結婚相談所のSEO対策7選【SEO会社の経営者が語る】
結婚相談所のホームページでSEO対策をしたいけれど、何から手をつければいいのか分からない。SEO会社に頼むべきなのかも判断がつかない。この記事は、そんな方に向けて書いています。
SEOとは、Googleなどの検索結果で上位に表示させる施策のことです。ここを放置すると、ホームページは存在していないのと同じ扱いになります。僕が300社以上の結婚相談所のホームページを分析したところ、最低限のSEO対策すらできていないホームページが約7割でした。作った金額に関係なく、7割が検索から人を集められていません。
僕は結婚相談所専門のWebマーケターとして、ホームページを160社つくってきました。前職ではNTTデータグループのメディアでSEOを担当し、いまも別事業でSEOメディアを運営しています。業界を問わず、検索1位を取ったキーワードは300以上あります。
制作したホームページのうち、タイトルに地域名を入れている68社を全部調べたところ、27社が地域名のキーワードで10位以内、11社が3位以内に入っていました。1社だけの偶然ではありません。
この記事では、その設計をそのまま7つの対策に分けて公開します。外注しなくても自分で実行できるものから並べました。最後まで読めば、明日から何をすればいいかが決まります。
結婚相談所のSEO対策7選
先に結論をお伝えします。結婚相談所のSEOで結果を分けるのは、テクニックではありません。どのキーワードで戦うかを決める、最初の一手です。
理由は、勝てない場所で正しい施策を積み上げても順位が動かないからです。逆に、勝てる場所を選べば、被リンクがほとんどない新しいホームページでも上位に入ります。実際に僕が制作したホームページの多くは、外部からのリンクがほぼゼロの状態で地域名のキーワードの上位に入っています。
以下の7つを、優先度の高い順に並べました。
対策①:狙うキーワードを「結婚相談所+地域名」に絞る
最初に決めるのは、キーワードです。個人の結婚相談所が現実的に勝てるのは、「結婚相談所+地域名」だけだと考えてください。
理由はドメインパワーにあります。ドメインパワーとは、サイト自体の信頼度のことで、被リンクの量と質で決まります。検索順位は記事の質だけでは決まらず、「どのサイトが言っているか」が大きく影響します。
たとえば「結婚相談所 おすすめ」で検索すると、上位10位はDR60〜82の大手が独占しています。オリコン、IBJ公式、EPARK、仲人ネットといった顔ぶれです。対して個人の結婚相談所の新しいホームページは、DR一桁から始まります。ボクシングでいえば、フライ級がヘビー級のリングに上がるようなもので、パンチの質は関係ありません。
一方、「結婚相談所 大阪」や「結婚相談所 長野」で戦う相手は、同じ地域の結婚相談所です。同じ階級なので、勝負が成立します。
商圏の選び方には、よくある失敗が3つあります。絶対に勝てない商圏を選ぶこと、ニーズがほとんどない商圏を選ぶこと、そしてその商圏に掲載できる住所がないことです。「結婚相談所 仙台」は月に1,900回ほど検索されますが、「結婚相談所 川口市」は関連ワードを含めても月300回程度にとどまります。検索する人がいない地域では、1位を取っても問い合わせは増えません。
対策②:タイトルタグに地域名を入れる
タイトルタグとは、検索結果に青い文字で表示される見出しのことです。ここに地域名が入っていないホームページが、驚くほど多くあります。
これは、SEOのなかで最も費用対効果が高い作業です。ワードプレスなら管理画面から数分で書き換えられます。それでいて、順位への影響は小さくありません。
僕が制作実績を調べたときも、対象にしたのは「タイトルに地域名が入っている68社」でした。地域名が入っていなければ、そもそも地域のキーワードで順位が付きません。入り口に立てていない状態です。
書き方は、地域名を前に置くのが基本になります。「結婚相談所〇〇|横浜の婚活サロン」のように、屋号より先に地域名が来る形です。ここに「IBJ正規加盟」のような信頼要素を足すと、クリック率も上がります。
対策③:ホームページを作るときにSEOを組み込む
「SEO代行」と「SEOに強いホームページ」は、まったく別のものです。ここを混同すると、毎月お金を払い続けても順位が動きません。
理由は、SEOの土台がホームページの構造そのものにあるからです。見出しの組み方、内部リンクの張り方、ページの構成、表示速度。これらは作るときに決まるもので、あとから外側に足せるものではありません。後付けで順位を伸ばすほうが、最初から組み込むより何倍も大変になります。
実際、僕のところに来る相談で多いのが「毎月5万円のSEO対策費を1年払ったが、順位が変わらない」というものです。中身を見ると、月に1本ブログを納品されているだけ、というケースが少なくありませんでした。
これから作るなら、結婚相談所の制作実績がある会社を選んでください。デザインは70点で構いません。差がつくのは見た目ではなく、集客できるかどうかです。
対策④:Googleビジネスプロフィールを整える
地域名で検索すると、検索結果の上のほうに地図と3件のお店が表示されます。ここに入るための施策をMEOと呼びます。
地域密着型なら、SEOとMEOはセットで考えてください。理由は、地図枠が検索結果の一等地を占めるからです。通常の検索結果で1位を取っても、その上に地図枠があれば、先に見られるのは地図のほうになります。
やることは難しくありません。Googleビジネスプロフィールに登録し、営業時間、写真、サービス内容を埋め、会員の方に口コミを書いてもらう。これだけです。
ただし注意点が2つあります。1つは住所で、バーチャルオフィスは掲載できない可能性が高いため、レンタルオフィスなど実体のある住所を用意してください。もう1つは口コミで、悪い口コミが付くと問い合わせが最大で半分近くまで減ります。口コミは放置せず、必ず返信してください。
口コミを頼んでも書いてもらえない、という相談もよく受けます。答えは頼み方です。口コミの入力画面へ直接飛べるURLかQRコードを送り、5秒で書ける状態を作ってください。なお、口コミと引き換えに割引などの特典を渡すのは、Googleが明確に禁止しています。
対策⑤:見られていないブログ記事を削除する
耳が痛い話かもしれませんが、アクセスのないブログ記事は、消したほうがホームページ全体の評価が上がります。
理由は、Googleが「役に立たないコンテンツが多いサイトでは、そのサイトの他のコンテンツも上位表示されにくくなる」という考え方を示しているためです。頑張って書いた記事が、皮肉にも本体の足を引っ張っている状態があり得ます。
実例をお話しします。あるリニューアルの案件で、データを見ながら約60記事を10記事未満まで削除しました。消したのはノウハウ系の記事と日記的な内容で、結婚相談所を比較検討している方には価値が薄いと判断したものです。リニューアルとあわせた結果、「結婚相談所+地域名」の順位が20位から3位まで上がりました。
「もったいない」と言われることもあります。ただ、そもそも見られていないものを消しても、失うものはありません。むしろ数を絞ることで、本当に見てほしい記事が読まれやすくなります。
判断基準はアクセス数です。月5PV程度に届かない記事は、削除の候補と考えてください。感覚ではなくデータで決めます。
対策⑥:被リンクを増やす
被リンクとは、外部のサイトから自分のホームページに向けて張られたリンクのことです。公開後に自分で積み上げられる、数少ないSEO施策にあたります。
理由は、被リンクがドメインパワーを直接押し上げるからです。対策①で説明したとおり、順位は「どのサイトが言っているか」で大きく変わります。被リンクは、その信頼度を外から補強する手段になります。
現実的な取り方としては、加盟している連盟の掲載ページ、地域の商工会議所、提携している美容室や写真館、取材を受けたメディアなどが挙げられます。大切なのは数より質で、関係のないサイトから大量にリンクを買うのは逆効果になります。
ここは地味で時間がかかる作業です。それでも、ライバルがほとんど手をつけていない領域なので、差が付きやすい場所でもあります。
対策⑦:順位ではなく、問い合わせ数で判断する
最後は考え方の話です。SEOのゴールは1位を取ることではなく、入会者を増やすことにあります。
理由は、順位が上がっても問い合わせにつながらないケースがあるからです。逆に、順位が変わらなくてもホームページの中身を変えるだけで問い合わせが増えることもあります。お問い合わせ率が2%から3%に上がれば、それだけで売上は約1.5倍になります。4%なら2倍です。
順位そのものの見方にも注意が必要です。地域名のキーワードの上位は、自治体の婚活支援事業やIBJ公式のエリア一覧が押さえていることが多くあります。つまり検索結果の1番目や2番目は、そもそも入会先の選択肢にならないページです。
見るべきは、同じ土俵にいる結婚相談所のなかで何番目にいるかになります。「1位じゃないとダメ」という思い込みは、いったん外してください。
そして必ず、Googleアナリティクスなどの分析ツールを入れて、月に1回は数字を見る習慣をつけてください。すべてデータで判断する癖が、結果的にいちばん早い近道になります。
結婚相談所でSEO対策をすべきなのは、地域密着型だけ
ここまで7つ挙げてきましたが、前提を1つお伝えします。SEOに力を入れるべきなのは、地域密着型の結婚相談所だけです。
理由は、全国どこからでも会員を受け入れるオンライン型の場合、戦う相手が大手メディアになるからです。地域名という絞り込みが使えないため、対策①で説明したドメインパワーの壁に真正面からぶつかります。全国オンライン型なら、SEOよりYouTubeに投資したほうが確実です。
もう1つ、地域密着型の方にもお伝えしたいことがあります。SEOで集客するのは、ホームページ本体であってブログではありません。
ブログでアクセスを集めるのは、いまや専門家以外に勝ち目がない領域になりました。第三者の調査では、Googleの検索結果で上位10位に入っているページの72.9%が公開から3年以上経っており、1位のページの平均年齢は5年です。新しいページが1年以内にトップ10へ入る確率は、1.74%にとどまります。
さらに、ネット上の全ページの96.55%は、Googleからの流入がゼロという調査結果もあります。ブログを書けば集客できたのは、4〜5年前までの話です。
僕自身はSEOが本業なのでブログを書いています。ただ、もし今から自分が結婚相談所を立ち上げるとしたら、SEOブログは本格的にはやりません。それくらい難易度が上がっています。
なお、効果が出るまでの期間も知っておいてください。最低でも6ヶ月は見てほしいというのが実感です。3ヶ月で成果が出ないからと施策を切り替えてしまう方が多いのですが、それが最も遠回りになります。
具体的な集客の流れは、この動画で数字とあわせて解説しています。
SEO対策に強い結婚相談所ホームページ制作
7つの対策のうち、対策②④⑤⑥は今日から自分でできます。外注が必要になるのは、対策①と③です。
理由は、この2つがホームページを作る前に決まってしまうからです。どの商圏でどのキーワードを狙うのか。その設計をどうホームページの構造に落とし込むのか。ここは作り直さない限り、あとから変更できません。
僕が制作したホームページの実績を、もう一度お伝えします。タイトルに地域名を入れている68社のうち、27社が10位以内、11社が3位以内です。「結婚相談所 長野」は月に1,300回ほど検索されるキーワードですが、ここで検索結果の1位を取っています。
同じ検索結果に、僕が制作したホームページが2社並んでいる地域もあります。「結婚相談所 明石」では、5位と6位が両方とも僕の制作したホームページでした。
激戦区の数字も添えておきます。月に4,900回検索される「結婚相談所 大阪」で10位以内、月に48,000回検索される「結婚相談所」単体でも上位に入っているホームページがあります。地方の小さなキーワードだけではありません。
1社だけを上げたのではなく、同じ設計で何十社も同時に上げているところが、いちばんの強みです。
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