雑学note|宇宙の95%って、何なの?
「で、チーフ」
『はい』
「95%の話」
『やっぱり気になります?』
「そりゃ気になるよ。宇宙の5%しか分かってません、で終わられたら(笑)」
『正確には、5%しか「分かっていない」というより、私たちが知っている普通の物質が約5%です』
「普通の物質?」
『はい。星とか惑星とか、地球とか、私たちの体とか』
「この机も?」
『もちろん』
「この5%側?」
『5%側です(笑)』
「じゃあ、残りの95%は?」
『大きく二つに分けられています。まず約27%がダークマター』
「出た。なんかSFっぽいやつ」
『名前はSFっぽいですけど、れっきとした宇宙論の話です』
「で、ダークマターって何?」
『分かりません』
「…………は?」
『正体は、まだ分かっていません』
「ちょっと待って。宇宙の27%もあるって言っておいて、何なのか分からないの?」
『はい』
「なんで、あるって分かるの?」
『そこが面白いところです』
例えば銀河の中では、たくさんの星が動いています。
その動きを観測して計算すると、見えている星やガスなどの質量だけでは、どうも説明がつきません。
『見えているものだけでは、重力が足りないんです』
「じゃあ、見えてない何かがある?」
『そう考えると説明しやすい。その「何か」をダークマターと呼んでいます』
「なるほど。見えないけど、周りへの影響から何かいるぞ、と」
『そういうことです』
「で、それが27%」
『およそ27%です』
「5足す27で……32%」
『はい』
「まだ68%残ってるじゃん」
『それがダークエネルギーです』
「またダークかよ(笑)」
『宇宙が膨張していることは、話しました。
ところが観測が進むと、その膨張はだんだん遅くなっているのではなく、
加速していることが分かってきました。』
「なんで?」
『分かりません』
「またかよ!(笑)」
『そこで、宇宙の膨張を加速させている何かがあると考えられています。それをダークエネルギーと呼んでいます』
「つまり……」
少し整理してみます。
私たちが知っている普通の物質。約5%。
正体は分からないけれど、重力への影響などから存在すると考えられているダークマター。約27%。
宇宙の膨張を加速させていると考えられている、
謎のダークエネルギー。約68%。
「合わせて100%。でも、95%は正体が分からない」
『はい、そうなります』
「名前を付けただけじゃん(笑)」
『かなり乱暴に言えば、そう見えなくもありません(笑)』
「なんだ。昔の人だけが宇宙を分かってなかったわけじゃないんだ」
『はい。私たちも途中です』
「あれ?チーフ、物質とエネルギー、別物じゃん。おかしくない?」
『そこには、あの有名な人が関係してきます』
「誰?」
『アインシュタインです』
「また話が大きくなった(笑)」
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