「windowおじさん」再び──空気が変わる“愛すべきズレ”
久しぶりの登場である。
あの、“windowおじさん”が帰ってきた。
📝まだ読んでいない方へ
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彼は先日、社外のベンダーを巻き込みながら、いつものようにTCPのwindowサイズの話を始めた。
しかも、今回の相手が悪かった(いや、良かった?)。
ベンダーの方がうっかり興味を示してしまったのだ。
質問されれば、当然、火がつく。
windowおじさんはホワイトボードの前に立ち、肩を振り回しながら熱弁。
windowサイズ最適化の理論を、情熱たっぷりに展開しはじめた。
私は心の中でアイコンタクトをし、小さくつぶやく。
「……ごめん」
もう、止められない。
辺りを見渡し「そろそろ時間が…」というお決まりの空気も、彼には届かない。
完全に彼のペースだ。
まっすぐすぎる、信念の人
windowおじさんは、とにかくまっすぐだ。
この前はNWラックの設計で、こんなことを言っていた。
「このラックを立てるには床下の工事が必要だ。
それからこのサイズの機材であれば十分な奥行が必要。
扉を閉めるラックは要注意。はみ出て扉が閉まらない可能性もある…」
──その情報、共有してくれるのはありがたい。
でも、なぜその重要な説明を口頭で淡々と語るのだ…。
こういうときこそホワイトボードに書いてくれ、と誰もが思った。
そんな空気はお構いなしに、彼はそのまま、話題を“業者選定”へと切り替える。
「業者も最近はこことよくお付き合いしてる。ここが良いかもしれない。」
……でも、なぜかは語らない。
皆が思う、「フラットな目線」が欲しいと…
感覚がすぎるのだ…。
損得も、立場も関係なく、
自分が気になることを、正直に、素直に、真顔で伝える。
それが、彼の流儀なのだ。
恨まれない人には、理由がある
私はふと、彼を遠くから眺めていた。
そして気づいた。
「この人、誰からも恨まれないよな…」
どこまでも不器用で、まっすぐで、
ちょっとズレているけど、憎めない。
むしろ、なぜか笑ってしまう。
しかも、ちょっと考えさせられる。
“自分はあんなにまっすぐに、信じてることを言えているだろうか”
気づくと足を止めて、
そして、ふっと笑みが浮かぶ。
これが、私の「やみつきおじさん」こと──windowおじさんである。
ゆるっと診断士視点
windowおじさんのような人は、
組織にとって“異物”に見えることがあります。
でも、実はこうした
**「常識からちょっとズレた人」**こそが、
硬直化した組織に風穴をあけてくれる存在でもあるのです。
本人にとっては自然体でも、
周囲には「思ってもみなかった視点」を提供してくれる──
その“ズレ”が、小さなイノベーションのきっかけになることもあります。
そして信念を持って、損得なく、まっすぐ発言する人が一人でもいることは、
チームに柔らかな緊張感とほっとする空気を生み出します。
windowおじさんのような人がいてくれることで、
私たちは今日も、
ちょっと笑って、ちょっと学んで、前に進めるのかもしれません。
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