6/6 百万石音楽祭2026〜ミリオンロックフェスティバル〜Day1


 

はしがき

 当方22歳、恥ずかしながらミリオンロック参戦は2回目である。惰性で赴き冷笑しながら過ごしていた百万石まつりに、もっと早く見切りをつけてこのフェスに参戦し続けていれば…と後悔は止まないのだが、過ぎてしまったものは仕方がないので、目の前のフェスを全力で楽しむしかないのだ。
 はしがきはそこそこに、タイムテーブル順に感想を語っていく。
あと、1曲1曲ごとに無理くり間奏をひねり出すのもしんどいなあ、ということに気付いてきたので、印象的なシーンや曲について語ることが中心になるが、そこのところは許していただきたい。

04 Limited Sazabys

 ワンフェスぶりのフォーリミ。その時は雨がかなり降っていたこともあり、少し窮屈さを感じていたのだが、今回は産展4号館改め「白山アリーナ」という大きなハコが、そう言った心配から守ってくれる。
「百万石音楽祭」と冠されているだけあり、和風のカウントダウンから、戦いの始まりを告げる法螺貝のSEが入り、幕が開ける。
「climb」聴けたの良かった。Aメロのビートの疾走感と、Bメロの溜め、「もっともっと 行ってみる?」という歌詞にふさわしいサークル。曲と歌詞、動きが三位一体となる名曲だ。「Galapagos Ⅱ」もいい。「MY HERO」もそうだが、3分以下のショートチューンの中に、様々な展開が織り込まれていて、ドパガキライブキッズたちを沸かしてくれる。
 MCでは、GENがニヤニヤしながら北陸の方言「きんかんなまなま」と愛知の方言「ちんちん」を対比させる。その後の「monorith」でちんちんに沸くフロアを後目に、泣く泣く次のアクトに向かった。

yosugala

私は「雷獣」というyoutuberが好きで、メンバー「永遠」に似ていると自称していることでお馴染みなのだが、その動画でコラボしていたのが、このyosugalaのメンバー「君島凪」だ。
あと、spotifyのポッドキャスト「あのと粗品の電電電話」でプチ炎上していたこともあり、なにかと最近目についたので、一目見ようと思っていた。
予習でちょこちょこ曲を聞いていたのだが、良い。まずサウンドが良い。雰囲気的には、ボカロP・*Lunaの「アトラクトライト」や、LISAの「Catch the Moment」、サンダー回避BGMでお馴染み、AliAの「かくれんぼ」に近い。そういったサウンドに、アニソン畑の声色や台詞が乗っかれば、私の中二心をくすぐるのは畢竟であった。
 種明かしをすれば、yosugalaの作曲陣は、まさにAliaの「かくれんぼ」を手掛けた人であった。こういう情報を簡単に知る事ができるので、最近Spotifyに追加された新機能「Song DNA」、おすすめである。
 「手取川アリーナ」と称される2号館に入る所で、件の「Catch the Moment」がリハで歌われており、驚いた。そして、その歌声はぴったりハマっていた。するすると前に行くことができ、アイドルをこんな近い位置で見られるなんて、フェスさまさまだなあと、2週後に国立競技場にアイドルを見に行く男は思っていた。
 肝心のアクトだが、めちゃくちゃよかった。聴きたいと思っていた「コノユビトマレ」、「何億分の1を」聴けてよかった。どちらの曲も、「君と僕」の出会い、ひいては「yosugalaとファン」の出会いを歌うような曲で、初めて曲を聴いた時の、そして今日初めてパフォーマンスを目撃したときの衝撃を的確になぞってくれるような歌詞。歌もめちゃくちゃうまい。メンバー四人はみんなキラキラしていて、とりわけ、先述の「君島凪」と、ショートカットの「未白ちあ」、めっちゃ可愛かった。ファンサももらえた(気がした)し、大満足!
―――ただ一つを除けば。(ここから愚痴)
後ろのヲタクがうるさすぎた。コールとかなら構わないのだが、とにかく私語。私語。こんな前列で喋るとか頭沸いとんのか。
感想あるんやったら終わってから喋るか、こうやって文章にするなりしろや。「俺はバラードには厳しいですぞ~?」じゃねえんだよ。お前の存在の方が相当厳しいよ。
パフォーマンスが素晴らしかっただけに、このスペースデブリにお茶を濁されたのは腹が立った。光のヲタクでありたいものですね。

マキシマム ザ ホルモン

 急いで「白山アリーナ」へと引き返し、ホルモンへ。例に漏れず、この日のホルモンTシャツ率は異常である。
血沸き肉踊るSE。あのSEを目覚ましにしたら毎回バキバキで起床できるだろうか。そこから「恋のスペルマ」始まりは否応なしにブチ上がるだろうが。「What's up, people?!」「絶望ビリー」と「DEATH NOTE」もりだくさんのセットリスト。このnoteにさっきのヲタクの名前を書いても死はもたらせられない(´;ω;`)
 MCも通常運転で、メインステージの中で明らかに異色な存在感を放っている二組をイジるダイスケはん改め「Da-iCEケはん」。
こういう遊び心が入っている所もDa-iCEきだ。
「恐喝~kyokatsu~」めっちゃよかった。サイケデリックな感じの照明に、ずっしりとした上ちゃんのチョップ。シンガロングのキャッチーさも心地いい。
アリーナ中が体を反らせてのおまじないの後に、「鬱くしき人々のうた」で〆られる。何回聴いても泣いてしまうね。

coldrain

の前に飯。急いで朝出発したこともあり、飯を全然食えていなかったので、まぜそばを食す。命のまぜそば。
 正直ハマりきれていなかったcoldrainだが、しっかりかっこよかった。Masatoめっちゃ歌うまくないか?「大人になります」と言ってからの「Confession」、めっちゃエモーショナルだった。かと思えば、WODが起きたり、俺の後ろではペンライト持った人が横揺れ、オタ芸を打ったり、小さい子供とお母さんがくるくる回ったり、最後の「NEW DAWN」では、見たことのないようなクソデカサークルができたりと、自由さやばかばかしさ、愛らしさが共存するおもろいフロアだった。
 その後に、まだ小腹がすいていたので、キューバサンドなるものを食べてみた。食べにくさはマックスだったけど、ハニーマスタードっぽいような、甘辛のソースみたいなのがめちゃくちゃうまくて、口の周りもめちゃくちゃ汚れた。

新東京

小腹も満たしたし、さあ次はMONOEYESだ!と思って白山アリーナに入ると、観客がみな合掌している。MONOEYESってこんなコンセプチュアルだったっけ?っと思っていたら、TOSHI-LAW登場。BRAHMANやないか!
急いで手取川アリーナへ、もうすでに演奏は始まっていた。
 ギターレスという個性を持つ新東京。それもあり、シャープでおしゃれな音像が持ち味だと勝手に思っていた。のだが、これが意外と熱を持っていて、ライブ感溢れるものとなっていた。
「Escape」大好きだったので聴けて良かった。手数の多い、緊密で疾走感を生むドラムと都会的なサウンドのシンセサイザー。
「Cynical City」では、サビの節回しにボーカル金山仁の表現力が光る。最後の「Morning」では、Ba.大蔵倫太郎のかっこよすぎるスラップベース。その演奏力の高さを見せつけた。
知っている曲でも知らない曲でも盛り上がれる、それを確信させてくれるようなパフォーマンスだった。

名誉伝説(マジでちょっと)

MONOEYESに行く前に、休憩がてら鎮座していたら、名誉伝説のリハが始まっていて、そのうちの一曲に心奪われたので、ちょっと居座ることに決めた。
名前は知っていたが、どんなバンドかは知らなかったので、「こんな感じなんだ」という。Vo.こたにの声は、かわいらしさもありながらさみしさのようなものも少し感じさせる。
心奪われた曲の名前は「シャバイライ」。「王様のブランチ」感と表すべきか、という幸福感溢れるポップな音像、そんな音像と裏腹なメンヘラチックな歌詞。リズムの運びが所どころ「夕景イエスタデイ」みを感じて、めちゃくちゃ気に入った。こういう出会いがあるからフェスはいいのだ。「もうけ!」と思いつつ、白山アリーナへ向かった。

MONOEYES

初細美武士。恥ずかしながらELLEGARDENにはあまり明るくない。でも、「ふつうの軽音部」きっかけで知った「ジターバグ」のまっすぐさはめっちゃ好きだし、その声の爽やかさ・かっこよさには、シーンを牽引し一時代を作った説得力が宿っている。
Ba.のスコット・マーフィーは水色のシャツを着ていて、髪型も相まってめちゃくちゃ永野に見えた。断じてバカにはしていない。断じて。
めちゃくちゃかっこよかった。「最悪だ…」という表現にはなるが、平たく言うと「エモかった」。「グラニート」と「Two Little Fishes」、めっちゃよかった。泣きそうになった。「Two Little Fishes」ではBRAHMANのTOSHI-LAWが加能ガニの化身としてステージに現れ、Gt.戸高賢史にカニの着ぐるみを被せる。これでは、「Two scary crabs」であろう。水面を彷彿とさせる照明も印象的だった。
ELLEGARDENももっと聴きます。THE HIATUSも聴いてみます。

SHANK

白山アリーナと手取川アリーナを反復横跳びしていた中、初めての3号館、立山アリーナ。アクトまではまだ時間があったので、会場に人はまばら。バカデカ冷房がサイドに鎮座しており、ロットン終わりのライブキッズたちがこぞって涼みに来ていた。
リハで「Weather is Beautiful、本編でも、「620」、「Submmarine」、「Set the fire」など、あらかた聴きたいものは聴けて良かった。「Cigar Store」聴きたかったな…。フェスの後、飲み会があったのだが、泥酔しながらずっとSHANKの曲を歌っていた。今度はライブハウスで聞いてみたいな。今回はだいぶ節操のあるフロアだったから。

kurayamisaka

SiMに行こうか迷ったけど、kurayamisakaの金沢デビューを最前で楽しむことにした。リハは「metro」と、新曲「sagittarius」。イズムが溢れていて良い。Vo.内藤さちがリーガルリリーのTシャツを着ていてなんか嬉しかった。
開演前になってもそこまで人が入っておらず、おかしい。レッドマーキー出てたんだぞ。もっと埋まっていいだろ。
セトリは骨太4曲構成。「あなたが生まれた日に」聴きたかったけど、やらなかったか…。
とにかく、kurayamisakaから発される音、そのすべてが圧巻で、これこれ、これが聴きたかったんだ、となった。開幕から自分たちのスタンスをはっきりと見せつける「kurayamisaka yori ai wo komete」、アンセムとなっている「modify youth」はもちろん、お祭りムードで混む街中に似合う「Sunday driver」、1曲分はあろうかと思うようなアウトロで締められる「jitensha」。本当に素晴らしかった。次は絶対に単独で。本当に来てほしい。

飲み会もあったので、ここで帰宅。1日目から、とっても満足。あまり詳しくないアーティストもそこそこいて、その人達の事は好きになれたし、好きだった人達はもっと好きになった。フェスとはこういうものだ。


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