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日本保守党クロニクル20 毒手

私が中学生の頃、40年近く前から読んでいた格闘漫画に必ず出て来る技の中に、この毒手と言うものがあった。拳を毒の液体に何度も漬ける事によって、己の手に毒を染み込ませ、少し掠っただけでも、相手に致命的なダメージを与えると言う卑劣かつ残虐な技だ。
もちろんこれはフィクションの話だが、この世界には関わった相手を最後には奈落の底に突き落とす様な人間がいる。まさに毒手だ。
政治の世界はまさにそんな毒手を持った人間が大勢いるらしい。

夏の参院選で国会議員5人と言う二つ目の政党要件を満たし、文句なしの国政政党になって、代表もようやく、と言うかイヤイヤながら国会議員になった日本保守党。
このシリーズも20本に到達した訳だが、当選時の殊勝なコメントは数日で忘れて、国会で居眠りしてはそれを指摘されて逆ギレポストと、全く変わらぬ笑えない吉本新喜劇のようなベタコントを飽きもせず繰り返している有様だ。

「私たちは何処とも組まない。失礼ながら一緒にやりたいと思える政党がいない」
と、有本事務が何処かの番組で言っていた様だが、自民党や立憲民主党の様な3桁を超える議席を持った政党ですら、他党と協力しなければ動けない局面にある今の政界において、議員5名、しかもそのうち2人は他党の河村氏と竹上ゆうこ氏だけの弱小政党が何処とも組まないのであれば、政治はやらないと宣言しているに等しいのではないか。
国会法第56条において、予算を伴う法案を提出する為には、衆議院で50名、参議院で20名の議席が必要だと定められている。予算を伴わない場合でも、衆院20名、参院10名+賛成者の11名必要になる。
今の保守党は衆院3名参院2名だ。つまり保守党単独では何一つ法案は提出できないのである。

できるのはせいぜいヤジと居眠りくらいものだろう。百田代表には。

そんな孤高を気取っていた政党日本保守党が、急速に接近している党がある。今回の参院選で国政政党に躍り出た、チームみらいだ。

最初は女性かと思っていた。

この政党の党首でITエンジニアの安野たかひろ氏が、参議院に初当選。しかも、政党要件のひとつである、2%の得票率を得て国政政党になったのだ。安野氏は東京工業大学出身の34歳で、昨年の都知事選に出馬してその名を広めた人物である。
今回の参院選では、政党交付金を使って政治家の政党交付金等のお金の流れを全て可視化して、誰でもリアルタイムでどの議員が何にいくら使ったとか、どれだけ寄付金が集まった等の資金の動きが見える様にする為のシステムを作ると公言している。
これが実現すれば、「政治とカネ」の問題がこの世から消える。先の衆院選で石破総理が憎む安倍派の議員を国会から放逐する為の政争の具としたのがまさにこの政治とカネの問題だった。
この画期的なシステム。きっとAIも活用した「政治資金可視化システム」のみならず、この安野党首率いるチームみらいは、選挙選において「誰もおとしめない」事をスローガンとして掲げていた。
一見、なんだそりゃ?と思ってしまいそうだが、こんなスローガンを掲げる政党が出て来るほど、昨今のネットを使った政党や個人への誹謗中傷が酷くなっている。

これまで散々書いてきたが、ネットを悪用した個人へ対する誹謗中傷は、今思えば立花隆氏のNHKから国民を守る会と言うワンイシューの政党から始まった。政治哲学なきトリックスターである立花氏はネットを活用して躍進した政治家の草分けと言える。そのSNSを使った個人への誹謗中傷や、所謂「犬笛」を吹いて妄信的な信者に敵を攻撃させると言う、狡猾で卑劣な手法は、参政党、そして日本保守党へと受け継がれた。

かつて保守党の候補として、東京15区補選を戦った飯山陽氏は今、党首である百田氏や有本氏と裁判で争っている有様だ。

そんな負の螺旋に終止符を打つべく掲げたのがチームみらいの「誰もおとしめない」と言うスローガンである。

そんな安野氏に、どうやら保守党の百田代表や有本事務が接近していると言う噂が巷間囁かれ始めた。


保守党批判動画でお馴染みのyoutuber黒猫たま氏のポスト。チームみらいが会見で、国会運営について余りにも時間と金の無駄遣いが多いと述べた動画に賛同する形で有本事務がリポストしている。
ついこの間、誰とも組まないと孤高宣言ならぬ法案非提出宣言をしたばかりなのに、このチームみらいには真夏にもかかわらず秋波を送っている様だ。

極め付けはこれだ。

ITを活用した効率化を党の方針としているチームみらいなら、イギリスの伝統的な議会での振る舞いなど到底理解できないだろうと言うポストに対して、何故か全く無関係の有本事務がチームみらいを擁護する様なリポストを投じたのだ。
2度も選挙に落ちて暇になったのか何なのか知らないが、こんな伝統とシステム効率化を一緒くたに考えるような低能ポストに反論する形で、押しかけフォローを何の打算もなく有本氏がするはずがない。
「ずるくあざとく」が有本事務のスローガンなのだ。


参議院の議場で安野氏と話す百田氏

百田代表が国会で、有本事務がSNSで露骨なまでに安野氏とその政党を引き入れようとしているのはまず間違いない。
しかし、結党時に友党関係を結んだ河村氏代表の減税日本や、百田氏有本氏が民間人時代に関わったほぼ全ての人が被害を訴えている事は以前の記事にも書いた。関わったら最後、結局は皆損をする「毒手」をこの2人は持っているのだ。握手などは言うに及ばず、掠っただけでも酷い目に遭う。

IT畑の安野氏は、ネットの情報収集にも長けているとは思うが、これまで保守党を監視してきた身としては放っておけず、安野氏のXアカウントにこの記事を読んで欲しいとメッセージを送った。
人が好さそうな安野氏だから心配になる。百田氏とは親子ほど年齢が離れている。確か、保守党には福岡支部に森けんたろうとか言う信号機破壊ITエンジニアがいたはずだ。重要なソースコードをSNSに晒すという危機感永遠の0っぷりを如何なく発揮していた逸材である。だとすると保守党の目的はやはり議席と政党交付金だろうか。
逃げられた安野氏に「向こうからすり寄って来たくせに」云々キレ散らかした挙句に犬笛で信者に攻撃させる未来が朧げに見える。

早速広島での原爆慰霊祭に出席して居眠りしていた百田氏、前日に本業のニコ生配信をしていたせいかは知らないが、あの暑い中でスーツを着てよく眠れるものだと感心する。寝つきの良さは石破といい勝負だ。
国会終了後はがんの手術を控えていたはずだが、先日の会見ではその必要はなくなったと発言があったようだ。
選挙戦では猛暑の中、毎日一食しか食べてなかったらしく、どんどんやせ細っていたのを心配したが、あれは何だったのか気になる。
私が議員なら質問主意書を送りたい所だ。

今更どうでもいいが、チャイナ広沢一郎名古屋市長が、保守党名古屋支部長を退任したと報道があった。元々ビジネスマンとして中国と取引していた広沢氏だが、「アヘン戦争の恥辱を晴らす」べく、フェンタニルでアメリカをゾンビタウンにしてるその輸出拠点に、名古屋の中華系企業が関わったと言う日経新聞の世紀のスクープをもろに食らって会見で倒れていたのに、その中国と今更連携するというのだから恐れ入る。河村氏が南京事件などなかったと筋を通した功績に泥を塗る格好だ。
どうやら広沢氏も中国の「毒手」にやられていたようだ。


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