健全に足掻く、ということ。
管理職をしていると、
「これは厳しいな」と思う
目標を前にすることがある。
数字を見ても厳しい。
現場を見ても厳しい。
気合いや根性でどうにかなる話でもない。
「これ、無理ゲーじゃないか」
そう思うことだってある。
でも、会社員には撤退する権限がない。
この事業を続けるのか。
この目標を追い続けるのか。
それを決めるのは経営であって、
現場の管理職ではない。
経営が「やる」と決めれば、我々はやる。
だから最近、
「健全に足掻く」ということを考えている。
足掻くといっても、
毎日100%で走り続けるわけではない。
それでは半年、一年と続いた時に、
どこかで自分が持たなくなる。
100という目標がある。
どう考えても厳しい。
それでも100を追いながら、
今日、自分にできることに集中する。
あと一つ、何かできないか。
昨日と違う方法を試せないか。
部下が抱えているものを一つ減らせないか。
自分では変えられないものではなく、
自分が変えられるものを見る。
以前書いた「1%前進思考」にも似ている。
ただ、少し違う。
1%前進思考が
「どう前へ進むか」だとすれば、
健全に足掻くとは、
「なかなか前へ進めない時に、
どう走り続けるか」なのだと思う。
今日は80できるかもしれない。
明日は50かもしれない。
30しかできない日もある。
それでも、その30でできることをやる。
休むこともある。
誰かに頼ることもある。
やらないことを決めることもある。
それも、長く足掻くためには必要なのだと思う。
最後まで足掻いても、
目標には届かないかもしれない。
それでも、
「あの状況の中で、自分にできることはやった」
そう思える自分ではいたい。
撤退する権限がないのなら、
せめて足掻き方くらいは自分で選びたい。
今日、自分が動かせるものを一つ動かす。
それくらいで、いいのかもしれない。
