NotionとAI|第7話|Notionは、増やす場所ではなかった
失敗するたびに、新しいルールを追加する。
それでは、Notionの設計図は長くなる一方でした。
「チーフ、これ以上、ルールを増やすのはやめよう」
「では、記録しないのですか?」
「違う。追加する前に、今ある設計図を直そう」
そこで、Notionの使い方を、もう一度変えることにしました。
新しい問題が起きたときは、すぐにルールを追加しません。
まず、現在の設計図を確認します。
同じ内容が、すでに書かれていないか
古い内容が残っていないか
現在の方針と矛盾していないか
検討中の案と、決定した内容が混ざっていないか
もう使わない記録が残っていないか
そのうえで、
重複している内容は統合する
変更した内容は、最新版へ修正する
不要になった内容は削除する
検討中と決定済みを分ける
ことにしました。
「追加ではなく、更新するということ?」
「そう。今使う設計図を、一つに保つ」
これまでのNotionは、決めたことを次々に置いていく場所でした。
しかし、記事づくりの設計図として使うなら、古い内容まで残しておく必要はありません。
大切なのは、記録の量ではありません。
今、何が決まっているのか。
次に何をするのか。
どの内容が最新版なのか。
それが、チーフにも私にも分かる状態になっていることです。
今回、第3話を変更したことで、第4話以降の役割も変わりました。
以前の構成を残したまま、新しい指示だけを追加すれば、同じ内容が重なります。
そこで、全体の設計図を確認し、
第3話に入った内容
第4話以降で新しく扱う内容
役割が重なった古い構成
を整理しました。
そして、第4話以降を、すべて新しい流れに合わせて作り直しました。
今読んでいただいている第7話も、その手順で作っています。
「チーフ、設計図は確認した?」
「確認しました。第7話では、ルールを追加する運用から、設計図を更新する運用へ変わったことを扱います」
「前の話と重なっていない?」
「第6話は、ルールを増やし続ける問題の発覚です。第7話は、重複・矛盾・不要な内容を整理し、最新版へ更新した結果です」
「では、これで進めよう」
Notionに記録すれば、AIがすべて覚え、必ず守ってくれる。
最初は、どこかでそう思っていました。
実際には、記録するだけでは足りませんでした。
何を残すのかを決める。
作業の前に読む。
作った後に照らし合わせる。
そして、古くなった設計図を更新する。
そこまで行って、ようやく今の形になりました。
Notionは、ただ記録を増やす場所ではありませんでした。
必要なものを残し、古くなったものを見直し、今どこにいて、次に何をするのかを共有する。
リーダーとチーフにとって、Notionはそんな場所になりました。
これが、今のところたどり着いた使い方です。
もちろん、これが完成形なのかは分かりません。
また何か問題が起きれば、そのときは、その問題から考えることになるのでしょう。
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