《読書感想文》神様ゲーム(麻耶雄嵩 著)
自分を「神様」と名乗り、猫殺し事件の犯人を告げる謎の転校生の正体とは? 神降市に勃発した連続猫殺し事件。芳雄憧れの同級生ミチルの愛猫も殺された。町が騒然とするなか謎の転校生・鈴木太郎が事件の犯人を瞬時に言い当てる。鈴木は自称「神様」で、世の中のことは全てお見通しだというのだ。そして、鈴木の予言通り起こる殺人事件。芳雄は転校生を信じるべきか、疑うべきか?
この本は『講談社ミステリーランド』という、「かつて子どもだったあなたと少年少女のための」という、児童書スタイルのシリーズの中の一冊として刊行されたものだそう。
麻耶雄嵩の本は初めてです。
自分を「神様」と名乗る転校生の鈴木君。
主人公の10才の芳雄は、トイレ掃除で一緒になった鈴木君と話すようになる。すると自分は神であると言い、町を震え上がらせた猫の惨殺事件の犯人を教えたり芳雄は36才まで生きる。そして芳雄の両親は本当のお父さんお母さんじゃない、など、淡々と話す。それは芳雄が聞くからであり自分からは告白しない。
そして起きる殺人事件。
殺されたのは芳雄の親友、英樹くん。
「犯人に天誅を下してよ」
芳雄は言ってしまう。そして、天誅が下される人物は、芳雄が密かに恋心を抱いていた、同級生のミチルちゃん。芳雄はショックで倒れ入院してしまう。
さらに芳雄は追い詰められる。
ミチルちゃんには共犯者がいて、英樹くんが殺されたのはミチルと共犯者のエッチな場面を見てしまったからだと。その共犯者とは?
「そいつにも天誅を下してよ!」
芳雄が言うと、神様の鈴木君は?
退院した夜、芳雄は母にホールケーキをねだる。
用意されたホールケーキにろうそくを立て芳雄は、ふうと息を吹きかける。
だがひとつだけろうそくの火が残ってしまい、そしてその火が母親に燃え移ってしまう。
芳雄は、共犯者は父だと思っていたのに、何故、母が?
短い話なのでラストまであっという間に読めます。もし、興味を持ったなら最後まで読んでみてください。
頭の中がグラグラします。
考察好きな方におすすめの話です。
最後の謎解きに悩みます。
答えはまだ出ません。
こんな物語もあるのかと思う本でした。残酷過ぎる。
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