【人生の栞】娘の産声を聞いた日に残す、いつかあなたへ届く言葉
こんにちは、てるてるです。
産声とともに次女を胸に抱き上げたとき、手の平に伝わる温もりに息をのむ瞬間がありました。
この眩しい命が、いつか、私の不在の時間を生きていくのだ――。
喜びと背中合わせに訪れたのは、静かな覚悟でした。
娘たちが人生の途中で迷ったとき、そっと次のページをめくる指先を導くような小さな「栞」を遺したい。
その日を境に、私の「身軽な終活」が始まりました。
私を作ってきたものと、1つのノート
まず手にしたのは1冊のノートです。
口座番号などの無機質な数字の横に、私は「私をつくってきたもの」を書き留めていきました。
大切にしてきた本、誰かに手渡したいお気に入りの品。
そして、夕暮れのお風呂場で立ち上る湯気のような、特別なドラマもない愛おしい日常の記録。
私が空っぽになったあとも、このページを開けば変わらない温度で笑っている私がいる。
家族の手を煩わせないための準備は、いつしか私自身の生きた証を愛おしむ作業へと変わっていきました。
繋がりをほどき、手触りを手渡す
同時に、暮らしの余白を作るため、スマートフォンの画面の中にあった多すぎる「繋がり」を手放しました。
SNSアプリを消去した日、世界から取り残されるような小さな不安が胸をかすめました。
けれど手元に残ったのは、寂しさではなく確かな余白でした。
手放して2年、本当に大切な縁は、以前よりも深くてやわらかな手触りを持つようになっています。
今は季節の便せんを選び、ペンで手紙を書く時間を楽しんでいます。
効率やスピードからはみ出したその「間(ま)」にこそ、相手を想う本当の心が宿ると知ったからです。
今を抱きしめるための「持続可能な終活」
終活とは、未来を憂う暗い儀式ではありません。
余計な荷物を下ろして両手を空け、今この瞬間を鮮やかに味わうための「身軽な調律」です。
抱えるものを減らしたことで、2人の娘をぎゅっと抱きしめる腕のぬくもりや、夫と交わす他愛のない会話が、より深く胸に染み込むようになりました。
自分にとっての「最適」を見極め、抱え込みすぎずに心地よく生きること。
そして、その背中を子どもたちに見せていくこと。
それこそが、私が次の世代へ手渡せる、持続可能な未来への小さな選択なのだと信じています。
私は、明日を新しく生きるために「栞」を挟み続けます。
いつかそれをめくる誰かが、私の生きた時間を、心地よい風のように感じてくれることを願いながら。
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最後まで読んで頂きありがとうございます💐頂いたチップは、祖母へのお花のプレゼントに変えて、そっと想いを届けたいと思います🌼温かなお気持ち、本当にありがとうございます。
