雑学note|レミー、お前Ratだったのか
「レミーって、あの〔レミーのおいしいレストラン〕の?」
『はい』
「あれ、Ratなの?」
『Ratです』
……知らなかった。
てっきり、ネズミだと思っていた。
いや、ネズミなんだけど。
「ややこしいな(笑)」
『ちなみに原題は〔Ratatouille〕です』
「ラタトゥイユ? たしか料理の名前だよね」
『はい。フランスの野菜料理です。でも主人公はRat。タイトルにもRatを連想させる言葉遊びが入っています』
考えてみれば、あの映画。
レミーが厨房に出てくると、とにかく嫌われる。
「そりゃ、厨房にネズミがいたら嫌だよね」
『しかもRatです』
「そんなに違う?」
『Mouseより、かなり印象が悪いです。害獣のイメージも強いですし、英語では人をRatと呼うと悪口にもなります』
よりによって、そんなRatが――
料理をする。
ただの「ネズミが料理をする映画」だと思っていた。
でも、
一番厨房にいてほしくないRatが、料理人になりたい。
そう考えると、設定そのものがずいぶん違って見える。
「なるほど。日本語タイトルだけ見てたら、そこも気づかないね」
『どちらも〔ネズミ〕になりますからね』
ミッキーもネズミ。
ジェリーもネズミ。
レミーもネズミ。
でも、
ミッキーはMouse。
ジェリーもMouse。
そして、
レミーはRat。
「へえ……」
最初は、ミッキーやジェリーを見ながら、
「なんでネズミが、こんなに親しみのあるキャラクターなんだろう?」
と思っただけだった。
まさか最後に、
「レミー、お前Ratだったのか」
になるとは思わなかった。
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