【YouthPride2025参加レポート】ありのままを愛そう──“好き”を大切に、自分らしく
2025年6月14日(土)、15日(日)、私はYouth Projectの一員として「Youth Pride 2025」に参加しました。私が担当したのは、みんなのメッセージでつくるアート展示「Youth Quilting(ユースキルティング)」ブース。
この記事では、
Youth Quiltingブースの様子
ゲストの言葉からの気づきや感じたこと
Youth Projectメンバー有志による"アフタートークショー"での話
イベント後の静けさと込み上げてくる感情
過去の"自分"=今孤独を感じているかも知れないユースへのメッセージ
をつらつらと綴ります。
言葉が彩る、一枚のキルト
「Youth Quilting」は、訪れた人が布にメッセージを書き、それらを貼り合わせて1枚の大きなアート作品にしていく参加型のブース。

集まった言葉の数々は、とてもカラフルで、どれも「今この瞬間の気持ち」が詰まっていました。
「いつでも自分らしく!」
「自分の心に素直に生きる」
「誰かの理想を生きないで自分を生きて」
「だれかになるのではなく自分は自分を生きよう!」
「幸せのカタチは自分で決めたい☆」
書いてくれた人それぞれの“色”があり、それが合わさって、優しくて強い「つながり」になっていくのを感じました。
このブースでは、人と人が言葉でつながっていく場面に何度も出会いました。
「なんて書こう…」と迷っていた子が、隣の布を見て「これ、私も思ってた」と笑ったり、初めてイベントに来たという人が「ここに来てよかった」と言ってくれたり。
みんなから集まったメッセージはどれも温かく、見た人を励ます力があると感じました。
心に響いた言葉①─Zutti Mattiaさんの言葉
自分が何者なのか、自分の自分らしさとは何か、悩んで悩んで悩んでください。悩むのは苦しいけど、自分と向き合うことからだけは逃げずに。悩みに悩んで出した答えは、揺るぎない自分らしさになる。時には他人からひどいことを言われるかもしれないけど、そういう人との関係には断つ勇気を持って。自分らしくいられる関係を大切に。
今自分がこうして自分らしく生きれているのは、まさにZuttiさんが上記のように言っていることを10代の頃に実践してきたからだと納得しました。
10代の頃は本当に孤独で、毎日「死にたい」と思いながら、「自分は何のために生まれてきたのか」を自問自答し続けていました。6年間毎日悩み続けたのは本当に苦しかったし、その過程で一度"本当の自分"を殺してしまったけど、最後にたどり着いたのが「自分のように悩み苦しむ人をこれ以上増やさない」ために自分は生まれてきたのだと、自分を定義づけました。定義づけられたことで、自分の進む道=生き方がわかり、行動を起こせるようになりました。
心に響いた言葉②─momohahaさんの言葉
自分で機嫌をとるには、他人の理想に振り回されるのではなく、自分の“好き”を大切にしよう。
これはキャリア系の本や自己啓発系の本で読んだことのある内容と被るところがあるなあと感じました。
他人軸で生きると、行動や考えが他人に強制され、うまくいっても「(誰かに)言われたことだから」、うまくいかなかったら「◯◯さんのせいだ」と他責思考になり、自分に一向に運が回ってきません。
自分の"好き"を大切にする、自分軸の生き方だと、うまくいけば「さすが自分!」、うまくいかなかったら「次はこうしてみよう」と自責思考になり、行動量が増え、運が回ってきやすくなります。
Youth Projectメンバーによる"アフタートークショー"
Day1、Day2のイベント終了後に、せっかくだからと3,4人でカフェで語り合いました。(勝手にそれをアフタートークショーと呼んでいます笑)
Day1テーマ「カムアはいつ誰にする?」
Day1は、企業へのピッチトーク「LGBTQ+就活サバイバー〜現代の就活生は何を求めるか〜」でカミングアウトに関する提案がありました。それに触れながら、カムアについての話で盛り上がりました。
Aさん:
本当は、カムアしても変わらずに働ける社会がいい。でも現実はまだ難しいこともある。カムアしたことで、何かしら"配慮"をされることがある。ただ当たり前の存在として、同じように扱って欲しいだけなのに。会社選びは“LGBTフレンドリー”かどうかよりも、“自分がやりたい仕事かどうか”で決めている。セクシュアリティで選択肢を狭めたくないから。
筆者(B):
自分は後からカムアするのが苦手なので、あらかじめ伝えることが多い。今の職場では、面接で面接官2名に、最近直属の上司1名にカムアした。LGBT研修や関連する社内制度があるわけではないけれど、多様性に対する対話や理解の余地がある。その余白に安心を感じている。より居心地がい環境を作っていきたい。
Cさん:
職場では同僚カムアしているものの、お客さんから嫌な言葉をかけられても、助けてくれない。配慮して欲しいわけではないけど、優しい言葉をかけてくれたっていいのに。。。そんなこともあり今の職場には違和感や不信感を感じている。恋愛感情を抱かない自分に“気持ち悪い”というレッテルを貼ってきた。でも“アセクシャル”という言葉を知って、ようやく自分を理解し始めた。今も不安はあるけれど、少しずつ自分の働き方を模索している。
Day2テーマ「出会いと別れ−会いたい人には会いに行こう」
イベント終了後、思ったよりあっさり解散になったのが意外でした。
「また会おうね」と言い合いながら、それぞれが帰路へ向かっていく。「みんなでご飯行こうぜ!」みたいなのも一切なく。
何となく残ったYouth Projectメンバー4名で、アフタートークを開きました。
そこで案の定「みんなで打上げとかするんだと思った」というような話が上がり、「出会いと別れ」について話しました。
首都圏と地方、それぞれの距離感や時間感覚の違いがあるのかもしれないけれど、「また会えるのかな」「もう会えないかもしれないな」と、胸の中で小さな波が立ちました。
自分も来年30歳。Youth Projectの「ユース枠」から卒業する立場になります。今年ギリギリ参加し、「自分のように悩み苦しむ人をこれ以上増やさない」という自分の生きる目的、若者支援に携わることができ、とても幸運でした。Youth Projectメンバーは多様なユースが全国から集まり構成されていますが、年齢関係なく平等で、それぞれの意見を尊重し合え、温かい雰囲気があります。そんな素敵なコミュニティを去るのはとても寂しいです。
10年後、みんなはどこで何をしているんだろう。私は、どこにいるんだろう。人は歳を重ねれば所属するコミュニティが変わり、関わる人も変わる。昔仲が良かった人とも、連絡を取らなくなるように。
会いたい人には、会えるうちに会いに行こう。会えなくなる前に。
Youth Project卒業後の出口戦略を何かしらTRPの方達に考えてもらえるといいな。。。
ユースへのメッセージ:あなたは一人じゃない
最後に、この記事を読んでくれているユースに伝えたいことがあります。
学校では、LGBTや多様な性・生き方について教えてくれることは少ないかもしれません。
「普通じゃない自分はおかしいのかな」「自分って何者なんだろう」と感じてしまうこともあると思います。
特に地方では、同じような悩みを持った人がまわりに見当たらず、孤独を感じやすいかもしれません。
でも、どうか覚えていてください。
世界は広いです。学校だけ、家族だけがすべてじゃありません。
あなたが“ありのまま”でいられる場所は、必ずあります。
生きづらい環境で、本当の自分を押し殺してしまわないでください。
あなたの「好き」を、大切にしていい。
あなたの「そのまま」が、尊重される世界は、ちゃんとあります。
みんなありがとう!

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