人間椅子という“覚悟のロック”
人間椅子という“覚悟のロック”
――息子よ、これは生き様の話だ
息子よ。
人間椅子 というバンドはな、
相当にクレージーなバンドだ。
何がクレージーか分かるか?
音が重いとか、見た目が異様とか、そんな話じゃない。
生き方が、だ。
■ エリートを捨てて、ロックに堕ちた男
ベースの 鈴木研一 はな、
上智大学 を卒業して、大手企業に内定していた。
普通なら、そのまま人生は安泰だ。
だがな、この男は――
それを、スコーンと蹴った。
そして選んだのが、人間椅子だ。
俺には出来ん。
絶対に安定を選ぶ。
だからこそ思う。
この男は、相当に凄い。
尊敬に値する人物だと、俺は思う。
■ いか天で見た“異形の実力派”

このバンドはな、
三宅裕司のいかすバンド天国、いわゆる“いか天”出身だ。
俺はリアルで観ていた。
忘れられんよ。
人間椅子という名前なのに――
鈴木は“ねずみ男”、
和嶋慎治 は“鬼太郎”。
誰も突っ込まん。
だがな、演奏が始まった瞬間、空気が変わった。
「陰獣」だったかな。
あの時点で、分かった。
これは本物だってな。
特に和嶋の評価は高かった記憶がある。
■ プロになっても変わらなかったもの
その後、彼らはプロとしてデビューする。
ここからが普通のバンドなら変わるところだ。
・売れ線に寄る
・丸くなる
・毒を抜く
だがな、彼らは違った。
一切ブレなかった。
■ 個人的な縁と、素顔の彼ら
実はな、俺はこのバンドのマネージャーと、
あるきっかけで知り合いになったんだ。
その流れで、
・なぜ Greco のSGを使い続けるのか
そんな話も聞いた。
一度だけだが、ライブも観に行った。
そして、打ち上げにも参加させてもらった。
その時に分かったことがある。
彼らはな――
見た目とは真逆で、
純粋で、真面目で、知的な男たちだった。
これが面白いところだ。
あの怪奇世界を作っている人間が、
実は非常に理性的だというギャップ。
■ 30年以上続く理由
彼らは今も現役だ。
30年以上だぞ。
なぜ続いたと思う?
答えはシンプルだ。
・メンバーの仲が良い
・方向性がブレない
これに尽きる。
ドラマーは何度か変わった。
だが、核は揺るがなかった。
■ 好きなことだけで生きた男たち
息子よ。
好きなバンドをやって、
それで人生を貫いた。
これ、簡単そうに見えるがな――
一番難しい生き方だ。
だからこそ、俺は思う。
本当に素晴らしい。
■ どうでもいいけど、大事な話
唯一気になる点を言うぞ。
ボーカル、何言ってるか分からん時がある。
だがな、いいんだ。
下手にクリアにしてサポート入れたら、
ギャラ配分が変わるからな。
このままでいい。
それも含めて、人間椅子だ。
■ まとめ
人間椅子というバンドはな、
音楽の話じゃない。
生き様の話だ。
安定を捨てた男
思想を貫く男
それを30年続けた現実
これをクレージーと言わずして、何と言う。
だからな、息子よ。
もし迷ったら思い出せ。
こういう生き方もある、ってな。
だがな、
決して真似はするなよ
参考までに留めておくべし
お前は迷わず安定を選べ^^
これが、親心だ。
