【新大学生必読】知っておきたい大学在学中に「社会から必要とされる人」になるマインド
大学合格、本当におめでとうございます。
受験という長いトンネルを抜けて、ようやく自分の時間が戻ってきた。解放感、不安、期待が混ざった気持ちだと思う。
さて今回は、少し先のことを一緒に考えてみたい。
4年後、あるいは6年後、あなたは社会に出ることになる。そのときに「この人と働きたい」「この人に任せたい」と思われる人間になっていたら、どれだけ心強いだろう。
そのために、何をどう積み上げればいいか。
あまり難しく考えすぎないでほしい。どんな分野でもいいから大学生の間にオリジナルの「エピソードトーク」をいくつか作る、それくらいの気持ちでいいと思う。
勉強編①:専門知識は「道具」として使えて、はじめて意味を持つ
医学・薬学・工学・法学・文学。どの学部に進もうと、専門性は間違いなく武器になる。ただし「試験のために覚えた知識」と「実際に使える知識」は別物だということを、最初に知っておいてほしい。
たとえば工学系なら、講義の理論を「実際の構造物や製品ではどう使われているか」と結びつけながら学ぶと、卒業研究でも社会に出てからも応用が利く。「この知識で、何ができるか」を常に自分に問いかけながら学ぶ習慣これだけで、同じ授業を受けていても4年後の力に大きな差が生まれる。
ゼミや研究室選びも、ぜひ真剣に向き合ってほしい。「楽そう」「友人がいる」で選んだゼミより、「この先生の問いの立て方が好きだ」で選んだゼミのほうが、あなたを格段に成長させてくれる可能性が高い。
勉強編②:「言語化する力」は全員に必要なスキル
理系だから文章は苦手でいい、とはならない時代になっている。研究発表、論文、患者への説明、クライアントへの提案、社内稟議書、チームへの共有。どの職種に就いても、「自分の考えを、相手にわかるように伝える力」は最重要スキルの一つだ。
むしろ理系や医療系の学生ほど、この力を意識的に鍛えてほしいかもしれない。専門知識が深くなるほど「わかっている人にしか伝わらない説明」になりやすい落とし穴がある。複雑なことを専門用語を極力排除してシンプルに説明できる人は、どの現場でも圧倒的に重宝される。研究職ならそんなことは無いと思うのだが、一般企業だと専門用語、特にカタカナ用語を嫌う上司、経営層はまだまだ多いのだ。端的で平易な表現を使うことを美徳としている。
実践的な方法は難しくない。読んだ論文や本を3行で要約する習慣をつける。授業内のディスカッションで積極的に発言する。自分の研究テーマを、専門外の友人に説明してみる。こうした小さな練習の積み重ねが、確実に言語化力を育てる。
英語でのコミュニケーション力も、今のうちから育てておく価値が高い。TOEICスコアもいいが「英語で自分の意見を話せる」状態を目指すと、研究発表や国際学会での場面で本当に役立つ。
勉強編③:「数字とデータ」を読む力は文理問わず必須
文系・理系を問わず、今の社会ではデータに基づいた判断ができる人が求められている。「統計が得意」である必要はまったくない。ただ、「この数字は何を意味するのか」「この結果からどんなことが言えて、何は言えないのか」を考えられる力は、医療・工学・ビジネス・政策あらゆる場面で求められる基本的な思考力だ。理系なら実験データの解釈に、文系なら社会課題の分析に、直結するスキルだ。大学で統計や情報リテラシーの授業が開かれていたら、ぜひ受けてみてほしい。最初は難しく感じても、少し続けると「世界の見え方」が変わる瞬間が必ずくる。
課外活動編①:「本気で取り組んだ経験」だけが、語れる財産
就活や研究者としてのキャリア形成で必ず問われるのが「学生時代に何に本気で取り組んだか」だ。アルバイトでも、部活でも、ボランティア、海外留学、インターン。何でも構わない。大切なのは「うまくいかない壁にぶつかって、それでも続けた経験」があるかどうか。そこから得た学びや変化こそが、あなただけの話になる。
特に1・2年生のうちからバイトやインターンシップや社会人との接点を持つことを強く勧めたい。医療系なら病院ボランティアや医療系スタートアップへの関わりが視野を広げてくれる。理工系ならハッカソンや企業の研究インターンが、自分の専門を社会と接続する体験になる。「まだ早い」はない。早く動いた人ほど、選択肢が広がる。
課外活動編②:「自分と違う人」と関わることの大切さ
大学は、これまでの人生の中でもっとも多様な人に出会える場所のひとつだ。年齢はもちろん、異なる地域、家庭環境、価値観を持つ人たちと同じキャンパスで過ごせるのは、実はとても贅沢なことだ。気づかないうちに「居心地のいい同質のグループ」だけで4年間を過ごしてしまうのは、とてももったいない。
留学生との交流、他学部の授業への参加、社会人コミュニティへの顔出し。ちょっとした勇気でできることが、視野をぐんと広げてくれる。社会で求められる人材に共通しているのは、自分とは異なる背景を持つ人の考え方を理解しようとする姿勢「認知の柔軟性と距離感」だ。これは本を読んで得られるものではなく、実際の関係の中でしか育たない。だからこそ、大学時代に意識して育てる価値がある。全員と仲良くする必要は全く無いが、自分の殻に引きこもっていては勿体ない。
課外活動編③:お金と社会の仕組みを「自分ごと」として学ぶ
小中高では教えてくれないが、社会に出た瞬間から必要になる知識がある。税金の仕組み、社会保険、お金の管理、契約の基本これらを20代前半で理解しているかどうかで、10年後の選択肢が変わってくる。
難しく考えなくていい。例えばまず「自分のアルバイト代から何が引かれているか」を調べてみるだけでいい。そこから社会の仕組みが少しずつ見えてくる。お金を理解することは、自分の人生を自分でデザインするための第一歩だ。
また、今なら怪我しない程度の額で新NISAで株を買ってみるのもいい。株を買う前には会社の事を絶対に調べる。損をしたくないからだ。気になる会社の事業内容、従業員数、資本金、売上、利益率、グループ会社、ライバル企業などなど、色んなことを調べるようになる。会社四季報でなくともネットで無料で拾える情報は沢山ある。そこに興味を持つことは学生にとってとても良いことだと思う。そういうところから会社のこと、経済のことを知るのも有効だと思う。
あとは手に入れたオリジナルの「エピソードトーク」を披露するだけ
今まで受験という高い壁を乗り越えてきたあなたには、すでに「諦めない力」がある。それは本物だ。大学の4年間・6年間は、その力をさらに育てる場所だ。専門を深め、言葉を磨き、人と出会い、失敗して、また立ち上がるその繰り返しの中で、あなたは「求められる人」になっていく。焦らなくていい。でも、立ち止まらないでほしい。
ただ何となくダラダラと時間を過ごし、就活時「あなたは大学で何を学びましたか?」というベタな質問にさえ窮するようでは先が思いやられる。またこれをテンプレで返すと「その他大勢」になる。
その時にもし、他者が経験しないような鉄板のエピソードトークを1つ、2つ、キラキラした表情で語ることが出来れば、そんなあなたを面接官が見逃すはずがない。「この子面白いかも」「この子と一緒に仕事がしてみたい」と思わせることが出来れば、あなたは1歩も2歩もリードできる。
せっかく手に入れたこの時間を、どうか自分のために使い切ってほしい。社会人になるとこんな自由な時間は普通は取れない。あなたの4年間・6年間を心から応援している。
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最後までお読みいただきありがとうございます。