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退職の書類、誓約書にサインするか否か

世の中たくさんの会社があります。いろんな地域、いろんな仕事内容、多種多様ですよね。

でも採用活動の流れはだいたい一緒かなと思いますし、会社を辞める時には退職願や退職届を出すという流れは共通だと思います。
そして誓約書があるかどうかも会社次第で内容も会社次第。


今回は転職回数がそれなりに多い私が唯一、辞める際にかなり反抗した時のお話になります。
当時誓約書について調べるために検索しました。記事を書いている今も検索すると同じような情報が出てくるので、似た事例の人は多いかもしれないと思いました。
もし同じ状況になっている人に読んでいただけるのであれば、一つの事例として知ってもらえるだけでも幸いです。


何年も前の話になります。
会社を辞めることを決めたので直属の上司に伝えました。
そして更に偉い人に伝わりました。
仮にこの偉い人をAさんとしておきます。

すぐにAさん、直属の上司、私の3人で面談になりました。
話の内容はやめる理由や次はどうするのか、など。まあお決まりの流れでした。
ただ、私が辞めると伝える直前に別の人が辞めていたタイミングだったので引き止めは結構強い感じでした。
採用活動もお金がかかると聞くので私も引き止められるのは仕方ないとは思いつつ、それでも辞める決断を翻すことはありませんでした。
結局しぶしぶ了承されて退職の手続きが進むことになります。

問題はこの後です。
別の日に事務の人から手続きのための書類を受け取ります。
帰ってから目を通すと退職関連の書類や手続きの流れが書いてある用紙でした。その中の誓約書に引っかかりました。

私は今までに2回、退職の時に誓約書を書いています。
今回の話の前に1回、そしてこの会社が2回目でした。

誓約書がない会社もあったので、一式の書類の中に入ってるんだーと思いはしましたが特に疑問には思わず手に取ります。前と同じで守秘義務とかの話だろうと思い読み進めると、ある一文が気になりました。

【退職後、競合他社に入社する場合は必ず当社に連絡して伺いを立てること】

正確な文章は覚えてないのですがこんな感じの内容でした。
もしかしたら「何年か経過するまでは」みたいな文章もあったかもしれません。

はっきり覚えてるのは、「同じような仕事をしている企業に入社するなら連絡して来いよ」という部分です。

署名したくないな、と思いました。
不安に思って「誓約書 署名しない」とか検索して調べました。
曰く、日本には職業選択の自由があるからそちらが優先される。
曰く、そもそも誓約書に署名しても気にする必要は無い。
法律的には拒否しても問題なし、と思える内容がほとんどだったと記憶しています。少し安心した記憶もあります。

でも法律上は気にする必要なしと思えても、実際には書くように決まっている書類として受け取り、署名して提出する流れになっています。
書きたくないけど状況的には書くしかない。誰かに相談できる状況でもない。

面談ではやり取りが面倒だったし、ここからさらに面倒なことになるなら署名しようかとも思いました。
提出しても気にしなければいい。
わざわざ誓約書の内容で個人を訴えてくることも無いだろう。


それでも悩んだ末に署名しないことに決めました。
自分の性格上、間違いなくどこかしらで引っかかったまま自分の中に残ると思ったからです。
そして納得できない部分もありました。
守秘義務や社員の引き抜きといった内容は、会社の立場からしたら誓約書として残したいのは当然だと個人的には思います。なんら問題ないし普通に署名します。
ただ競合他社の部分は退職者全員に署名させるのは違くないか?と思いました。

役職が上の人だったらいろいろ社内のことを知り得てるわけですから仕方ないと思います。
仕事内容をいろいろ経験してる人も同様でしょう。

ただ私はここには当てはまらない。

詳細はぼかしますが、立場的には完全に下っ端。
仕事内容も広い範囲を把握することすらできないポジションでした。

こんな人間が他社に行って情報を使って不利益を与える。
そりゃあできなくはないでしょう。
しようと思えば入社した時点ですべての人が可能なはずです。
だから誓約書として書かせるルールにしてあるんだとも思います。
でも下っ端の立場なら守秘義務の部分と他の内容で十分では?と思います。


1回目はよく考えてなかったのもありますが守秘義務とかだけだったので納得できます。だけど今回はダメ。

まず事務員さんに話しました。
すると今まで署名しなかった人がいないから確認するとのこと。
入社直後ですぐ辞めた人にも書かせてるんかなーとか思ってたら翌日呼び出されました。

今度は偉い人Aさんと1対1です。
今までみんな署名したから、この書式で決まってるから、と他にもいくつか言われましたがすべてNOという旨で返答。

ほとんど関わったことがない人ですが、話してて腸が煮えくり返ってるというのがはっきりわかりました。
表面上は丁寧な言葉遣いとかで対応しようとしてますが、目線とか身振りとか言葉の端々とか、いろいろな部分で怒りが漏れ出てました。
面談で時間をとった上に退職の書類でごねるという面倒なことをしたので当然とは思いますが。
最終的には守秘義務とかの部分だけで署名して終わりました。

他は通常の退職の流れと同じです。

辞めることになって申し訳ないとか思っていましたが、最後は一切その感情も無くなってました。
今でも辞めた事、競合他社の部分に署名しなかった事はまったく後悔していませんし、拒否していて正解だったなと思います。
署名してたらたぶん今も気にしてる。


当時不安に思っていた時に、経験者の体験談のようなものがたくさんあったら、一つでも多く事例を知ることができたら、結構気が楽になっただろうなと思います。
ということで私の経験談を書いてみました。

もし似たような状況の人が読んで少しでも助けになったのなら幸いです。

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