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宮崎の香り  福島 恵さんとマキダイさん。 2人の宮崎達人。 素敵なnoterさんに感謝を込めて③

 人はいろんな思いを残して、故郷を離れます。長いこと故郷を離れていると、日々の暮らしの中では、次第に思い出すこともなくなっていきます。新しい記憶が次々にやってくるわけですから、当然です。

 でも、耳は忘れません。故郷の言葉が耳に入ると、どんな雑踏の中であっても、それを拾い上げます。流しっぱなしにしているテレビでも、いろんな言葉が飛び交う空港でも。それが何の音かを考える前に、耳だけがダンボになっています。あれっ、僕はどうして聞き耳を立てているんだろう? と気がついた後に、故郷の言葉を発見します。

 不思議なものです。

 スーパーで、故郷産の野菜を見ると思わず買ってしまうのも、きっとそうですね。

 ぼくの故郷は、宮崎です。

 今日は、そんな宮崎の香りをプンプンさせてくれるお二人を紹介させてもらいます。

 まずは、福島 恵さん。

 毎朝(それがとんでもない早朝!)、記事を上げてくださいます。それが、ですね。実に、見事に宮崎な記事ばかりなのです。例えば、

とか、

とか、

とか。

 宮崎な記事、おわかりでしょうか。

 何か宮崎関係の話題があるわけではありません。福島さんの身近なできごとが半紙に短く書かれており、それにちょっとしたコメントがついているだけです。なのに、ぼくにとっては、「ザ・宮崎」なのです。

 深夜かと思えば、福島さんにとっては早朝のアップらしいのです。それも、早朝散歩を終えた後のアップであると読んだような気がします。夜中にふと目を覚ましたとき(そんな時はスマホを見ない方がいいのはよく知っているのですが)、思わず読んでしまいます。半紙に書かれた短い文章を読むと、クスッと笑って再入眠できるのです。

 お見事ですよね。何がそんなに宮崎なんだろうって思うのですが、いや福島さん、福島さんですが、間違いなくあなたは宮崎県人です。宮崎を離れて住んでいるすべての宮崎人(いや、よその都道府県民さまでも、リアル県民でもいいのですが)に読んでもらいたい、宮崎県人の中の宮崎県人。福島さんは、宮崎達人です。

 もうお一人は、マキダイさん。

 マキダイさんは、宮崎を離れた県人さんです。どうやら福岡県にお住まいの、九州人と言った方がいいでしょうか。でも、マキダイさんのベースにある宮崎人特有の楽観主義がダダ漏れです。

 マキダイさんは、自由です。もちろん、マキダイさんはさまざまなご苦労を背負って、ここまで生き抜いてきていらっしゃるはずです。お気楽人生なんて、決して言えない、そんなお方のはずなのに、です。なのに、このページから溢れるお気楽マインドは、いったいどこから来ているのでしょうか。

 こだわりがありません。いや、こだわっているのでしょうが、それを決して見せません。「なんだなんだ、この自由さはーっ」と、いつも思います。

 気取りとか、知識とか、教養とか、そんなものからの自由がマキダイさんの真髄です。「あーっ、いいなぁ」と。

 どうしてぼくらは、何かに縛られてしまうんだろう。こんなことを書きたいとか、こんな風に見られたいとか、そんなものを全部捨てて表現するってとてつもなく難しい。

 でも、きっとぼくらは知っているはずです。つらい日々を乗り越えてきた人ほど、やさしくいることができることを。かなしい思いを重ねてきた人ほど、他者に楽しい気持ちを分け与えることができることを。ガッチリ学んできた人ほど、わかりやすい言葉で書くことができるということを。

 おふたりは、毎朝、宮崎の香りを届けてくれます。

 ありがとうございます。心より感謝申し上げます。


 きっと、みなさんの故郷にもそれぞれ達人がいらっしゃるんでしょうね。





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