未遂
未遂、殺人未遂や自◯未遂にと合わせてよく使われる未遂という言葉。物騒さや不吉さを連想連鎖させる言葉。昨日は未遂の連続だった。
Case1.無夏祭未遂
毎年夏に何かしらの祭りに一つは行くのですが、危うく祭りに参加しないまま夏が終わるところでした。
昨日、我が町でも夏祭りが開催された。毎年臨時駐車場に車停めてそこからシャトルバスで行っていた。そこの臨時駐車場に停めれなかったことはない。なのに今年はそこの臨時駐車場は使えないらしく別の場所に臨時駐車場を用意してくれたとのこと。その時点で少し不安だったが、祭りのサイト内で随時駐車場の空き具合を知ることができた。だから油断していた。昨日、いざ臨時駐車場に向かうとスタッフのおじさんに、満車です、と伝えられた。あまりにも爽やかに伝えられたので、嫌な気一つもせず、そうなんですね、と納得してしまった。
しかし!
三秒後すぐに疑問が沸いてきた。5分前に調べた時、サイト内の空き具合は『空き』になっていたからだ。この5分の間で『満』になったのだと言われれば、そうなのだが、空き具合の記載は、左から、空き、まだ空いてる、もうちょとしか空いてないよ、満車と段階的になっており、5分前で最も安心感のある、『空き』だったから安心していたのだ。
ここでいつもならさすがに怒りの感情が出てくるだろうけど、僕と妻は怒りの感情はそんなになかった。今年初めての臨時駐車場だし、スタッフの人も慣れてないとこあるから、しゃあないよね、って気持ちが1割。
残り9割は、腹が減っていたからだ。腹が減って怒る気力さえなかった。祭りに行けなくて屋台飯食べられないのはわかったから、なんでもいいので食べ物をよこせ。これが僕と妻の共通認識だった。
だからすぐに夏祭りは諦めて、肉をがっついた。夏祭りの屋台を超えられるのは焼肉しかないと思い、即座に焼肉屋に向かって肉を食べた。ネギ塩タンは夏祭りの屋台飯を忘れるには充分すぎる美味しさだった。
「夏祭りには行けなかったけど、こういう一年もありだね」
と言い合った。そしてなんだかんだで夏祭りにもギリギリ参加できた。
だから無夏祭未遂にできた。よかった。
※話の流れがあるので、なんだかんだ、の詳細は後に書いております。
◇
Case2.小可愛未遂
焼肉屋で肉を堪能し「夏祭りには行けなかったけど、こういう一年もありだね」と言ったのが20時。
「夏祭りは無理だったけどせめてあそこには行きたいよね」と言ったのも20時。
あそことはあそこだ。住んでる場所が特定されるので具体的な地名は伏せておくが夏祭りと合わせてイベントが山で開催されていた。調べたら21時までしていたので行ってみることにした。
ナビで調べたら25分くらいで着くとのことだったので、悠長に一度家に帰ってトイレを済ませた。
(家のトイレが落ち着くのだ。)家のトイレが落ち着くのだと言っている場合ではない。そんなこと言っている場合ではないとその時の自分らに強く言いたい。
家に一回帰ったせいで目的地の山の駐車場に着いたのが20時55分。ギリギリだった。
だが、問題はまだ目の前にあった。目的地までは100段以上階段を登らなければならないのだ。階段が嫌いだ。鎌倉旅行に行った時に鎌倉旅行する人ならマストで行く鶴岡八幡宮でさえ階段があるからという理由で登らなかったくらいだ。
そんな僕らだがここまで来て諦めたくなかった。なんとかなれえ精神で登り、なんとか登りきった。閉館2分前だった。客は僕と妻だけだった。
スタッフのお爺さんが1人椅子に座り来場者数をカウントしていた。その人に妻が「すいません、ギリギリで」と謝ったら、お爺さんは、「全然ぜんぜん、ゆっくり見てってよ」と神みたいな対応してくれた。だけど迷惑はかけられないので2分で写真撮りまくって21時ピッタリに出た。出る時にもお爺さんに、ありがとうございました、と述べたら笑顔で返してくれた。ありがとうお爺さん、お爺さんが僕みたいにもう客いないし2分前だから閉めちゃおって人だったら僕らは夏祭りもこのイベントも楽しめない所でした。
こうして超ギリギリでしたが、イベントを楽しめました。
だから小可愛未遂にできた。
慌てすぎてほとんどの写真はこんなんになったが、ちゃんと撮れてるのも沢山あって良い思い出となった。

ちゃんとしたのも、ある。

夏の小可愛(ちいかわ)見れないかもしれないと思った事件、小可愛未遂も未遂にできた。ほんとなんとかなるもんだ。
◇
Case3.苺失踪未遂
ちいかわもなんとか見れてテンション上がった僕らは、やっぱり夏祭りも行きたいよねってことでダメ元で夏祭りに向かいました。そしたらビックリするくらいスムーズに夏祭り会場に行くことができました。
お腹は先程の焼肉でいっぱいだったので、夏祭りの雰囲気と屋台の雰囲気を満喫しました。夏祭りの熱気最高でした。
明日用にベビーカステラでも買って帰りたくて探したけど、無かったので、じゃあせっかく夏祭りに来たんだからとおもちゃのくじ引きをして帰りました。どれを引いてもスクイーズが当たる夢のようなくじ引き屋でした。夢の店の前には子供たちが500円玉握りしめて群がっていました。そこで引いたくじ。苺のスクイーズが当たりました。

このスクイーズが可愛いすぎて、夏祭りから帰ってきてお風呂の中で明日のエッセイはこの苺のスクイーズとちいかわをかけて、いちかわ(苺可愛い)とちいかわの話にしようと思いつきました。
そして風呂上がりに
「そう言えば屋台で当てた苺のどこ置いた?」
と聞いたら
「知らないよ。最後にたまごまるに渡した」
そう言われても記憶皆無。鞄にもズボンのポッケにも無くて、オワタ、となりました。
落としたんだと。それか盗まれたんだと思いました。
しかし今朝、車を見たら普通にありました。
助手席(妻が座ってた側)にね!
見つかってよかった。
苺失踪未遂、苺の紛失も未遂に終わり全てが未遂となった一日でした。
全てを満喫でき、結果的には最高の夏の一日となりました。
今ならこう言える。
はい!こんな未遂なら、いつでもウェルカムです!と。
おわり
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いつも読んでくださりありがとうございます。