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【みかみか】まちで見つけた、小さなSDGs #2

多摩経営工房SDGs研究会では、「SDGs+(ぷらす)」として、メンバーが日替わりでSDGsに関するさまざまなテーマを発信しています。
SDGsというと、なんだか大きくて難しい話に聞こえるけれど、ちょっと目を向けてみると、私たちの暮らしのすぐそばにもたくさんのSDGsがあることに気付きます。木曜日は、みかみかがまちを歩いていて見つけたもの、地域での活動、人との出会い――そんな日常の中にある「これもSDGsかも?」を、小さなコラムにしてご紹介していきます。

#2 防災情報は、ちゃんとみんなに届いてる?

⛑️👥今回の小さなSDGsは「防災と情報」です

 2026年9月12日(土)…私がパーソナリティを務める📻ラジオTAMAリバーで、防災特番を放送します。その準備をしながら、最近とても気になっていることがあります。

防災情報って、本当にみんなに届いているのでしょうか。

 きっかけの一つは、先日8月29日の「ブラインド・ナビ」で一足早く放送した防災特番でした。
 番組の中では、視覚に障害をお持ちのアッフーさんから、防災ハンドブックの内容を「読み上げる」ことについて伺いました。
 防災ハンドブックには、いざというときに必要な情報がたくさん載っています。でも、「書いてあるから伝わる」とは限りません。印刷された文字から情報を得ることが難しい人にとっては、どうやってその情報にアクセスできるかまで考える必要があります。

⛑️知らなかった防災の工夫

 お話を伺う中で、「こんなものもあるんだ!」と初めて知ったものがいくつもありましたので、こちらでご紹介したいと思います。

 たとえば、非常時に備えて携帯できる風船式のスペア白杖。印刷物に付けられた音声コードから情報を得ることができるUni-Voice(ユニボイス)。そして、避難所で視覚に障害のある人の移動を助ける誘導レールなどです。

左から 風船式のスペア白杖、防災ハンドブック、誘導レール

 防災というと、水や食料、携帯トイレなどを思い浮かべがちですが、必要なものは人によって違います。そして必要なのは「モノ」だけではありません。

情報を得られること
安全に移動できること
必要な支援につながれること

これらもまた、大切な「備え」なのだと気付かされました。

⛑️「みんなが参加できる防災」って?

 9月12日の防災特番 9時30分から30分間は「ブラインド・ナビ」でお馴染み ブラインドナビゲーターのアッフーさん、コスモスさんをお招きして、視覚障害当事者目線の防災についてお話しして頂く予定です。

「ブラインド・ナビ」は毎週(土)9:30~10:00に放送しています

 障害のある人も参加しやすい防災訓練とはどんなものなのか、実際にまちを歩きながら危険な場所や災害時に役立つものを確認する「防災まち歩き」などについても考えてみたいと思っています。

 地域の防災訓練に参加する人は、どうしても毎回似た顔ぶれになりがちです。でも、本当に災害が起きたとき、その地域にいるのは訓練に参加した人だけではありません。
 障害のある人、高齢者、小さな子どもを連れた人、日本語による情報を得ることが難しい人――。いろいろな人が同じ地域で暮らしています。
 「みんなのための防災」って言うけど、『“みんな”って誰だろう?』と、一度考えてみることも大切なのではないでしょうか。

⛑️防災情報は、届いて初めて役に立つ

 どんなに充実した防災情報も、必要な人が受け取れなければ役に立ちません。障害のある人が情報を得やすくするための工夫は、高齢者や子どもなど、ほかの多くの人にとっても分かりやすく、使いやすいものになることがあります。
 SDGsが掲げる大切な考え方の一つに、「誰一人取り残さない」があります。普段は少し大きな言葉に聞こえますが、災害が起きたときのことを考えてみると、とても身近な問いに変わります。

自分のまちの防災情報は、ちゃんと「みんな」に届くようになっているだろうか。

 そんな視点で、地域の防災を一度見直してみることも、小さなSDGsの一歩なのかもしれません。

【ラジオTAMAリバー 防災特番】
2026年9月12日(土) 7:00~17:00
 ※みかみかは9:00~11:50に出演予定です
◆ラジオTAMAリバーはアプリ「FM++」を使って全国から聞くことができます。
https://fmplapla.com/radiofuchues

今回の小さなSDGs

🏘️ 目標11「住み続けられるまちづくりを」
🤝 目標10「人や国の不平等をなくそう」


木曜日担当 みかみか(丸山 美佳)
中小企業診断士 / 防災士

【略歴】
ICTメーカーのマーケティング部門で販促企画、イベント運営、ユーザー会事務局などを担当。震災復興支援やBCP策定、社会貢献活動など、SDGsにつながる現場実践を積む。
独立後は多摩地域での事業者伴走支援、展示会・ビジネスマッチング支援、地域活性のための「まちゼミ」支援等に従事する一方、「SDGsと日本文化」をテーマに研究・論文執筆を進めている。
また、コミュニティラジオやインターネットラジオを通じて地域で活躍する人々の紹介や情報発信にも取り組み、地域コミュニティの可視化とネットワークづくりを行っている。

【所属】
一般社団法人東京都中小企業診断士協会 三多摩支部 地域支援部
一般社団法人多摩経営工房(多摩ラボ) SDGs研究会/製造業研究会
府中deボッチャ
武蔵台緑地保全ボランティア
ラジオたまにっち  「多摩のニッチな仲間たち」パーソナリティ
ラジオTAMAリバー 「ブラインド・ナビ」パーソナリティ

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