海外から29,372円!?ついに不正請求きたの?
朝、Gメールを開いたら、一通のメールが目に入りました。
仕事柄、海外の展示会やブランドからの案内は、よく届きます。
いつもなら、そのまま流していたと思います。
でもこの日は、目に留まりました。
見たことのない、英語の会社のアドレス。
件名も英語で、「Payment Successful」。
メールを開くと、請求額は、29,372円。
千円なら「まあいいか」で済ませていたと思います。
でも3万円は、突然だと大きい。
しかも海外です。
「ついに来たか」
そう思ったのが、正直な最初の反応でした。
カードを止めるべきなのか
最初は、よくある詐欺メールだと思いました。
でも、念のためカードの明細を見たら、本当に落ちていました。
すぐに会社名を検索しました。
出てくるのは、英語のサイトばかり。
決済代行の会社らしい、というところまでは分かる。
でも、何の決済を代行しているのかが分からない。
自分が何かを買ったのか、誰かにカードを使われたのか。
その区別すら、つきませんでした。
止めるべきなのか。
止めたら、ほかの支払いも全部止まる。
でも止めなかったら、来月も落ちるかもしれない。
画面の前で、しばらく固まっていました。
知らない名前から、知らない金額が落ちている。それだけで、人はこんなに不安になるのかと思いました。
100円高いと、買わないのに
落ち着いてから、ふと思ったことがあります。
私は、スーパーで思っていたより100円高いと、棚に戻すことがあります。
鶏肉やフルーツでも。
そういう差には、ちゃんと目が向くのです。
なのに、29,372円のメールは、来るまで気づかなかった。
同じお金なのに、見え方がまるで違う。
目の前の値札は見える。
メールの中の英語は、見えない。
海外からの案内と一緒に、そのままスルーしていたのだと思います。
たぶん、同じような人は多いのではないでしょうか。
AIに追ってもらった
自分でメールを遡るより早いと思ったので、AIに頼みました。
メールの会社名をそのまま貼って、「これは何の会社ですか」
すると、決済代行の会社だと教えてくれたうえで、「過去のメールを探してみましょうか」と返ってきました。
お願いすると、同じ会社からの古い「決済完了」のメールを見つけてきて、元のサービスの名前まで出してくれました。
数分でした。
出てきたのは、一年前に仕事で試した、動画生成ツールのお試しプランでした。
使ったのは、2回。
たった2回で、そのまま忘れていた。
詐欺ではなかった。
犯人は、一年前の私でした。
怖かったものの正体が「忘れていた自分」だったとき、力が抜けて、少し笑ってしまいました。
ひとつじゃなかった
安心したのも束の間です。
「ほかにもありませんか」と聞いてみたら、もうひとつ出てきました。
今度は、ファイル整理のサブスク。
毎月800円ほど。
これも、いつ申し込んだのか覚えていません。
合わせて二つ。
どちらも、今は必要のないものでした。
年払いのものは、一年に一度しかメールが来ません。
だから、気づかない。
気づいたときには、もう次の一年分が引き落とされている。
忘れても、追える
この話で言いたいのは、節約しましょう、ということではありません。
私たちは、忘れます。
一年前に2回使ったツールの名前なんて、覚えていられません。
覚えておこうとするより、忘れても追える形にしておけばいい。
今回、そう思いました。
メールは残っています。
明細も残っています。
足りなかったのは、それをつなぐ数分だけでした。
AIって、こういう地味なことに使うと、いちばん助かるんだなと思いました。
痛い出費でしたが
解約は、その日のうちに済ませました。
一年前の私が、新しいものを試そうとしていた。
それは分かるのですが、年間で合計4万円です。
痛い出費でしたが、勉強になりました。
その日のおやつは、我慢することにしました。
