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「倒れた日から、この本は始まった。|『減らす人は得をする』まえがき全文」

明日、8月21日、私の初めての本
『減らす人は得をする』が
全国の書店に並びます。

今夜は、その前夜です。

この記事に、本の「まえがき」と「目次」を、
全文そのまま置いておきます。

書店の棚の前で表紙を開いて、ぱらぱらとめくって、棚にそっと戻すか、レジまで持っていくかを決める

――あの立ち読みの時間を、今夜はそのまま、あなたの家に届けたかったのです。

読んでから、決めてもらうためです。

まえがきは、「これから一緒に」で始まる一行で終わります。

よかったら最後の一行まで読んでみてください。



まえがき

 本書を手に取っていただき、ありがとうございます。

 実は、この本を書くことが決まったとき、
価値あるお仕事を任されたと喜びを感じた一方で、みなさんに受け入れてもらえるのか少し不安になりました。

 なぜなら、
「人は、減らすことを恐れる」からです。

 人間は、何かを新しく手に入れる喜びよりも、「今持っているものを手放す苦痛」のほうを強く感じます。

 さらには、「これまでに費やしてきた時間、
お金、労力がもったいない」と感じるため、  ムダなことでもなかなか手放すことができません。

 しかし、あなたが今より、心、時間、仕事、お金、人間関係を豊かにしたいのなら、本書はお役に立ちます。

 アップル社創業者のスティーブ・ジョブズは、
「なにをしないのか決めるのは、なにをするのか決めるのと同じくらい大事だ」と語っています 

(『スティーブ・ジョブズ Ⅱ』 ウォルター・アイザックソン/井口耕二 訳/講談社 より)。

 また、2400年以上もの長い間、世界中で読み継がれてきている中国の古典『老子』には、
「物ごとには減らせば増えることもあり、
増やせば減ることもある」と書かれています

(『老子』 蜂屋邦夫 訳注/岩波書店 より)。

 つまり、「減らすと豊かになる」というのは、人生が豊かになる「普遍の法則」なのです。
これまでも、これからも、有効な法則です。

●人生が豊かになるシンプルな法則

 増やすのをやめて、減らす。

余計な迷い、時間のムダ使い、不必要な人づき合い、仕事のムダ、考えすぎ。これらを手放すと、成果は増えていくということです。

 とはいえ、私自身、人生のほとんどを「自分で抱え込み、増やす」ことに費やしてきました。

 では、そんな私が、なぜ「減らす技術」について本を書いたのでしょうか。

 第1章で詳しくお話ししますが、私は20歳から、アパレル業界で必死に働きました。扱う商品を増やし、人脈を増やし、働く時間を増やしました。

 「もっと、もっと」と足し算を続けたのです。

 でも、心は満たされませんでした。
朝、目覚めてもワクワクしない。

忙しいのに、何も生み出していない気がする。
体も疲れ切っている。

 ポジションが良くなったり、仕事で自由にやれることが増えたり、収入も良くなりましたが、
そこから生まれる幸せの「利回り」は、どんどん悪くなっていたのです。

 いろんなものを手に入れたつもりでしたが、幸せにはなっていなかったのです。

 そして、46歳のとき、私は26年間勤めた会社を辞めました。

退路を断ち、未経験の広告の世界に飛び込んだのです。そして、52歳のときに、アパレルと広告の業界で得た知識を組み合わせ、自分の会社を立ち上げました。

●あなたには、限界がくる前に、足すのをやめてほしい

 ところが、本当の試練は、この新しい会社で待っていました。

 やることは山ほどありましたが、私は「人に頼むより、自分でやったほうが早い」と、何もかも抱え込みました。

休みもなく、仕事はどんどん増えていく。

 起業して間もなく、ひどい頭痛と不眠に襲われ、私は体調を崩して入院し、手術を受けることになります。

 病室のベッドで、本気でこう思いました。
「もう、ダメかもしれない」と。

 そして、はっきりわかったのです。

 私は、足しすぎて、壊れたのだと。

 必要だったのは、増やすことではなく、減らすことでした。

 そこから私は、徹底的に減らしました。

タスク、
メール・メッセージ、
ミーティング、
人づき合い、
情報収集、
習慣、迷い、考えすぎ、を。

 すると、減らすほど、うまくいくようになりました。

成果は上がり、時間が生まれ、心に余白ができました。
健康も取り戻しました。
運にも恵まれました。

 減らした結果、社員は私ひとりで、会社はおかげさまで年商4億円を超えました。
何より、日々、ワクワクを感じて生きています。

●減らす人は、頑張らないのに、うまくいく

 この本でお伝えするのは、ただの心がけや精神論ではありません。
私が倒れたことで変えざるを得なかった生き方、「減らす」ための具体的な技術です。

 読み終える頃には、あなたはこの技術を自分のものにして、「頑張りすぎなくても、成果が出る」――そんな状態に変わります。

 あなたが今うまくいかないのは、頑張っていないからではありません。

「増やす」ほうへ、必死に頑張ってきたからです。

 方向が、逆だっただけ。

 もう、これ以上ひとりで抱え込んで頑張らなくて大丈夫。

 手放して、減らしてください。

 「減らす」とは、何かをあきらめたり、損をすることではありません。

 不要なものを削ぎ落とし、自分の欲しいものを得るためのコツです。

 特別な才能も能力もない私にできたのです。
 あなたにも、必ずできます。

 もっと肩の力を抜いて大丈夫。

 これから一緒に、「減らす」を始めましょう。


今榮健



まえがきは、以上です。

続いて、目次です。

タイトル横の数字は、本のページ数です。

気になる行がひとつでもあるかどうか、探しながら眺めてみてください。


目次

まえがき  4

第1章 なぜ、減らす人はうまくいくのか?

「仕事」「人間関係」「時間」「心」「お金」を豊かにする絶対スキル

時間に追われて「こなすだけの1日」をすごしていませんか?  22

すべてを失って、私が得たもの  24

仕事も人間関係も豊かな人に〝共通していること〟  28

賢く「減らす」とは、どういうこと?  30

減らしたら、選ばれた、効率化した、能力が上がった!  32

「減らすと増える」という普遍の法則  35

「考えてばかりで、動けない」がなくなる  38

安心して人間関係を減らしていい理由  41

むやみに情報を集めるのは、時間のムダ  43

「時間」と「心」と「人生」の満足感を取り戻そう!  45

「本当に欲しいものを得る」ための本  48

第1章 まとめ  50


第2章 迷いを減らす

行動力が一気に高まる「選択肢」の減らし方

やる気はあるのに、行動できない……  52

行動力がある人は、選択肢を減らすのがうまい!  53

迷いを減らす7つのコツ  56

減らす力が身につくバッグトレーニング  58

3つの要素で「今日やるべきこと」を厳選する  60

判断基準を「ひとつ」に定める方法とは?  66

「7割が賛成」の場合は、やめる  71

悩む時間を決めておかないから、悩み続ける  73

2週間ルールで、どんどん手放していく  76

決断にふさわしい時間帯とは?  78

第2章 まとめ  80

第3章 ムダな時間を減らす

やらなくていいこと、やってはいけないことは、しない。

時間が無いのではなく、「大量の時間をムダにしている」だけ!  82

「やらないことを決める」ことから始めよう  84

スマホを見る欲求に負けない3つの方法  86

回り道をしないために〝やってはいけないこと〟とは?  92

仕事の質を高める「15分集中法」  94

やる気は「出すもの」ではなく、「つくるもの」  95

時間をムダにしない勉強法「ひとりの著者の本を3冊読む」  98

ダラダラ起きている〝30分を削る〟3つのメリット  100

無理なく30分早く起きるには?  103

曜日ごとのリストが継続につながる  106

時間をかけることより、頭がクリアな状態であることが重要!  109 

第3章 まとめ  112

第4章 人間関係を減らす

協力し合う、応援し合う、助け合う──信頼関係を築く秘訣

〝絶対に関係を切れない人〟はたったの3人……  114 

信頼される人は何をやっているのか?  117

3つの言葉で相手にどんどん話してもらおう  121

否定しないだけでいい  125

5つの基準でつき合う人を決める  127

あなたを疲れさせるエネルギー・バンパイアとは?  130

「ブロークンレコード法」で、上手に距離を置く  132

相談相手はどんな人で、何人に絞ればいい?  136

SNSのつながりを減らして、かえって関係が改善!  140

「ひとり時間」をすごすから、いいコミュニケーションができる  142

第4章 まとめ  144


第5章 仕事を減らす

「バッチ化」で時間を生み出し、本当に重要な仕事に集中する

忙しくて、いろいろなことが中途半端になっている人へ  146

スピードを上げるより「時間を生み出す」ほうが現実的!  147

時間のロスをなくす「バッチ仕事術」とは?  148

仕事が効率化する3つの理由  152

誰でも簡単にできる5つの「バッチ仕事術」  156

「バッチ仕事術」を支える2つの仕組みとは?  166

作業時間を減らすテンプレートのつくり方  167

「アイデアの見える化」と「企画書作成」を同時に完了させよう  173

「忙しさの波」がフリーズの原因  177

心の健康を維持しないと、仕事の成果は出ない  180

第5章 まとめ  182

第6章 考えすぎを減らす

このルールで「不安」「心配」「思考の堂々巡り」をなくす

悩まない人の損切りの習慣  184

考えすぎを防止する2つのコツ  186

「3色余白ノート」で頭の中の堂々巡りを止める  190

頭をスッキリさせる「3色余白ノート」の3ルール  194

不安と心配が消えていく「手放す瞑想」  198

考えすぎて下がった集中力をリカバリーするには?  200

最後の30点は詰めずに終わらせていい  202

頭の中にある「他人の目」を減らしていく  204

毎週金曜日に「情報の整理」を行なう  208

未来に不安がない人が持っているものとは?  210

第6章 まとめ  212

あとがき  213



以上が、まえがきと目次のすべてです。

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

最後にひとつ、教わったことを書いておきます。

本は、出てすぐ数日の売れ方で、書店が追加で仕入れるか、棚に残り続けるかが、だいたい決まるのだそうです。

初めての本を出す身には、なかなか重たい話です。

でも、じたばたしてもしかたがありません。

私にできる準備は、こうして前夜に、全部を見せておくことくらいです。

明日、8月21日

『減らす人は得をする』は、全国書店の棚から始まります。

書店で出会ってもらえたら、それがいちばんうれしいです。
新宿の紀伊國屋書店の本店は先行販売分がほぼ売り切れたようで、
今日の夕方から一番店頭にドドン!と置いてくださっております。
ありがたい!

僕も明日見に行きます!

近くに書店がない方、行く時間が取れない方は、Amazonからどうぞ。

そして、ひとつ聞かせてください。

今日の目次のなかに、一行でも「これは自分の話だ」があったでしょうか。

あったなら、どの行だったか、よかったらコメントで教えてください。

明日からのこの本の旅を、その一行から始めたいのです。


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