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最高のロケーションと『紅』への思い 《hideさん》

Akiです。お疲れさまです。

信じるか信じないかは、お任せします。
おとぎ話として読んでいただいても構いません。


ロックミュージシャンのhideさんが伝えてこられたエピソードを2つお届けします。


最高のロケーション

2024年10月26日の早朝でした。

うつらうつらしているとき、ピンクヘアのhideさんにこう言われました。

見せたいところがあるんだ

僕についてきて

hideさんが歩きだしたので後ろをついていくと、うす暗いトンネルに入りました。

トンネルはすぐに抜けて、朝日が昇りはじめた海原がありました。

着いたぞ よくここにきてるんだ

よく見ると、断崖絶壁の高いところにいました。

hideさんは肩にかけていたギターを下ろすと、海原に向かって

(大きく伸びをして)
ふ〜っ ここはほんとに休まる

(両手を大きく広げて)
こーんな最高のロケーション!

(広げたまま数回くらい深呼吸して)
空気がうまいんだ

音楽といえども爆音に囲まれると
いっつも頭痛かった…

頭痛持ちだったようです


「メンバーと早いリズムで小刻みに合わせるのも、
 耳がよくないとできないですよね。
 音感も大事そうだし。
 そう、hideさんはいつもライブで
 弾き方を変えてるっていう動画をみました」

(腕を組みながら)
だっていつも同じじゃつまんないでしょ?
こっちは同じ曲を何度も弾くんだし

たとえばさ、こんな感じで

ギターを取り出しました

どの曲か分かりませんでしたが、即興でギターを弾き始めました。

ここの部分をこう
(ギター♪)

と、こう
(ギター♪)

乏しい表現でごめんなさい

「ん? なんとなくです…」

ん ライブで違いが分かったなんて
その人ギターマニアだな

と言いながらギターを弾き続けるhideさん。

少し気になっていたことを質問しました。

「hideさん、一つ聞いていいですか?
 ロッカーって日焼けしちゃいけないんですか?
 みーんな肌が白いから」

(ギターを弾く手が止まり)
フフっ、ハハハハハ(爆笑)

しちゃいけないんじゃなくて、したくないし
結局スタジオにこもるからしない

ある意味、もやしっ子かもな
フフっ(笑)

再びギターを弾き始めました


波の音と海の香りと朝日に包まながら、hideさんはずーっとギターを弾いていました。

『紅』への思い


hideさんが1本の動画を教えてくださいました。

ドラム演奏者のYouTuberさんが楽器店の店員さんになりすまして、お店の展示ドラムでゲリラライブをする、という内容です。

曲は、X JAPANの『紅』でした。

ロックとX JAPAN初心者な私、この曲がドラムがこんなに激しいとは知らず、驚きました。

視聴が終わると、

やっぱドッキリっていいよねー!

2024年11月21日

hideさんはニヤニヤ。

「そこですか?(笑)
 しかもギターでなくドラムって…」

ん これで『紅』に市民権を得たっていうか
みんなに浸透して、かわいがってくれて

ん ほんといいよね ありがたいね
やっぱ諦めちゃいかんよね

『紅』の作詞・作曲はYOSHIKIさんです。

hideさんはYOSHIKIさんに声をかけられてXに加入後、世界で売れるためにと(他にもあるかも知れませんが)この曲に賭け、アレンジしまくったそうです。

その過程はご本人にしか知り得ない苦境もあったはず。

でも今はX JAPANの代表曲です。

それと、ロック初心者に敢えてドラム演奏を見せた意図は、ドラム演奏のパフォーマンスでハードロックを理解してもらいやすいだろうという気遣いと、YOSHIKIさんへの思いも含まれていると感じました。

なんか、あんときは
「とにかく聞きやがれ」じゃないけど
「俺たちのロックがこれだぁ!!」
って事細かく一つ一つ音を拾い上げて
育ててきた

簡単に捉えられがちなんだけど
…なんか思い出してきた

(急に俯いて)
すまん 離れるぞ

hideさんは目頭を押さえて、後ろを向いて歩いて行ってしまいました。

何か思い出されたようです。


★続く




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Aki  / 姿のない声を言葉に整える人 お読みくださり、ありがとうございます。