【日記】映画『ルックバック』–地元・秋田の景色がいつまでも残ってほしいと切に願う
あんなにも、背景ばかりを観ていた映画は初めてだった。
秋田の風景が、日常が目の前の大きな大きなスクリーンに映し出されていることが信じられなくて、よくわからない気持ちのまま涙が溢れた。
うれしい気もちはもちろんあるのだ。
でも、もっとなんかこう、いろんな感情が混ざっているもの。
私の子供の頃から大学生までの記憶が一気に引っ張り出されて、忘れていた思い出たちも芋蔓式に出てきて、懐かしさと当時の感情たちで涙が止まらなくなった。
頭上を飛ぶ白鳥の鳴き声、風が稲穂を撫でる音、木々が擦れる音、雪を踏み締める足音、窓の外に聞こえるかすかなお囃子の音、セミの声、秋の虫の声、みぞれまじりの雨の音…。
観終わってから、あの景色がずーっとずっと残ってほしいなと思った。私が育ったまちがこんなふうに映画になることがとても誇らしい。
なくなってしまうかもしれない町の景色がこうして映像に残されることで、本当にあったんだと記録してくれることが嬉しかったし、この映画をまた観たらきっと同じ気持ちになって、子供の頃のことやいろんなことを思い出して懐かしむんだろうと思った。
DVDが出たら絶対に買う。
秋田の人には、絶対に見てほしい作品だ。
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