ココフォリア本番前のリハーサル|シーン・BGM・復旧・バックアップ確認表
部屋が完成すると、ひとまず安心したくなります。ただ、シーンの呼び出し、BGM、画像の重なり、招待URLなどは、実際の順番で動かして初めて気づく問題もあります。
この記事では、見た目の検品ではなく「当日の操作が成立するか」を確かめるリハーサルと、変更に失敗したときに戻るためのバックアップを扱います。
リハーサルの目的
本番前確認の目的は、豪華な部屋かどうかを評価することではありません。
目的のシーンを短時間で呼び出せるか
場面固有の画像が正しく切り替わるか
共通表示が意図せず消えないか
BGMやテキストの切り替えが想定どおりか
問題が起きたときに前の状態へ戻れるか
画面表示だけから、参加者の理解や感情を推測することはできません。表示の分かりやすさを確認したい場合は、必要に応じて本人へ聞きます。
リハーサル前に採用版を決める
複数の背景やUI候補が残ったままでは、何を検証するのか決まりません。
素材のファイル名や管理表へ採用版を記録し、テスト対象を固定します。リハーサル中に大きなデザイン変更を始めると、操作確認と制作作業が混ざります。
見た目の修正点は別のメモへ残し、まず操作テストを最後まで行います。
15分の基本リハーサル
1~3分:入室と招待経路
ルームを開き直し、正しいルームへ入れることを確認します。
招待URLとルームIDの保管場所を確認します。招待URLは、不特定多数が閲覧できる場所へ掲載しません。
別のブラウザやゲスト環境で確認する場合は、テスト用の参加方法と本番用アカウントを混同しないようにします。
GM側の画面では、シーン反映、パネル、BGM、復旧操作を確認します。別権限側の画面では、実際に表示されるパネル、チャットの送信先、非公開にする予定の情報、クリック操作、BGMの聞こえ方を観察して記録します。権限名だけで全操作を断定しません。
表示されたことと、参加者が内容を理解したことは別です。理解や同意が必要な項目は、画面表示から推測せず本人へ確認します。
4~6分:開始状態
最初に表示するシーンを反映します。
背景、前景、共通パネル、場面固有パネル、BGM、シーン切替テキストを確認します。待機画面を使う場合は、開始前に見せたくない情報が出ていないか確認します。
7~10分:場面を順番に切り替える
セッションで使う順番どおりにシーンを反映します。
待機
導入
探索
緊張
戦闘・クライマックス
エンディング
戻る可能性がある場面は、逆方向にも切り替えます。「探索から戦闘」は動いても、「戦闘から探索へ戻る」と警告画像が残ることがあります。
11~12分:一時表示を確認する
カットイン、APNG、クリックアクション、PDF表示など、一時的に使う機能を確認します。
演出の開始だけでなく、終了後に何が残るかも見ます。動作後の画面へ不要な画像や音が残る場合は、戻す操作を決めます。
13~15分:復旧手順を試す
意図しないシーンを反映した想定で、正しい場面へ戻します。
どのシーンを選び直すか、BGMを止めるか、共通パネルを再表示するかを確認します。復旧に複数操作が必要なら、短い手順メモを作ります。
シーン検品表
| 確認項目 | 待機 | 導入 | 探索 | 戦闘 | 終了 |
|---|---:|---:|---:|---:|---:|
| 背景・前景 | □ | □ | □ | □ | □ |
| BGM | □ | □ | □ | □ | □ |
| マーカーパネル | □ | □ | □ | □ | □ |
| 共通パネル | □ | □ | □ | □ | □ |
| 切替テキスト | □ | □ | □ | □ | □ |
| 戻り操作 | □ | □ | □ | □ | □ |
シーン数が多い場合も、まず実際に使用する主要場面から確認します。
BGMで確認すること
公式ドキュメントでは、BGM01とBGM02へ異なる音源を設定でき、ユーザー側の音量調整やミュートは本人単位で動くと説明されています。
一方、音源ごとの音量設定は他のユーザーにも影響する項目です。自分の端末だけの音量と、ルームへ設定する音量を混同しないようにします。
リピートの有無、開始音量、停止方法、別BGMへの切り替えを確認します。音が再生されるかだけでなく、止めたい場面で止められるかも見ておきます。
クリックアクションを検品する
スクリーンパネルには、クリック時にチャットへテキストを送る機能があります。ダイスコマンド、/scene、/pdfなどを設定できます。
本番前には、次を確認します。
クリックする画像が目的の操作と一致している
似たボタンを隣接させていない
誤クリック後の戻り方が決まっている
テキストを送るチャットタブが適切である
PDFや外部資料が実際に開ける
操作ボタンは便利ですが、数が増えるほど確認対象も増えます。使用頻度の低い操作は、シーン一覧から直接行うほうが安全な場合があります。
CCFOLIA PROでルームデータをエクスポートする
ルームデータのZIPエクスポートは、現行ではCCFOLIA PROの機能です。PROを利用している場合は、大きな変更前や、本番前の採用状態を保存するときに利用できます。
ファイル名には日付と状態を入れます。
scenario_room_before_rehearsal_2026-07-21.zip
scenario_room_ready_2026-07-22.zip
backup.zipだけでは、いつの状態か判断できません。
無料プランでも必要なローカル保管
無料プランではZIPエクスポートを前提にせず、再構築に必要な素材とメモをローカルで保管します。PROでZIPを出力する場合も、公式ドキュメントでは音源ファイルはエクスポート対象に含まれないと説明されています。
次のものは別に保管します。
BGMと効果音の元ファイル
背景やUIの元画像
文字入れ前の空白素材
素材のREADMEと利用条件
シーン順と操作手順のメモ
シナリオ固有の作業ファイル
ZIPがあるだけで完全に復元できるとは考えず、必要な構成物を分けて保管します。
バックアップは戻せて初めて役立つ
ファイルを保存しただけでは、復旧可能か確認できません。
PROのZIPを使う場合は、本番ルームを壊さないよう、別の練習用ルームでインポートを試し、背景、シーン、パネルなどが戻るか確認します。元のルームでBGMを使用していた場合、音源ファイルはZIPに含まれないため、別途アップロードして再設定します。
無料プランでは、元画像、BGM、利用条件、シーン順、設定値のメモから練習用ルームを再構築できるか確認します。
復元テストを行った日時と結果を短く残します。
2026-07-21:ready版を練習用ルームへ読込。画像・シーン確認。BGMは別設定。
当日用の操作メモ
長い説明書ではなく、次のような短い表を作ります。
| タイミング | 操作 | 戻す方法 |
|---|---|---|
| 開始5分前 | `00_待機`を反映 | 同シーンを再反映 |
| 導入開始 | `01_導入`を反映 | `00_待機` |
| 戦闘開始 | `04_戦闘`、BGM確認 | `02_探索` |
| 終了 | `05_終了`、BGM停止 | `04_戦闘` |
進行台本と部屋操作を完全に一体化すると修正が難しくなります。操作メモは、場面名と復旧だけに絞ります。
最終チェックリスト
採用する画像とシーンを固定した
本番順と逆方向の場面切り替えを試した
共通パネルが意図せず消えない
場面固有パネルが次のシーンへ残らない
BGMの開始・停止・切り替えを確認した
クリックアクションを実行した
誤操作後の戻り方を確認した
PRO利用時はルームデータを日付付きでエクスポートした
BGMと元画像を別に保管した
PRO利用時は別ルームでZIP復元を試し、無料プランでは素材とメモから再構築できることを確認した
公式情報
確認日:2026年7月21日。仕様や保存対象は更新される可能性があります。
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