる(笑)。
「それは、なぜなんだろう?」
これも、ずっと考えてきました。
そして、このところ、ひとつの答えが見えてきたのです。
彼女たちにとって料理をすることは、
「今日は頑張って料理しよう!」
という特別なことではない。
歯を磨くように。
顔を洗うように。
……いや、トイレに座るように(笑)。
暮らしの中に、当たり前に入っている。
つまり、習慣になっている。
料理を続けるには、この「習慣づけ」がものすごく大切なんだ!
最近、ようやく、そこに気づきました。
では、どうしたら習慣になるのか?
料理を習う。
その場では作れる。
先生と一緒なら、おいしくできる。
「わぁ、できた!」
そして家に帰る。
……で、作らなくなる(笑)。
これ、珍しいことではありません。
だから必要なのは、料理のレパートリーを増やすことだけではない。
「自分で料理をする」という意味を、体感すること。
これが簡単なようで、実は最難関の扉なんじゃないだろうか。
そのために必要なのが、「料理のメカニズム」を知ること
火を入れると、食材はどう変わるのか?
どれくらいの温度が適切なのか?
焼く、煮る、蒸すでは何が違うの?
調味料を入れる順番には、意味があるの?
切り方で味は変わるの?
こういうことを知る。
そして、実際にやってみる。
つまり、レシピを丸暗記するのではなく、
「なぜ、そうするのか?」
を体感すること。
私は、ここが「基礎」だと思っています。
YouTubeやInstagramには、料理の情報が山ほどあります。
でも、見てわかることと、自分でできることは違う。
料理は、やっぱり手を動かさないと身につかない。
体感する。
ここは、画面の中だけでは伝わらないところだと思っています。
だから、基礎コースのカリキュラムはこうなっている
「この料理を作れるようになってください」
なんて、口が裂けても言わない(笑)。
私がなってほしいのは、
「自分で食べるものは、自分で料理をする人」
です。
そのために、料理の基本的な仕組みを知る。
素材の選び方、洗い方、切り方。
調理の順番。
火の使い方。
調味料のこと。
何度も手を動かして、自分の台所で再現できるところまでトレーニングする。
そして、料理だけじゃない。
調理器具や洗剤の選び方。
野菜や調味料の選び方、使い方。
さらに、
「それって、どうやって栽培されているの?」
「どうやって製造されているの?」
そこまで知らずして、買い物はできん!
……と、私は思っています。
そこまで知ると、自然と「モノ選びのコツ」が身についてくる。
そして、仕上げは、作り手までつながる。
どんな人が、どんなふうに作っているものなのか。
それを知ると、ものを大切にするようになる。
使い続ける。
無駄にしない。
最後まで、おいしく使い切りたくなる。
これが私の考えるWhole Foodです。
食べるところだけを見るのではなく、
食材から、作り手から、環境から、暮らしまで、
まるごと考える。
そして、料理はどんどん面白くなる
おいしいごはんに、本枯れかつお節。
木桶醤油をちょろっとかける。
「うわ、おいしい……」
これがわかれば、もう合格よ!
ならば次は、
「これ、どうやって食べよっかな?」
となる。
そこから、おいしい連鎖が始まります。
作る。
食べる。
また作る。
そして、また食べる。
気がつくと……
よ。
私のように、
「料理変態」
になっている(笑)。
自分で食べるものは、自分で料理しないと気が済まなくなる。
しかも、
安い。
おいしい。
早い。
「なんだ、料理って、こんなに面白かったんだ!」
となってくる。
私が料理を伝え続ける理由
私は、この20年で、4名の生徒さんの葬儀に参列しました。
今でも、キッチンに立つと、みんなの笑顔を思い出します。
そして、4人に共通して、私の心に残っている言葉があります。
「もっと早くWhole Foodを知っていれば、病気にならなかった」
もちろん、それはその人自身の思いであって、私が病気について何かを断言する話ではありません。
でも、その言葉は、私の中にずっと残っています。
若くして旅立った、4人の愛する生徒たち。
私は、彼女たちに誓いました。
料理をすることの意味。
大切さ。
そして、何より楽しさ。
これを、これからも伝えていこう。
そして、
もう、二度と葬儀には参列したくない。
そう思っています。
だから私は、今日もキッチン台に立っています。
料理をする人になりませんか?
9月末から、久しぶりにホールフード基礎コースが始まります。
「料理を習いたい」という方だけではなく、
「料理をする人になりたい」
と思っている方に来ていただけたら、うれしいです。
2027年を輝く年にしたい方。
今の人生が、ちょっと曇り空だと思っている方。
ねぇ?
変えてみない?
あなたのライフスタイル。
「食べることは生きること」。
よく使われる言葉だけれど、私は決して軽い言葉ではないと思うし、軽はずみには口にできない。
私たちのカラダも、ココロも、食べたものでつくられている。
だから、
まずは自分の口に入れるものを、自分で選ぶ。
そして、自分で料理してみる。
そこから始めてみませんか?
〝口からはじめる、幸せLife!”
9月から私たちと一緒に、
「料理をする人」になりませんか?
ホールフード基礎コース、9月末スタートです。
あと、2名ほどお席に余裕があります。
お待ちしています!
