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56歳で気づいた。今はたぶん、子どもにはわかってもらえない。でも、いつか気づいてくれたらいい5つのこと。


はじめに

子どもが大きくなってくると、親の言うことなんてだんだん聞かなくなる。

「また言ってるよ」「わかってるって」「ほっといてよ」

そんな顔をされることも増えた。正直、こちらだって言いたくて言っているわけではない。何も言わず、好きなようにさせた方が楽なこともある。

それでも56歳になった今、子どもたちが社会に出ていく日が少しずつ近づいてきて思う。今はわかってもらえなくてもいい。10年後、20年後に「あの時、親が言っていたのはこういうことだったのか」と少しでも思い出してくれれば、それでいい。

今日は、そんな気持ちで親としてやっておきたいと思っている5つのことを書いてみたい。


1.うるさがられても、伝えるべきことは伝える

これは今でも本当に悩む。どこまで言うべきなのか。もう大きいのだから本人に任せるべきなのか。それとも、親だからこそ言うべきなのか。

ただ一つ思うのは、あとになって「あの時、ちゃんと言っておけばよかった」と後悔したくないということだ。

生活習慣、お金の使い方、人との付き合い方、約束を守ること。社会に出れば、誰も親のようには注意してくれない。

子どもからすれば「また言ってる」「うるさいな」くらいにしか思っていないかもしれない。それでも、人として大切だと思うことは伝える。嫌われないことより、子どもが将来困らないことの方が大事だと思っている。

だから今日も、心を鬼にして言う。


 2.お金をかけることだけが、愛情ではないと伝える

子どもが成長するには、本当にお金がかかる。学費、塾、留学、部活。振り返ると、かなりのお金を使ってきた。

でも子どもからすれば、それはきっと「普通のこと」に見えている。もちろん、それでいいとも思っている。親が好きでやっていることだから、いちいち恩着せがましく言う必要はない。

ただ、お金は無限にあるものではない。家族のためにお金を使うということは、その裏で親もいろいろなものを我慢したり、働いたり、考えたりしている。

我が家では、社会人になったら「最初のボーナスをもらう頃までには自立する」という一つのルールがある。ずっと親に頼るのではなく、自分で稼いだお金で、自分の人生を作ってほしいからだ。

いつか自分に家族ができた時、「あの時、親もこんな気持ちだったのかな」と思ってくれれば、それで十分だ。


3.失敗しても、すぐに助けすぎない

親はどうしても先回りしたくなる。「それをやったら失敗する」「こっちを選んだ方がいい」。経験がある分、先が見えてしまう。だから、つい手を出したくなる。

でも最近は、それを少し我慢するようにしている。転んだ時、すぐに手を差し伸べるのではなく、まずは自分で立ち上がるのを待つ。失敗したら、自分で考える。困ったら、自分でどうするか決める。その経験こそが、社会に出てから一番役に立つと思うからだ。

むしろ若いうちに、たくさん失敗してほしいと思っている。若いうちの失敗なら、いくらでもやり直せる。そして失敗の中から、自分なりの「うまくいく方法」を早く見つけてほしい。

助けないのも、親としては意外と勇気がいる。


 4.家族との時間を積極的に作る

子どもが大きくなると、当然ながら親より友達を優先する。家族との食事より自分の予定。家族旅行より友達との旅行。それが普通だと思う。自分だって若い頃はそうだった。

でも親になった今、よくわかることがある。「家族全員がそろう時間」には、期限がある。

我が家では、家族それぞれの誕生日の月に、できる限りみんなで誕生日会をするようにしている。多分ウチの父はすごく遠慮してたんだと思う。でも、子どもたちが就職し、結婚し、それぞれの家庭を持てば、今のようには集まれなくなるだろう。もう時間は巻き戻せないとわかっている分、だから、できるうちは絶対続けたい。

多少嫌がられても、一緒に食事をする。たまには出かける。写真も撮る。子どもたちにとっては何でもない一日でも、親にとっては、いや、子供達にとってもあとから振り返ると大切な一日になる気がしている。


 5.最後は「子どもの人生だ」と腹をくくる

これが一番難しいのかもしれない。

親はどうしても「こうした方がいい」「こっちの方が幸せになれる」と思ってしまう。仕事、結婚、住む場所、人生の選択。経験がある分、いろいろ言いたくなる。

でも最後に決めるのは、子ども本人だ。親にできるのは、意見を言うところまで。そこから先は、信じて任せるしかない。

振り返れば、自分も親にはかなり自由にさせてもらったと思う。だから自分の子どもたちにも、自分で選んで、自分で失敗して、自分で立ち上がってほしい。そして、なるべく若いうちに自分なりの成功の法則を見つけてほしい。

本当は口を出したい。助けたい。代わりに決めてあげたい。でも、それを我慢するのも親の役目なのだと思う。


 おわりに

きっと君たちは今、「うるさい親だな」くらいにしか思っていないと思う。

それでいい。今すぐわかってもらおうとも思っていない。

10年後、20年後。自分が社会に出て、家族を持って、もしかしたら親になった時。ふと「ああ、親が言っていたのは、こういうことだったのか」と思い出してくれたらいい。自分もそう思った様に。

そしてその時、ほんの少しでも、「自分も同じ様に感じだから、子供達にそうしよう」と思ってくれたら。

親としては、それで十分なのかもしれない。


*このnoteは「宅建士×AI、行政書士で開業するまでの全記録」シリーズの第12話です。*
*第1話:56歳、大手不動産にいたのに宅建を持っていなかった私が、3回目でやっと合格した話*
*第2話:宅建士に合格するための戦略。最初に知っておけばよかったこと。*
*第3話:昨日覚えたことを今日忘れる。そんな56歳がAIで宅建に合格した話*
*第4話:56歳で気づいた。資格勉強は最強の趣味かもしれない*
*第5話:40代の頃に知っておきたかった。56歳で気づいた資産との向き合い方。*
*第6話:56歳で気づいた。子どもを変えたければ、親が変わるしかなかった。*
*第7話:56歳。行政書士試験まで4ヶ月。本気で合格するために今やっていること。*
*第8話:56歳。6年間やめなかった習慣が、私の一週間を変えた話。*
*第9話:56歳。資格試験の勉強時間は、「作るもの」だった。*
*第10話:56歳で気がついた。お金は、貯めるためじゃなく「幸せになるため」に使うものだった。*
*第11話:56歳でわかった。出世する人には、共通する5つの行動があった。*
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