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「Music Videoについて少し語ろう」 ~hideさん~ 彼方の想いを届けます#34

こんにちは。Akiです。

今回は、耳に届いた故人の言葉を紡いでいきます。

ロックバンド『X JAPAN』のギタリストでロックアーティストのhideさんが、生前リリースしたソロ曲のMusic Video(以下「MV」)について、思い出を語りにきました。

この声を信じるか信じないかはお任せしますが、

ここから先は
俺に関心のある人だけに伝えて

と聞こえてきましたので、すみませんが、一番最後のコメントは有料とさせていただきます。


2025年5月にWOWOWで放送された『hide Music Video Collection』のなかの18曲を視聴しました。

タイトルの横の数字は、シングルまたはアルバム収録曲として発売された年月です(↓)


1990年代に発表されている曲ですが、知っている曲、印象深い曲はありますか?

MVは hideさんの公式サイトでも視聴できますので、気になるタイトルがありましたら、ぜひ調べて視聴してみてください。

これ以外にも知られている曲がありますが、またいつか声が届いたときに発信しますね。

MVを視聴する前に、hideさんはこのように話してきました。

あのね、MVは俺の作品の世界観、
俺をサポートしてくれた人たちと
結集した作品でもある

実は簡単には見せたくない
っていうことを覚えておいてね
これでも商売なんでね

何でも入り混じる時代になってるけど、
ビデオも作品なの


EYES LOVE YOU (1993.8)

この曲はね、初めてのことだらけで
吐きそうなほど緊張した

ギタリストがMVの日本代表ってさ
俺そんなつもりでやってなかったから(笑)

ビデオもいろんなアングルで
カラーも衣装もシナリオもすべての印象が
「こんな感じで俺をみてたんだ!」
って、ただそれだけ感嘆しまくったMVでした

撮影も楽しかったし大変だった
でもやっぱ楽しかったな

ん どんどんいこう


DOUBT (1993.8)

「この曲は理解に難しい歌詞になっちゃうほど、言葉にならないほどの疑いと怒りのエネルギーっていうことでしょうか?」

ふふふ(笑) ありがとう

こんときばかりは
「怒りを歌にする俺って天才」
って自分を褒めたさ ふふ(笑)

怒ることも大切
当たり前の感情なんだから

さ、次いこう


DICE (1994.1)

「かなり不気味なMVでした…」

キツかったか! よしよしよし(笑)

俺にはこの路線けっこう好きなんでね
熱意を持ってやらせていただきました!

「仮面が多く出てきましたね」

人は誰でも「仮面を被りたい」
って思うことって一度はない?

正体を知られたくない
でも近づきたいし、存在は知っててほしい
みたいな

「すみません、私はお祭りのお面しか思いつきませんでした。このタイトルのDICEは『サイコロ』ってことですね」

お祭りのお面⁈
あははははは!
(数秒ほどお腹を抱えて笑い転げていました)

んじゃ今度
キティちゃんのお面をつけようかな(笑)

そうそうそう サイコロ
(笑い涙を拭きながら起き上がって)

一か八かの博打ばくちな世界を表現するには
生と死、欲望と飢えとか、
ドロドロした人の内面に落とし込むのか
バッサリ切るのか
その度胸を表現したかったんだよね

はい、次の歌!


TELL ME (1994.3)

「カメラのクレーンに乗って、お客さんの頭上を回って、盛り上がって楽しそうなMVなのに、ふとした表情が寂しくみえるのはなぜですか?」

んー そんなふうに見える?
…なるほどね

んまぁ、曲はメロディアスだけれど
歌詞のとおり、自分という存在が
まだうまく生かしきれてないときが
あったんだよね

自信をつけたいんじゃなくて
自分という存在が何なのかを教えてほしくて
その心情をあえてサラッとした曲調に
仕立て上げただけ

「『Tell me』(=教えて)ですし。自分探しっていう意味にも…」

そうとも言えるね

俺は一貫として
歌詞と曲調のバランスに気をつけてきた

ロックって激しいイメージかもしれないけど
どんな心情にも合わせられるんだよね

俺にとっては、そこをどう活かすのか
魅せどころのような気がする

はい、つぎいこー


MISERY (1996.6)

この曲はあの娘を思って作った歌ではあるけれど
MV撮ってもシングルにするつもりはなかった

シングルにすると『あの娘のためだけの歌』
っていうイメージが常につきまとう

確かにあの娘に関わったことには間違いないが
ハンディキャップを抱えているのは
あの娘だけじゃない

ほかのハンディキャップを
抱えている人たちだって
この世にはうんとたくさんいるわけで
ハンディキャップじゃなくても
何かに邪魔されて他の人と比べて
身動きがとりにくい
って感じることだってあるわけで
リアルを生きるには優しさだけじゃないことを
仕立ててみたわけ

そんで結局シングルにしちゃった

不幸MISERYでも生きていかなきゃならないなら
俺は振り払うより、嘆くより
受け止めて一緒に歩んでいくよ

周りと比べたらキリないもんな

はい、つぎー


Beauty & Stupid (1996.8)

この曲はね んー
いわゆる欲求不満でね
そこから爆発しちゃった歌なんですね

まあまあ、どうしても
スタジオや自室にこもることが多すぎて
頭ん中でバグが起きまして

もう、妄想が過ぎたのね
そんなお歌です

満を持して発表したけど…
次いこう

(なぜか丁寧に話していました)


限界破滅 (1996.9)

「この薄暗い部屋でグリーンヘアの男性がギターを弾いているシーンは、テレビで見覚えがあります。でも強烈なストーリーですね。頭が痛くなってきました…」

この歌はそのくらい愛する女性への想いが
歪むほど熱烈で
抑えられないくらいどうしようもない独占欲を
ロックに仕立て上げたのね

その気持ちって俺には分かるんだ

好きな人には俺だけ見ててほしいし
俺のそばにいてほしいし
俺が手をかけたいし、お世話してあげたいし

尽くし方が紙一重って
人にはそういう危うい愛も
持ち合わせてるって言いたかった

ハラハラすることもスパイスになるからさ 

「スパイスが多いと疲れちゃいそうです。ヘアカラーが緑ですね」

やってみたかったの ドレッドも

一瞬よかったけど、まあ…、
言ってしまえばケアが大変だった(笑)


BACTERIA (1996.9)

「ダークな空気感ですね。んー、でも何か考えさせられます。戦争と平和。権力とか暴力っていう力の制圧。周りからの抗えない力とか恐怖による制限かな」

お、いいねー(拍手)
その制圧の根源がバクテリアなんだよ
おもしろいでしょ?

たださ、あれから何十年経った今も
実は同じなんじゃない?

おいおい、まだまだお先真っ暗じゃねぇか

「なので、SNSを使ってでも抗おうと声を上げる人が増えているんです。匿名でもできるし、SNSの規制が入れば『表現の自由』が奪われるっていう声が生まれます」

そうだよな
いつまでもいたちごっこだよな

んま、このMVはお茶の間のみなさんには
刺激になるのかな

現実のビデオをつなぎ合わせただけなのに

ただね、日本人とかアジア人が移っている映像は
使いたくなかった

「どうしてですか?」

やっぱり俺も日本人だからなぁ

この歌はロッカーによるアメリカへの挑戦状

ピリッと刺激を与えるには
俺という立場をアピールするには
これが一番良いと選択しただけ

はい、次!


POSE (1996.9)

「ライブ映像でした」

んー まあ、歌詞みてくれる?

そんで、あっきーはどう解釈する?

(hideさんから「あっきー」と呼ばれています)

「(歌詞を確認して)お説教されたり、相手から理解されているつもりでも、進みたいところに道がないなら、すがるものがないなら、突き進むこともありっていうことでしょうか。あとは『みせかけ』をうまく使うっていうことですか?」

ふふふ(笑) んまぁ
『あとになってから分かる』っていうことが
世の中にはたくさんあるだろ?

でも、いざ目の前にあって
瞬間的に判断したいのに
そんな過去のことをいちいち踏まえていたら
踏み出せなくなるっていうこともあるでしょ?

ならば、過去の経験とか
誰かのアドバイスなんてよりも
自分で踏み込んで感覚をつかむしかない
ってこともあるよね

ビビる姿を見せたくないなら
閉じこもりたいなら
自分を守ってなんとか逃れられる
度胸も技も習得することもあっていいよね

っていうことで、つぎー


GOOD BYE (1996.12)

時間は過ぎていく Time goes by
ただ、それだけ

どんなに映像を巻き戻しても
時は過ぎていく

あきらめるもの、離れていくもの
すべては次につながるようになってるよ
って伝えたかったの

そう、静かに穏やかにね

誰にでも平等に起こっていることを
ただただ諭したかった

それだけなんです
次にいきましょ


ROCKET DIVE (1998.1)

これはもう、
あっきー見慣れたから大丈夫だよね? 

「最後に出てくる赤い帽子に白いお顔の人も分かりました」

あれはほんのおまけ ふふ(笑)

この映像を撮るのも楽しかったなぁ

大掛かりなスタジオのなかで
どうしたら無重力空間を演出できるのかって
実際にMVみて監督の才能に脱帽でした

俺たちのってバンドメンバーのことね
制限のある中でリアルに楽しくて
映像を作ることにも本気に楽しくかましてくれて
ん いまでも覚えてる

監督にもあのセットを作ってくれたスタッフにも
感謝の気持ちを届けたい

ありがとうございました!


ピンクスパイダー (1998.5)

「今度は薄目で観られました。映像のスケールがまた変わりましたね。『ROCKET DIVE』のときから映像に力入れてる感じがします」

 ん こういうこともやり続けたかったのよ

制作費かけてでも
プロモーションはほんと大事

俺がバンドを新しくかまえて前を向いたときに
どうしたらいいかって考えたら
映像の力がやっぱり必要だと思ったんだ

それはなぜかというとね
CDの売れ行きを気にせずに
X JAPANという肩書きも影の力も使わずに
今までの経験と技術を駆使して
『hide』という屋号で突き進んでいくには
もう一人じゃできないことだらけになっていた

それはもう十分承知していた

前に話したかもしれんが
一人でやってくにはムリな規模になっていて
周りの力を結集させていくべきだ
と考えていたのね

周りのエネルギーと知恵を巻き込んで
『人による化学反応』をアピールしたかった

誰かが型破りなことをしないと
鬱々とした世の中を破壊できないのかなってね

エンタメってそういう力があるよね 

「『GOOD BYE』、『MISERY』、『Beauty & Stupid』のMVはhideさんのみの出演でしたね」

別に予算がどうっていうことでなくて
俺がずっとLA(ロサンゼルス)にいっぱなし
っていうこともあって
まともなMVを作るスケジュールと
人を集めることを簡略させた
っていうことで、はい、つぎ!


ever free (1998.5)

「『ピンクスパイダー』のMV撮影のオフショットとか、バンドメンバーとの和気あいあいな仲良しさも映ってましたね」

 ん 品良くまとまってたと思う ふふ(笑)

この歌ももっとみんなの前で披露したかったな

俺だけが「ever free」って変だろ?

まぁ、こっちに来たってやること満載なので
いつまでもfreeってはならないんだけどね

この曲にも、ありったけの思いを込めていたんだが
誰かによって破壊された

人前で歌うことを永遠に叶わなくなった

俺にとっては不運な作品になってしまったな
ほんとに、みんなごめんね…

はい、次


HURRY GO ROUND (1998.10)

前に伝えたこととダブルんで、次にいこう

この曲へのコメントは以前の記事で紹介していますので、ここでは省略です。


TELL ME ~hide with Spread Beaver~ (2002.1)

「今度は hide with Spread Beaver としての『TELL ME』です」

もう感無量です…

同じ曲でも奏でる人が代われば
違う曲になるんだよね

ライブでも、同じメンバーでツアー行っても
同じ曲には絶対にならないんだ

だからこそ、
ライブやってるこっちも楽しいし
来てくださるお客さんも楽しめるんだと
思ってやまない

あとどんな曲がある?

「まだ続きます」


In Motion (2002.7)

「この曲はhideさんが旅立たれてからリリースされたんですね。まるで残されたファンを気遣うような歌詞で、異様にマッチしているところがすごいです。『HURRY GO ROUND』もそうですけど、この歌もhideさんの思いを颯爽と伝えていて、寄り添う感があると思います」

俺にしては上出来な歌詞だろ?
わかりやすーくつくってみました(笑)

この歌詞には、このようなサウンドもアリだよね

MVのアニメ、Thanxです
はいじゃ、次!


JUNK STORY (2002.7)

 前に伝えたこととダブルからパスね

次は?

この曲へのコメントは以前の記事で紹介していますので、ここでは省略です。


子ギャル (2014.12)

「この曲は共同プロデューサーのI.N.Aさんが手がけたそうです」

ほーんとイナちゃん、大スキ♡♡♡

もう、俺とイナの細胞と才能は
ニコイチだったんじゃないか

俺の音楽にイナちゃんは欠かせなかった

こちらにこられたあかつきには
土下座して迎えようと思っている所存で
ございます

(ネクタイを締めるしぐさをしながら)
ちゃんとね、こうして襟元を正してね
(正座をして)
三つ指ついて、こう…

(立ち上がりながら)
まあ、イナちゃんだけでなく
ある一定の人以外には
手厚いおもてなしをさせていただきます

そのあたりはしかと最期まで生き切ることが
条件になってきますので
えー、俺に関わりたい皆さん
俺の歌をしっかりと覚えて歌えるように
よろしくお願いします

そのために、わざわざあっきーに
MVを見させたんでね


最後に

「私は通訳しただけですので…。でも、胸がギュッと重たくなってきました」

ここから先は
俺に関心のある人だけに伝えて

「分かりました」


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お読みくださり、ありがとうございます。