関係を結ぶという感覚
一人で生活している、という現実があります。
それは寂しいとも言えるし、自由とも言える。
でも正直に言えば、私はやはり「誰かと接したい」という気持ちを強く持っています。
その中で、あらためて感じるのは、
普段のたわいのない会話ができる存在の貴重さです。
用事があるわけでもなく、意味があるわけでもない、
ただ何気ない言葉を交わせること。
それが、どれほど人の心を支えているかを、
今になって実感しています。
ただ最近、
「関係を結ぶ」という言葉の意味を
少し広く考えてもいいのではないか、
そんなふうにも思うようになりました。
関係を結ぶことは、
必ずしも会話があることだけではない。
言葉を交わさなくても、
何かとつながっているという感覚。
それは、人でなくてもいい。
ペットのような生き物でもいいし、
生き物でなくてもいい。
毎日使っている道具、
よく歩く道、
いつも目にする風景。
さらに広げると、
私の好きな歴史ともつながっていく。
そこに生きていた人たち、
存在した人たち。
今はもう姿はなくても、
確かに生きていた時間があり、
その痕跡が今も残っている。
それらと向き合うことも、
一つの「関係を結ぶ」という形なのかもしれません。
客観的に見れば、
私は一人で暮らしている人間です。
でも自分の感覚としては、
決して一人ぼっちではない。
人と、
生き物と、
風景と、
道具と、
歴史と、
存在した人たちと。
いろんなものと
静かにつながりながら生きている。
この感覚を、
これからも大切にしていたい。
それが、
今の私の正直な気持ちです。
