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行き渋りの休み明け、親はどうする?一度行けたのにまた休んだ朝の3つ

始業式には行けた。
昨日も玄関を出られた。

それなのに今朝は布団から出てこない。

「せっかく行けたのに」「また元に戻ったのかな」「昨日、無理をさせたのかもしれない」

一度行けた後の欠席は、初めて休んだ日とは違う迷いが出ます。

今日は今後の登校まで決めません。今日の事実、学校への連絡、次に確認する時刻の三つだけに分けます。

行けた日を無かったことにする必要も、休んだ朝を失敗と決める必要もありません。

一度行けたのに休むと、なぜ迷いが増えるのか

行けなかった日が続いている時は「今日は休む」と受け止められても、一度行けると期待が生まれます。

明日も行けるかもしれない。
このまま戻れるかもしれない。

その期待があるぶん、次に休んだ朝は落差が大きく見えます。

親は原因を探し始めます。

昨日の声かけが強かったのか。
学校で何かあったのか。

生活リズムが戻っていないのか。

原因を知りたいのは自然です。
ただ朝の短い時間に答えを出そうとすると、子どもも親も苦しくなります。

まだ話せない子に何度も聞く。
親が推測した理由を学校へ伝える。

明日以降の予定まで決めようとする。

これらを一度に進める必要はありません。

今日の出欠と、これからの見通しは別の話です。

最初に「今日わかっている事実」を書く

まずメモに、今朝わかっていることだけを書きます。

- 起きた時刻
- 本人が口にした言葉
- 頭痛や腹痛など本人が訴えたこと
- 朝食や水分が取れているか
- 安全に家で過ごせる状態か

本人が理由を話していなければ「理由はまだ話していない」で終えます。

「学校が怖いようです」「昨日がんばりすぎたのだと思います」

本人がそう言っていないなら、朝の連絡で推測を事実のように書きません。

たとえば今朝のメモは、次の程度で構いません。

「7時に声をかけた。返事はあるが起き上がれていない。理由はまだ話していない。水分は取れている」

これなら親が解釈を作らず、学校へ現在の状態を伝えられます。


今日の事実、学校への連絡、次に確認する時刻を分けます。

次に「学校への連絡」を今日の分だけ送る

学校への連絡は、今朝わかっている範囲で送ります。

「本日は登校が難しい様子です。昨日は登校できましたが、今朝は起き上がれていません。理由はまだ本人から話が出ていないため、家庭で様子を見ます」

学校ごとに連絡方法や安全確認の決まりは違います。
指定された方法がある時は、その決まりに沿います。

欠席か遅刻かを選ぶ必要がある場合は、現時点の扱いを送り、状態が変わった時の連絡方法を確認します。

昨日行けたことを詳しく説明し直す必要はありません。

「昨日は行けたのに今日はなぜですか」と聞かれても、まだ分からなければ分からないままで構いません。

「今朝はまだ理由を話していません。分かったことがあれば、改めて共有します」

この一文で区切ります。

明日も行けるか。
今週は何日行けるか。

教室へ戻れるか。

朝の欠席連絡で約束しません。

三つ目は「次に確認する時刻」を決める

欠席連絡を送った後も、親の頭が一日中「どうする?
」で埋まることがあります。

そこで次に話す時刻を一つだけ決めます。

帰宅後の17時。
夕食後。

翌朝ではなく、今夜の落ち着いた時間。

家庭の都合に合う時刻で構いません。

子どもには次のように伝えます。

「今日は休む連絡を入れたよ。学校のことは夕食の後に一度だけ聞くね。今は休んで大丈夫だよ」

話す時刻を伝えたら、その時間までは登校の質問を繰り返しません。

子どもが自分から話し始めた時は聞きます。
ただ答えを急いでまとめたり、明日の約束へ変えたりしません。

次に確認する時刻を決める目的は、話を先送りにすることではありません。

朝から一日中、親子の間に登校の問いを置き続けないためです。

今日のメモはこの形で終わります

紙でもスマホでも構いません。

次の三行を書きます。

1. 今日の事実:返事はあるが起き上がれていない。理由はまだ話していない
2. 学校への連絡:現時点では欠席。変化があれば改めて連絡する
3. 次に確認する時刻:夕食後に一度だけ聞く

この三行を書き、学校へ今日の連絡を送ったら、朝の判断は終わりです。

今週ずっと休むと決めたわけではありません。
明日は必ず行くと決めたわけでもありません。

今日の朝に必要なことだけを終えます。

「また振り出しに戻った」と決めなくていい

登校できた日と休んだ日を、成功と失敗の二つだけで見ると親子ともに苦しくなります。

一度学校へ行けた事実は残っています。
今日休んだ事実も残ります。

どちらかを消して一つの結論にする必要はありません。

学校へ行った翌日は疲れが表に出ることもあります。
学校で何か気になることがあった可能性もあります。

本人にもまだ言葉にできないことがあります。

どれが当てはまるかは、今朝の時点では分かりません。

だから親が理由を一つに決めません。

「昨日がんばったから仕方ないね」「また行けなくなったね」

どちらも本人が感じていることと違うかもしれません。

親が言えるのは「昨日行けたことも、今日つらいことも見ているよ」までです。

学校には何を相談しておく?

一度行けた後に休む日が続くなら、担任や相談担当と連絡方法を決めておきます。

- 朝は現時点の出欠だけ送る
- 詳しい様子は別の時間に共有する
- 遅れて行けそうな時の連絡先を決める
- 教室以外の選択肢が学校にあるか確認する
- 翌日の登校を朝の電話で約束しない

利用できる選択肢は学校によって違います。

別室、保健室、短時間、校門までなどを一律に勧めるものではありません。
本人の状態と学校の体制を確認して相談します。

学校から「昨日は来られたので今日も」と言われた時は、今朝の状態を短く返します。

「昨日登校できたことは本人も家族も受け止めています。今朝は起き上がれないため、今日は現在の状態で判断します。今後の通い方は別の時間に相談させてください」

昨日の登校を次の約束へ自動でつなげないための返し方です。

夕方に聞くのは一つだけ

決めた時刻になったら、質問を一つに絞ります。

「今日いちばんしんどかったのは、朝起きること、学校へ行くこと、学校で過ごすことのどれに近い?」

選べなければ「まだ分からない」で終えて構いません。

詳しく話してくれた時は、その言葉をメモします。

親が質問を重ねて原因を確定させる時間にはしません。

明日の予定を話せそうなら、本人が答えられる範囲で確認します。
答えられない時は翌朝の決めた時刻に、現時点の状態を学校へ送ります。

一度で全部を聞き出そうとしないほうが、本人の言葉が出た時に受け取りやすくなります。

親が仕事へ出る日は安全を先に決める

欠席した子が家で過ごす場合は、登校の判断とは別に安全を確認します。

年齢、健康状態、家での過ごし方、連絡手段、近くに頼れる大人がいるかで判断は変わります。

一律に「留守番で大丈夫」とは言えません。

連絡が取れる方法。
食事や水分。

火や鍵の扱い。
体調が悪化した時の連絡先。

家庭で必要な項目を確認します。

安全を保てないと感じる時は、親だけで抱えず学校、公的な相談先、医療機関などへ相談します。

安全や体調が心配な時

この記事が扱うのは、一度登校できた後に休んだ朝の整理です。

自傷他害の恐れ、急な体調悪化、安全を保てない状態、暴力がある時は、通常の欠席連絡より安全確保を優先してください。

地域の緊急窓口、公的な相談先、学校、医療機関など、その時に連絡できる先へ相談します。

診断、治療、服薬、登校の可否はこの記事で判断しません。

一度行けたのに休むと、親は先のことまで考えたくなります。

でも今朝に必要なのは、今日の事実、学校への連絡、次に確認する時刻の三つです。

この三つを終えたら、今日の朝はそこで区切ります。

昨日行けたことを急いで次へつなげなくても、昨日の一歩が消えるわけではありません。

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