見出し画像

「日本語は激ムズ」ってホント?!もし漢字を捨てて「ひらがなだけ」にしたら最強の言語になるかも説

「日本語は、世界で最も習得が難しい5つの言語の一つである」そんな噂を耳にして、ふと思いました。それって一体どんな基準で、どの国目線の話なのだろう?と。

例えば、文法が似ている韓国やモンゴルの人から見れば、日本語は学びやすいようです。逆にヨーロッパ言語圏の人から見れば、ひらがな、カタカナ、漢字という3種類もの文字が入り混じる日本語は、気が遠くなるほど難しく見えるでしょう。どうやら「漢字」という巨大な壁があるせいで、日本語は“激ムズ言語”にカテゴライズされているようです。

実際、私たち日本人も小学校1年から膨大な時間をかけて漢字を練習しますもんね。そりゃあ、外国人が習得するのにも時間がかかるわけです。でも、もしも日本語が「ひらがな(とカタカナ)だけ」だったとしたら、どうでしょう?

五十音さえ覚えれば、読み方は基本的に一通りしかないので、誰でもすべての文章が読めてしまいます。文字と発音が完全に一致する・・・これほど合理的で美しい文字システムは、世界中どこを探しても他にないはずです。

よく「韓国のハングルは世界一合理的な文字システムだ」と言われますが、10年以上韓国語を勉強している私は、ちょっと納得がいっていません(笑)。

なぜならハングルには「パッチム」という厄介なルールがあり、耳で聞こえた通りに書くと、スペルミスになってしまう事態が多発するからです。私は早く喋りたくて「書くこと」を後回しにしてきたため、いざ文字を書こうとすると、今でもミススペルだらけでトホホな状態になります。

英語にいたっては、文字と発音が一致しない究極の不合理言語です。ルールはあるものの、例外だらけで頭を抱えたくなりますよね。

それに比べたら、日本のひらがなは本当にシンプル!先日、我が三条市の国際交流員(CIR)のカナダ人男性と話をして、その確信はさらに強まりました。高い日本語能力が求められる職種だけあって、彼の日本語はペラペラ。彼に「日本語は難しいですか?」と尋ねると、「そんなことはないですよ」と、さらっと答えが返ってきました。

聞けば、彼は香港生まれで幼少期にカナダへ移住したため、もともと中国語の漢字が分かるところからのスタートだったそう。(もちろん、彼自身が相当頭がいいのは間違いありませんが!)

日本語は母音も子音も数が少ないため、実は外国人にとって「発音」も「聞き取り」もかなり楽な言語です。

つまり、漢字の読み書きさえなければ、会話のマスターはめちゃくちゃ早い言語なのです。

韓国はかつて漢字を廃止し、今や街中はハングル文字で溢れています。もし日本も同じように漢字を捨てて「ひらがなだけ」の世界になったら……。

外国人の日本語学習はさぞ楽になるでしょうし、日本の子どもたちが漢字練習に費やす気の遠くなるような時間もガッツリ節約できるはずです。そんな「ひらがなパラダイス」をちょっと夢想してみたりするのですが、現実はそうはいきませんね。

私の知人のオランダ人が、せっせとひらがなを練習して「おお!読めるようになったぞ!」と大喜びしてたことがありました。ところが、いざ日本のレストランに行ってみた彼は、「メニューすら読めないじゃないか!」と憤慨し、学習を投げ出してしまったのです。確かに、日本の街にはひらがなだけで書かれたメニューも、小説も、新聞も存在しませんものね。外国人からすれば、せっかく覚えたひらがなの先に、さらなる絶望(漢字)が待っているわけです。

漢字のない日本語の世界を想像するのは楽しいけれど、残念ながら日本が漢字を手放す日は来ないでしょうね。あのオランダ人のお友達のためにも、せめて飲食店のメニューくらいには、もっとたくさんの「ひらがな」が溢れてくれたらいいな、なんて思っています。

いいなと思ったら応援しよう!