【日向坂46 五期生LIVE】10人だけで日向坂46を体現した、末っ子たちの成長物語
五期生LIVE、参戦してきました。1日目は配信、2日目は現地参戦。今回の演出では、両方見られたことがかえってよかったのかもしれません。席は2Fスタンドステージ寄りでかなり近めでした。
1日目を経て、まだまだこんなもんじゃない、悔しい、2日目で出し切る、という思いがメンバーそれぞれのメッセなどから聞かれて。配信ではわからない姿が現地で答え合わせできて、いい参加のしかたでした。
あらためていまの五期生を見ていると、すごい勢いで成長しているけど、先輩たちと比べてまだまだ完成していない、その姿自体が尊い、と感じます。誰にとっても今しかないこの五期生2年目という時間を、おひさまとして見守らせてくれることに、感謝さえ感じます。
今回も全肯定で褒めちぎります!
あらためて感じた期別ライブの価値
五期生だけの期別ライブは、実質的に3回目くらい。1回目は初披露のおもてなし会で、代々木第一体育館での1デイ。翌日にはツアーに合流したので、すぐに全体ライブも経験しましたが、出られる曲数はかなり少なめでしたね。
2回目が、他の坂道グループと一緒にやった「新参者」。公演数はかなり増えましたが、箱はかなり小さめなKABUKICHO TOWER。でも、すべての楽曲を10人でやり切りました。
そして今回の五期生LIVEは、ぴあアリーナMMをめいっぱい使っての2デイ開催。過去2回と全く異なるのは、今回は演出、振り付け、楽曲のアレンジも含めて、完全に五期生のためだけに作られたライブだったことです。
特に演出に関しては、シアター風のセットリストと演出に各楽曲を散りばめているだけでなく、オリジナルのフォーメーションどころか、振り付けなどもまったく新しいものがかなり盛り込まれていました。この点は、武道館での四期生ライブともだいぶ違いましたね。
この3つの単独ライブがわずか2年の間に行われてきたというだけでも、他の期との育て方、慣らせ方の違いを感じさせます。
スパルタというほどではないけど、自分たちの力で這い上がっていかざるを得ないように導いているようなライブ。いまどき若い人たちに「苦労」させることって難しいと思うんですが、それを自然とさせているような。このあたりは運営側の育成、成長戦略が奏功しているのだと思います。
10人の結束とライバル心
これは勝手な想像ですが、五期生は互いにライバルだと感じたり、自分の強みを伸ばそうと思うメンバーも多い気がしています。
ダンス、歌、バラエティ、それぞれに強みと個性がにじみ始めてきて。個々に見れば適材適所でいろいろな仕事に個人で出ることも全然できそう。
四期生が「みんな仲間だよね!」と肩を組むタイプだとすると、五期生は個々に立ちつつ、そこにみんながいるという信頼と安心感で結束しているような。二期生に近い印象を感じるのは自分だけでしょうか。
「いつもの日向坂46ライブじゃない」という違和感の正体
今回のライブの演出は、今までの日向坂46のライブとはまったく違いましたね。コンセプトに合わせて曲や振り付けをアレンジすることも厭わない。そのレベルが今までよりもかなり積極的で。
音源を大幅にアレンジしている(オリジナルのオケじゃない)
フォーメーションだけでなくパフォーマンス自体を変えている
ハンドマイクではないパフォーマンスが増えた
などで明確に表れていた気がします。
映像を駆使した表現については、アリーナクラスで行うライブでは特に、配信カメラを意識した演出が増えました。2025年の「Monster Groove」、17thひなた坂46LIVEでの「クリフハンガー」前の映像や「Dash&Rush」などでも、カメラを使ったメインとサブのステージの遠近感を活かした表現などなど…。
これらはライブ会場にいるファンにとっては少しわかりにくくて、配信やのちに販売されるBlu-rayなどにフォーカスした演出でした。
予定調和をやめて、メンバーの新たな魅力を引き出したい、新しい演出にも挑戦したい、という攻めの姿勢だったと思います。
一方で、私自身、この曲のこの表現はあまり触ってほしくなかった、といったいわゆる「聖域化」みたいな気持ちも少なからず湧いてきました。
実はこれは私にとって初めてのことで。オリジナルメンバーの楽曲を大切にしてほしいというおひさまの声を見かけることはあっても、自分にはあまりなかったんです。変化することは悪いことじゃないと。
でも、今回は少し違って。いくつかの曲で、オリジナルの雰囲気を大切にしてほしかったという、やや後ろ向きの感情がありました。これって、「オリジナルを知っている世代」になれたということの証とも言えるかな、なんて。
3年も推してきて日向坂46に対するこだわりとか自分なりの思いみたいなものを持てるようになってきたんだなぁ、なんて思ったりしています。なんでこの衣装とセットでここでSFなのか、ここで冒険なのか、みたいな違和感が少しだけ…
でも、2日間を通して見てみると、おもちゃ箱みたいに映画館というコンセプトがうまく描かれていて。こういうエンタメに触れてこなかっただけなんだと納得できました。
日向坂46という振り幅の広い曲のラインナップと多彩な衣装、メンバーのキャラクターがあるからこそできることで。加入1年目のメンバーだけでこれだけの箱を埋めて、こんな挑戦的な演出とセトリができるという成長を感じました。
MCをあえて減らした、パフォーマンス重視の挑戦
日向坂46と言えばバラエティ。バラエティと言えば発言や行動の面白さが最大の魅力です。
ですが、今回の五期生LIVEではその部分をほぼ封印して、MCは最初のあいさつ、途中のひとつ、最後の締め、そしてアンコールという4回のみ。
MCを減らす演出と言えば、乃木坂46のアンダーライブや櫻坂46のライブなどでお馴染みですよね。パフォーマンスを見せることを意識して、畳みかけるように楽曲をつなげていくことが、五期生だけでもできるようになったということ。
五期生のメンバーの体力が向上し、そんな進行でも行けるようになった、ということはあると思います。
他の全体ライブでは、選抜とひなた坂で披露する楽曲が変わるため、休めるメンバーが必ずいます。でも五期生LIVEは常に全員で歌い踊る。演出が挟まるとはいえ、当然体力も必要になる。
そういう体力の配分とか体の使い方もできるようになってきたということで。去年の5月(!)のおもてなし会から、わずか1年しか経っていないとは信じられません。
そんなメンバーひとりひとりの印象も、10人しかいないからこそ、いつもよりも個々に見られました。
推しが絞れないという悩み
正直、五期生に対してはなんの憂いも心配もありません。今できていないことがあったとしても、四期生の姿を見ていれば時間とともに成長していくことも確信しています。
今はまだ坂の途中。登り切った先が卒業だとすると、ずっと上り続ける姿がアイドルとしての活動期間なのかもしれません。(あるいは卒業しても坂道は続くとか……)
ただ、個人的に一番困っているのが、推しが絞れないということ。これは深刻です…
どのライブでもあまりにも、それぞれが輝く瞬間を見せられてしまうので、ライブに行くたびにどんどん推しが増えていってなってしまう、ということが続いています。
かといって箱推しかというとちょっと違っていて、眼の前にいるメンバーごとに思わず見とれてしまってばかりです。
これは深刻です。グッズも全部買うしかなくなるし、番組や雑誌などもフルで追わなければならない(結局全部見てるのですが)。
いまは写真やグッズは苦渋の選択で1個ずつしか買っていません、そのランダム性がかえって個々のメンバーの魅力に触れることになってしまい、一向に固まりません…
なので、もう「10人の単推し」でいいのかなと諦めました(笑)。
次のライブはもうひなたフェス、そしておそらくその後始まるであろう秋のツアーです。乃木坂46、櫻坂46と食い合わないよう、きっと準備されているはず。ひなたフェスは配信参加しかできませんが、五期生LIVEでの経験が、きっと生かされて行くんだろうなぁと期待しています。
「みんな同じ」から唯一無二の日向坂46に
アイドルを知らなかった頃の自分は、どのグループを見ても、色違いの衣装をしていても、みんな同じ顔じゃんと思っていました。
そんなことあるわけないのに。人はひとりひとりまったく違うのに。
それは、アイドルという形でくくること、かわいい子たちを寄せ集めることへの批判があったからかもしれません。なんだか偉い大人がエロい目的でか弱くてまだ世間を知らない女の子たちを集めているんだろうと誤解していました。
でも、日向坂46を追ってきて、そういう感覚は一切なくなり、むしろ彼女たちひとりひとりが持つ情熱とか思いの強さに、心をゆさぶられました。
そのことを教えてくれたのも日向坂46だったし、だからこそずっと応援できるのだと思います。
五期生のメンバー10人だけを見ても、ひとりひとりまったく個性が違って、本当に似ているところがない10人だと思えます。異なる存在が集まって意識的にそろえようとした結果の五期生LIVEは、一見バラバラに見えるけど、この10人が集まれば無敵だと思えるようなライブでした。
それは四期生の時にも同様に感じたことで。さらにいうと、四期生11人と五期生10人を集めても、やっぱりバラバラで一体なところが、日向坂46は本当に面白い。
五期生LIVEを経て、ひとりひとりに手ごたえと、悔しさと、次の目標と、いろいろできてきたはずです。ブログやメッセを見ていても、意識の変化が見えたメンバーもたくさん(というか多分全員)いました。
そんな五期生たちが主力として活動していく今後のライブも、がぜん楽しみになってきました! 今後も行ける限り現地参加していきたいと思います!
