採択率34%の衝撃。第22次ものづくり補助金発表日、私が「結果に関わらず今日必ず電話する」と決めている理由
こんにちは。
補助金を最後まで伴走している竹原です。
今日は、補助金コンサルタントにとって1年で最も心臓に悪い日の一つ。
1月末に締め切られた「第22次ものづくり補助金」の採択発表日です。
今回は、私の事務所も含め、それぞれ全く異なる志を持った3つのプロジェクトを支援させていただきました。
結果を待つこの独特な緊張感の中、私たちがこの数ヶ月間、どのような未来を描いて書類を研ぎ澄ませてきたのか。
その舞台裏を少しだけお話しします。
1. 自社プロジェクト:アナログ建機をAIで進化させる【補助金申請額:750万円】
まずは、私自身の挑戦です。国内にある建設機械の98%は、まだアナログな機械です。ここに後付け可能なAIユニットを搭載し、操作補助や施工データの自動記録を可能にするプロジェクト。
人手不足や技術継承に悩む建設業界を、デジタルの力でどう守り、進化させるか。コンサルタントとしてだけでなく、一人の事業主として「現場のDX」に真っ向から挑んだ申請です。
2. 医療・福祉を守る:高耐久×IoTの安心施工【補助金申請額:850万円】
2件目は、高齢者施設や医療施設といった、私たちの社会を支えるインフラの「命」を守る事業。老朽化した建物を、最新の特殊施工とIoTログによる数値管理で、圧倒的に長持ちさせる仕組みです。
単なる改修工事ではなく、施工品質をデータで保証し、災害に強い拠点(BCP)を確立する。その熱い想いを、補助金という形に変えるための伴走を続けてきました。
3. 海外市場への挑戦:中古自動車部品の適合DX【補助金申請額:3,000万円】
3件目は、スケールの大きな「グローバル枠」での挑戦。モンゴルを起点に、バラバラだった中古自動車部品の適合情報を統合するDX基盤を構築するプロジェクトです。
日本の優れた部品流通を、海外の保険・修理インフラと一体化させる。国境を越えた市場創出という難易度の高いテーマでしたが、社長と夜遅くまで議論を重ね、約5,000万円の設備投資を伴う緻密な戦略を練り上げました。
採択発表を待つ、今この瞬間の想い:突きつけられた「過去最高レベル」の難関
1月30日の締め切りから今日まで、何度も計画書を読み返し、社長たちの情熱をどうすれば採択という形で実らせることができるか、考え抜いてきました。
しかし、発表された数字を見て、改めて戦慄しています。
現在のものづくり補助金は、もはや「出せば通る」ようなものではありません。
区分申請者数採択者数採択率
製品・サービス高付加価値化枠:約34.8%
グローバル枠:約21.9%
総計:約34.1%
総計で約34%、グローバル枠に至っては約21%という、極めて厳しい数字です。
難化傾向は誰の目にも明らかで、国が「本当に革新的で、成長性の高い事業」をいかに厳選しているかが分かります。
竹原(心の声):(この数字を見て、画面を更新する指がいつも以上に震えます。3件に1件、グローバル枠なら5件に1件しか通らないという荒波。私たちが練り上げた計画書が、この狭き門を突破できるかどうか。その答えが出る瞬間が近づいています)
譲れない約束:結果がどうあれ、必ず今日連絡する
そして、私には一つ、自分自身に課している鉄の掟があります。
「採択・不採択に関わらず、必ず発表当日に社長へ連絡を入れる」
これは、私の譲れないプライドです。
良い結果の時だけ威勢よく電話し、悪い結果の時に沈黙する。
そんなのはプロではありませんし、何より「伴走者」ではありません。
これほどまでに難化し、3人に1人しか通らない厳しい審査が行われた回だからこそ、私は絶対に逃げません。
たとえ言葉を詰まらせるような結果であったとしても、その日のうちに社長の声を聞き、次の一手を共に考える。
それが、社長の成長に本気で関わるという私の覚悟です。
竹原の伴走ノート
社長、結果がどうあれ、私たちが共に描いた事業計画は消えません。
採択されれば、それはアクセルを全力で踏む合図。
もし、万が一届かなかったとしても、それはさらに計画を研ぎ澄ませというメッセージ。
私は、採択通知を受け取った瞬間の社長の笑顔を見るために、そしてその後の実績報告という長い道のりまで責任を持って完遂するために、この仕事をしています。
第22次ものづくり補助金。
3件すべての吉報を信じて、私は最後まで、真実を武器に戦う本気の伴走者として、隣にいますよ。
(さあ、間もなくです。社長、どんな結果であっても必ず今日、私から電話を入れます。待っていてくださいね!)
