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Poppin'Party×Roselia 合同ライブ「DREAMS GO ON」 感想

 ごきげんよう。
 Poppin’Party×SILENT SIREN 対バンライブ「NO GIRL NO CRY」
Roselia×RAISE A SUILEN合同ライブ「Rausch und/and Craziness」を皮切りとするコンテンツ内外のライブイベントが開かれるようになりもうじき7年となる。Bang Dream!も12年目へと突入し益々の躍進ひいては近い将来ドーム規模での開催を目指しているのではないかと薄っすら感じつつもひとまずは5年ぶりに開催された先日のことを書き残しておきたい。

 書いて残すか。書かずに残すか。
 遅筆ゆえなかなか悩ましいところはある。台北公演も今回も配信はなく、今のところ円盤化されるのは有明アリーナで行われた先日だけらしいので勘違い等あるだろうがゆるゆると綴ろう。

 台北にはムジカの福岡公演が控えていたこととそもパスポート不所持のためSNS越しにその喧騒を感じていた。セットリストにも目を通すと前回のBanG Dream! 9th☆LIVE「The Beginning」を彷彿とさせる。この時点ではそんな所感しかなかった。

 公式側も海外が先行することもあってか、セトリの掲載にはネタバレ注意を記入するよう入念だったためそこまで変わらないだろうなあという心構え。翌々考えれば5年前も2DAYSでの開催ではあったのだが。


 結論から言えば、合同ライブの極北を見せつけられた。

 5曲ごとのブロック制から1曲ずつのターン制へ。
 Bang Dream!を初期から支えてきた2バンドだからこそ織りなせる交互の演奏。ここ最近はステージ上に機材を配置し、数曲ずつのブロックごとに分かれ、演者全員での合奏をもって閉幕。あるいは先手後手へ分かれあいだに転換を挟んだり挟まなかったり。バンドが交わらないのであれば、爆速で出し入れする。

 この辺りの感覚でいたこともあり、これまで以上にそれぞれの持ちうる楽曲を演奏を熱量を解き放ってくる姿には感じ入るものがあった。

 アンコールでの1コーラスカバー枠など21曲2時間半に及ぶライブの満足度は計り知れない。アリーナ席から拝んだ燃え盛るパイロや煌びやかな照明。楽曲を後押しするモニター演出は美しいに尽きる。

 なによりも5年間待ち望んでいた客席の熱量がすさまじかった。MCでも言及されていたが、荷物の関係から法被を持ちこまなかったものの暑かったので正解だった気もする。
 セットリストもまた味わい深い。

 台北で放ったPoppin'Party×湊友希那 from Roselia「Yes! BanG_Dream!」に対するRoselia×戸山香澄 from Poppin'Party「BLACK SHOUT」によって幕が上がれば、続けて繰り出されたのはDjent味を内包したスピードメタルなRequiem for Fate。限界ギリギリの足数からSteadfast Spiritsを経て、初披露のTalk to My Toneへ。
 明らかなセトリ変更に新譜を聴いてこなかったことへ軽い反省と高まりを感じた。LOUDER後継たるSong I am.の安定感に惚れ惚れすれば、客席は青薔薇の地平線へと変貌する。久方ぶりのROZEN HORIZONは気持ちがよかった。

 Dreamers Go!を最後に聴いたのがいつなのかは正直わからない。だが懐かしさで溢れる胸にどきどきデエトがぶっ刺さってしまったのは間違いない。あれは危険だ。 
 Hello! Wink!からMoonlight Walkの流れは振りつけの楽しさやカッコいいポピパを両方摂取できて大変好ましい。よくよくセトリを見返すと9th☆LIVE「The Beginning」DAY2にもあったらしい。当時は富士急の野外で日没後の披露だった覚えがあるが、歳月にニッコリする。セクションの最後を飾ったのはDrive Your Heart。疾走感とシンガロング、何よりこれまた客席の熱さが心地よい。


 セトリは見ていたがギミックを理解していなかったためここからが今回の目玉ともいうべきターン制となる。MC中の転換を経て、大胆に二分されたステージはある種美しい。

 先手を切るのはRoseliaのR。歩んできたこれまでに由来するバイブスで会場を温めれば、Poppin'PartyはLight Delightで情緒へと歩み寄る。返し刀で解き放たれたZEAL of proudには新世界航路、アジアツアー以降の10周年へと向かう姿を感じた。これまた久方ぶりな印象を受けるLive Beyond!!には思わず静止してしまう。まだパンデミックで声の出せなかったころと今日まで続いてるからこそ思いは交錯する。Bang Dream!には感謝が絶えない。

 そんなセンチメンタルに降り注ぐのはSing Alive。時折披露されているイメージはあるが、Song I am.と同じ日に演奏されるのはいつぶりなのだろうか。どこかSing AliveのリズムパターンはSprechchorにも使われているような気がする。藤永曲が好きなことに気がついたのは数日前のことだ。
 イントロで赤色に輝く会場へと放たれるティアドロップス。赤から青なのか青から赤なのか比較的に緩やかめだったポピパの急に呼応する会場。余談ながらおりみさんの折りたたみはあまりに美しいので一度見たほうがよい。股関節やハムストリングスな感じがすごくする。

 ターン制ゆえ片方がやってるときはもう片方を隠すことで楽器の持ち替えや休息をステージ上でこなしてるように感じたが、Roselia側も開かれたことで本編のフィニッシュとなるFIRE BIRDへ。アウトロはロングバージョンではなく、通常どおりの長さだった。2バンド合奏のよさもありつつ、何遍聴いても飽きないのは実家ならではだろう。


 お色直しを経てアンコールを告げるBRAVE JEWELには燃え滾るものがあった。やはりイントロが素晴らしい。対するRoseliaはときめきエクスペリエンス!をドロップ。前述のとおりどちらもワンコーラスではあるが、合同ライブらしい選曲だ。

 告知ひいては秋のナンバリングライブ3DAYS開催を解禁したところで染み渡るものしかないMC。各パートごとの挨拶というのもまたよい。一筋縄ではいかない日々を乗り越えてきたのだと暖かいものが広がっていく。

 オーラスとなるキズナミュージック♪に顕現する10分割モニター。メンバーカラーに光る沙綾のバスドラムが心に残っている。


 とてもいいライブだった。海外先行への疑問はもちろんあったが、終わってみると台北には台北のよさが、有明には有明のよさがある。
 BanG Dream! 9th☆LIVE「The Beginning」を踏襲しつつ、5年分の歳月を惜しみなく詰めこんで、2026年現在のPoppin'Party×Roseliaを感じることができた。
 記憶の曖昧さから言及できていないことも多々あるためその辺りはFAや感想をdigっていただくのがよいかと思う。

 今回のターン制が他の合同ライブでも採用されるのかはわからないが、冒頭に言及した「Rausch und/and Craziness」然りRAISE A SUILENMorfonicaで織りなす9th☆LIVE「Mythology」あるいは「Mythology Chapter 2」などこれまでやってきた組み合わせやまだやっていないリアルバンド同士でライブをした際にどんな影響をもたらすことになるのか。

 Poppin'Partyに続いてRoseliaが10周年へ舵を切る一方、アツドリからの後進も情報解禁されつつある。同時に今年は外部出演が多そうなRAISE A SUILENもまた数年後の10周年を控えている。
 やはり今後の展開にも目を離せそうにない。

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