テレワークゆり物語 (119)60回めの誕生日ランチが海老フライな理由
60回めの誕生日をどう過ごそうか。
と言っても、今年の8月17日は、お盆休み明けの仕事開始日。仕事しかない。
いや、待てよ。「誕生日は、母に感謝する日」というのを聞いた。
60年前私を産んでくれた母は、今年で90歳。6月の緊急入院以来、食が細くなり、気弱になってしまった。その世話もあり、今年の夏はできるだけ奈良の実家に帰って仕事をしている。(テレワークの恩恵)
ふと、小学生の頃の誕生日を思い出した。
私の誕生日は、家族三人で大阪の心斎橋にある『不二家』で、海老フライを食べるのが恒例だった。当時としては、特別な日にしか食べれないメニューだ。
海老フライ、美味しかったなあ。
「そうだ、あのエビフライを食べに行こう」
早速、ネットで検索するが、心斎橋の不二家レストランは閉店していた。しかし、私はそれぐらいではあきらめない。
Googleマップで検索すると、奈良には無いが、大阪には三店ある。東大阪店が一番近い。高速道路経由で車なら30分。よし、誕生日ランチは、海老フライだ。
11時に仕事にひと区切りつけ、両親を車に乗せて出発。Googleマップはすごい。ちゃんと11時半に『不二家レストラン 東大阪店』に到着。

「なんで、この店に来たかわかる?」
父「思い出があるから。」(おっ、気づいたか?)
母「わからへん。」(やろなぁ)
私「誕生日はいつも、心斎橋の不二家で海老フライ食べたやろ。」
母「せやったなあ。」(いいぞ)
だんだん思い出してきた。心斎橋の昔話で盛り上がる。
注文メニューは、「海老フライとハンバーグ」ランチ 1000円。
2つ頼んで、三人で分けた。

美味しい。
60歳になった今でも、やっぱり、不二家の海老フライは美味しい。父も母も、いつもよりたくさん食べてくれる。
そして食後は、ケーキ1つ。これも三人で分けた。
ケーキを食べていると、「ハッピーバースデー」の音楽が店内に流れた。えっ?言ってないよね。
「今日は、お店にきてくれた、まなみちゃんの三歳の誕生日です。みなさんも、お祝いしてください」
店内にアナウンスが流れ、拍手が起こる。
誕生日が同じのまなみちゃん、ありがとう。顔は見えないけど、まなみちゃんのおかげで、私も誕生日をお祝いしてもらった気分になれたよ。
約1時間の食事を終え、実家に戻ると、13時5分過ぎ。
少しオーバーしたが、午後の仕事に間に合った。(テレワークの恩恵)
一緒に暮らしていると、ついつい言い合いをしてしまいがちだが、
今日は、家族三人でのいい誕生日ランチになった。
ばあちゃん、60年前、産んでくれてありがとね。

# 冒頭の写真は、帰り際に母が撮影(初めてのiPhoneシャッター)。還暦の記念写真は、ペコちゃんと。
