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【大学受験】今の時代に「国公立大学」を受験する過酷さとその価値

国公立大学前期の2次試験が終了した。受験した方、まずは一旦、肩の荷を下ろそう。お疲れ様でした。

まだ一部の旧帝大や医学部では2日目の試験や面接が続いているが、道はまだ半ば。最後まで気持ちを切らさず、全力を尽くしてほしいと願う。

中期・後期日程まで出願している方は、前期の結果が出るまで一瞬たりとも気を緩めてはならない。
これまで通りの生活リズムを維持し、粛々と勉強を継続すること。それが受験生の責務だ。

昨今、「私立専願」や「旧帝大蹴り早慶」という選択肢が割と一般化している。
私立大学の難易度は急上昇しており、特に都心の私立大学は「都心ボーナス」とも呼べる圧倒的な企業就職実績を誇る。
地方あるあるの「地元国公立大学の絶対至上主義」は自分の価値観を鑑みて、早急に見直すに値する内容だと思う。


その上でこうも思う。
それでも国公立大学を目指し、受験し、合格を掴み取ろうとする者は、その過程そのものを誇っていい。
なぜなら、同じ偏差値帯であっても、国公立大学が課す「勉強の負荷」は私立の比ではないからだ。

偏差値に「+5」の重みがあるという事実

教育系YouTubeチャンネル「wakatte.TV」が提唱する「国公立は偏差値+5」という計算式は、実感を伴う真理である。

例えば、以下の比較を見てほしい。

筑波大学 理工学群:偏差値 57.5
明治大学 理工学部:偏差値 60.0

一見、明治の方が難関に見えるが、実際は筑波の方が遥かに険しい道だと思う。
国公立には共通テストという巨大な「足かせ」が存在する。

2次試験で不要な科目であっても、高い水準で仕上げなければならない。

センター試験時代のような直前の詰め込みはもはや通用せず、1年がかりの共通テスト対策が必須となっているのが現状だ。

この膨大な対策時間を2次試験に全振りできる私立専願者が、1ランク上の大学を狙えるのは当然の理である。


一方で、国公立志望者は、時に理不尽な難易度や、時間内に終わるはずのない分量の問題と対峙し、2日間にわたって集中力を維持し続けなければならない。

さらに、共通テストで「事故」が起きれば、2次試験の土俵にすら立てない「足切り」の恐怖が常に付きまとう。

どれほど優秀な受験生であっても、一瞬のミスでこれまでの努力が水に帰す。

この精神的負荷は、私立受験にはない過酷な側面である。


最近では河野玄斗の「赤門道場」の受験生が東大の足切りをくらった様子が流れていたが、模試では好成績、東大を目指すような優秀な受験生ですら、こんなことになってしまう可能性があるのだ。


「定員厳格化」の先にある厳密な勝負

今年の私立大学は定員厳格化が話題だが、国公立大学の定員管理は当初から冷徹だ。

合格枠が100名であれば、100名しか取らない。

私立のように辞退を見越して大量に合格を出すことも、補欠が繰り上がって入学者の大半を占めることも、国公立ではあり得ない。

たった一度のチャンスで、針の穴を通すような勝負に勝たねばならないのだ。

学費という現実と親子の対峙

学費の差は、もはや説明不要である。

私立理系なら4年間で約800万、院まで含めれば1,200万超えも珍しくない。
対して国公立は4年で240万程度。この差額を考えれば、国公立合格は最大級の親孝行であることは間違いない。

しかし、保護者は注意せねばならない。

「金銭」を理由に子供の選択肢を狭めることは、受験へのモチベーションを削ぎ、不要なプレッシャーを与える可能性があるからだ。


親子であっても、金銭の話は早期に「線引き」を共有しておくべきだ。

頭ごなしに「国公立以外は認めない」と突っぱねるのではなく、家から通える範囲なら私立も可とする、あるいは奨学金を利用して挑戦させるなど、親としての譲歩を示すべきである。


実力不足での不合格は自己責任だが、金銭面での断念は親子関係に一生の禍根を残すと思う。親は、子が後悔なく戦える環境を工面する覚悟を持つべきだと私は考える。


戦い抜いたその先に残るもの

今の時代、あえて国公立という茨の道を選び、全方位の学習を貫いた経験は、単なる「受験」を超えた価値を持つ。

膨大なタスクを並行してこなし、苦手科目からも逃げず、不確定要素に満ちた共通テストを乗り越えてきた。

その過程で培われた「地頭の体力」と「精神の強靭さ」は、大学入学後の研究や、社会に出てからの難問解決において、必ずや大きな武器となる。

結果がどうあれ、この過酷なレースを走り抜けた自分を、あるいは我が子を、まずは認めてほしいと思う。

国公立受験という厳しい試練に挑んだ事実は、困難に立ち向かえる人間であることの何よりの証明だと思うからだ。


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太楼@偏差値45から医学部・難関大へ導く伴走 最後までお読みいただきありがとうございます。

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