AI時代に「教える」ということ:大学教員としての試み
今年の4月から、東京の小平市にある嘉悦大学で教鞭を取らせてもらうことになりました。今のところ週1で、大学生に授業を教えています。

今期、受け持っている科目は、「Webアクセス解析」というネットマーケティングの真髄とも言えるところ。人生ではじめてシラバスを書きました。
単純にアクセス解析ツールの使い方を説明しても生きた知識にならないし、何より楽しくない。これまでの授業内容や他大学の同様の授業を探してみたけど、なぜかしっくりこなかったのです。
実務をやってきた経験を買ってもらっているということもあるし、自分の言葉でやってきたことと楽しく学べること、そして社会に出て使える知識ではなく”経験”を授業でできたらと思って全14回の講義を設計しました。

①「身近なWebサービスの分類」・②「Excelをつかったデータベースの理解」・③「WordPressをつかったWEBサイトの構築」・④「Google Analyticsをつかったアクセス解析」と自分でサイトをつくる楽しさと、見てもらう嬉しさ、調べて改善する好奇心、そんなものを伝えられたらと試行錯誤しています。
AIによる学習環境の変化
講義では必ず、講義の感想と改善点、それから簡単なレポートの課題を出しています。知識を問う課題を出したところ、生徒がすぐにAIで出力される解答を提出くれるのをみて、これは僕が悪かったなと反省しました。
AIを使ってはいけないというつもりはまったくなく、僕自身も生徒の感想はぜんぶAIに読み込ませて要点をまとめて授業の改善ポイントとして生徒に提示しています。教える方法が急激に変化しているタイミングなのだと思いました。
知識ではなく経験を
講義ではなく対話を
『自分で掴んだ答えなら一生忘れない』。これはサッカー漫画『アオアシ』に出てくる言葉です。楽天大学の仲山学長が書かれた本で学んだコーチング方法を実践するため、現在試行錯誤を重ねています。
楽天、ビズリーチ・ルクサ、長島町、マイクラ、熱ベン、いろいろやってきたことを伝えるのではなく、そこから得た経験と楽しさを伝えられるように教員生活を楽しみたいと思っております。
