非エンジニア会社員がClaude Codeで、12個のAI担当を作ってみた記録
■ きっかけは「一人で全部やるのが限界だった」
AIを使った発信を続けるうち、「これ、一人でやり切るのは無理があるな」と感じる場面が増えていきました。
もし今、AIを使って何かを発信したい・効率化したいと思いつつ、手が回っていない方がいれば、今回の話は少し参考になるかもしれません。
やりたいことは、気づけばこれだけ増えていました。
・OpenAI、Anthropic、Googleの最新情報を毎日チェックしたい
・X(旧Twitter)でのAI関連の話題も追いたい
・集めた情報をnoteの記事にまとめたい
・X投稿用の短文も作りたい
・関連するアフィリエイト商品も探したい
・書いた内容が事実として正しいか確認したい
これを一人で毎日やろうとすると、正直かなりしんどいです。
会社員として本業がある中で、調査だけで時間が溶けてしまう感覚がありました。
そんな時に「Claude Code」というツールを知りました。
Claude Codeは、Anthropic社が提供する、普段はプログラミング作業をAIに手伝ってもらうためのツールです。
ただ、「Subagent(サブエージェント)」という仕組みを使うと、用途ごとに役割を分けた複数のAIを呼び出せることを知り、「これ、チームを作れるのでは」と思ったのが始まりです。
■ 最初に考えた構成:編集長とスタッフ
非エンジニアなので難しいことはできませんが、頭の中でイメージしたのは会社の組織図のようなものでした。
・Claude Code本体を「編集長」役にする
・用途別に「Subagent」を配置する
担当として用意したのは、
・OpenAI調査担当
・Anthropic調査担当
・Google調査担当
・Grok(X上のAI話題)調査結果整理担当
・Xライター
・note担当
・アフィリエイト担当
・fact-checker(事実確認担当)
・など、全部で12個
要するに「一人のAIに何でも聞く」のではなく、「担当を分けたAIチームに、それぞれの仕事を任せる」という発想です。
ここでいう「AI社員」というのは、実際にAIが人間の社員のように意思を持って働いているという意味ではなく、あくまで役割分担のイメージを伝えるための比喩表現です。
■ 専用フォルダを作り、CLAUDE.mdを書いた
まず専用の作業フォルダを作りました。
その中に「CLAUDE.md」というファイルを置き、ブランドの発信方針や、やってはいけないこと(勝手に投稿・公開・購入をしない、など)といった運用ルールをまとめました。
このCLAUDE.mdの中身は、実際にはかなり細かく書き込んでいるのですが、無料note側では全文公開はせず「存在の紹介」に留めておきます。
詳しい書き方や実際の中身は、有料noteの方で扱う予定です。
そのうえで、12個のSubagentを一つずつ設定していきました。
役割・口調・やっていいこと悪いことを、それぞれ個別に定義していく作業です。
■ Subagentが認識されないトラブル
意気込んで作った12個のSubagent。
ところが、いざ「openai-researcherを呼んで」と指示しても、専用のSubagentとして認識されませんでした。
普通の返答が返ってくるだけで、「あれ、設定したはずなのに」と最初は原因が分からず、かなり戸惑いました。
■ 作業フォルダとセッションを見直したら認識された
原因を調べていくと、Claude Codeが基準として見ている作業フォルダの指定方法に関係がありそうだ、というところまでは分かりました。
ただ、それだけが唯一の原因だったと言い切れるわけではありません。
私の環境では、新しいセッションで専用プロジェクトのフォルダを直接対象にしたところ、12個のSubagentがきちんと認識されるようになりました。
原因がはっきり分かったというより、「試したら解決した」という感覚に近いです。
ここは初心者の私が完全にハマったポイントでした。
具体的にどのフォルダをどう指定すればよかったのか、実際の原因の掘り下げや設定方法については、有料noteの方で詳しくまとめる予定です。
■ OpenAI・Anthropic・Google担当を同時に動かしてみた
Subagentが認識されるようになったので、早速試したのが「OpenAI調査担当」「Anthropic調査担当」「Google調査担当」の3つを同時に呼び出すことでした。
一つずつ順番に調べさせるのではなく、3人が同時並行で動いてくれる感覚は、正直かなり感動しました。
それぞれの担当が自分の得意領域だけを調べてくれるので、情報がごちゃ混ぜにならず整理しやすかったです。
■ 「24時間以内」の甘さに気づいて改善
最初は各担当に「直近24時間以内の情報を調べて」と指示していたのですが、実際に出てきた結果を見ると、明らかに数日〜数週間前の情報が混ざっていました。
原因を振り返ると、担当範囲や期間の指示が曖昧だったことが大きかったです。
そこで各Subagentの担当範囲と期間ルールを見直し、24時間フィルターをより厳密にするよう調整しました。
この調整をしたことで、集まってくる情報の鮮度がかなり改善されました。
■ Grokは手動コピペ運用に
X上のAI関連の話題を調べるGrokについては、APIが有料だったため、今回はAPI連携をせず「手動でGrokを使って調査し、その結果をコピーしてClaude Codeに貼り付けて統合する」という運用にしました。
全自動ではありませんが、無理にコストをかけず、今できる範囲で回すという判断です。
■ 制作作業もAIごとに分担
調査だけでなく、X投稿・note企画・アフィリエイト調査といった制作系の作業も、それぞれ別のSubagentに任せられるようにしました。
編集長役のClaude Codeが指示を出し、各担当が自分の仕事をこなす、という流れが少しずつ形になってきています。
■ 情報収集と制作の仕組みができた段階
ここまでで作ってきたのは、情報収集からX投稿・note企画・アフィリエイト調査までを分担できる仕組みです。
現時点では収益化の結果を出す段階ではなく、まず情報収集とコンテンツ制作の仕組みを作った段階です。
なお、この仕組みはあくまで下調べと下書きをAIに任せるものであり、実際にX・noteへ投稿する判断や操作は、すべて私自身が行っています。
AIが内容を勝手に公開する、ということはありません。
■ AIに「書かせる」から「分担する」へ
一連の試行錯誤を経て、自分の中でのAIの使い方の感覚が変わりました。
それまでは「AIに文章を書かせる」という一対一の使い方がメインでしたが、今回の経験を経て「AIチームに仕事を分担する」という感覚に近づいてきています。
非エンジニアの会社員でも、こうした仕組みを一歩ずつ作っていけることは実感できました。
ただし、これは「誰でも簡単にできる」という話ではなく、実際には試行錯誤の連続でした。
ここからは、実際に発信を積み重ねながら試していく段階です。
次の記事では、専用フォルダの作り方・CLAUDE.mdの中身・12個のSubagentの設定・実際に使ったプロンプト・Subagentが認識されなかった時の具体的な確認方法など、そのまま真似できる作り方を詳しくまとめる予定です。
