【カフェ】『本棚珈琲ノルテ店(立川・オリオン書房)』——書店の奥でのまったり時間、立川駅前の穴場喫茶
先日、立川へ映画を観に行った帰りのこと。
ちょうどお昼どきだったので、どこかでランチを食べようと店を探していると、駅ビルの広告に「本格コーヒー」という文字を見つけました。
気になって、ふらりと立ち寄ってみることに。
店があったのは、立川駅前にあるオリオン書房の奥。書店の売り場を通り抜けた先に、書店が運営する喫茶店『本棚珈琲 ノルテ店』がありました。
メニューを見るとランチも提供しており、店内にも空席がありそうです。
ところが、入口には、
「人員不足のため、しばらくお待ちください」
という立て看板が出ていました。
すぐに入れるのかと思っていたものの、結局、案内されるまで10分ほど待つことになりました。
案内してくれたのは、若い男性店員さん。
立川駅前を見下ろせる窓際の一人掛け席に座ることができました。外の景色を眺めながら一人で過ごせる、なかなか雰囲気の良い席です。
注文したのは、「蟹とほうれん草のスパゲッティ」とブレンドコーヒーのセット。価格は1,050円でした。

立川駅前の喫茶店としては、かなりリーズナブルです。
運ばれてきたスパゲッティは、おそらく缶詰やレトルト系のソースを使っているのだと思いますが、普通においしくいただけました。
一方、少し残念だったのがコーヒーです。
店頭では「本格コーヒー」をうたっており、カウンターでも一杯ずつ丁寧にサイフォンで淹れていました。しかし、実際に飲んでみるとかなり薄めで、正直なところ、それほど印象には残りませんでした。
これだけ物価が上がっているなか、1,050円でランチとコーヒーを提供するとなると、豆の種類や使用量も、ある程度調整せざるを得ないのかもしれません。
個人的に、こうした書店併設型のカフェには、わりと好感を持っています。
書籍販売だけでは経営が難しくなってきた書店が、新しい収益源や居場所づくりを模索するなかで生まれた店も多いのでしょう。
そのためか、駅前などの便利な場所にありながら、比較的低価格で、長時間のんびり過ごせる店が少なくありません。
『本棚珈琲 ノルテ店』にも、まさにそのような雰囲気がありました。
食後はコーヒーを飲みながらパソコンを開き、しばらく書き物をしました。席には電源も用意されているため、パソコン作業をしたい人にも使いやすそうです。
その後、小川哲さんの小説『君のクイズ』の文庫本を開き、読書をしながらゆっくりと過ごしました。
左右の席には、常連らしきお客さんたちが座っていました。
どちらも注文していたのは、サンドイッチとポテトチップスが一緒に盛られた「ミックスサンド」。
本を読みながら、少しずつつまむにはちょうど良さそうな一皿です。周囲のお客さんが同じものを頼んでいると、こちらまで気になってしまいます。
結局、『君のクイズ』を最後まで読み終えてから、店を後にしました。
立川駅前にありながら、書店の奥にひっそりと隠れている、静かな喫茶店。
コーヒーには少し物足りなさを感じましたが、手頃な価格で食事ができ、パソコン作業や読書をしながらゆっくり過ごせる場所としては、なかなか貴重なお店だと思います。
次に立川を訪れたときには、窓際の席で本を開きながら、あのミックスサンドを頼んでみようと思います。
