元パワハラ上司を右腕に変える「伊藤麻希流・物語強奪術」。大手マネージャーが実践する、マウンターを黙らせる「心理的マネジメント」
プロレスファンの皆さん、そして組織というリングで日々戦い、激務の最前線に立つリーダーの皆さん。日曜日の朝、いかがお過ごしでしょうか。tetsuです。
皆さんは、スターダムのリングで、女子プロレス界きってのストーリーテラー・伊藤麻希が見せた「物語の強奪術」をご存知でしょうか。
彼女は、正義の象徴であるアイドルユニット「COSMIC ANGELS」を一方的に「巨大な悪」と定義し、自分を「それに立ち向かう正義」のポジションへ一瞬で書き換えました。
この鮮やかな「定義のコンバージョン」は、職場の給湯室やオフィスに蔓延する「お局様」や「パワハラ元上司」という、古びた支配構造を解体するための、極めて高度な「心理的マネジメント」なのです。
30年間、組織の最前線で多くの人材と向き合い、マネジメントを磨いてきた私が辿り着いた、「明日から使える、血の通った人間関係の最適解」を共有します。
1. 【信頼構築】「肩書き」を脱ぎ、相手の土俵に裸足で立つ
大企業組織で最も厄介なのは、過去の経験という「呪縛」を独占しているお局様や、かつてのパワハラ上司が自分の部下になるという、歪な関係性です。彼らは自分の影響力を誇示するために、昔ながらのやり方でこちらを屈服させようと、責任の押し付けをしてくることがあります。
ここで「論理」という武器だけで相手を正論で論破しようとすれば、間違いなく心理的な扉を閉ざされます。彼らは見えないところで根回しをし、こちらのプロジェクトの推進を妨げる力を持っているからです。
伊藤麻希が自虐を武器に叫ぶように、我々リーダーも「戦略的脆弱性」を晒すべきです。 「管理職だから」という鎧を脱ぎ、
「正直、この業務の背景(過去の経緯)が十分に見えておらず、困っています。助けてくれませんか?」
と、相手の領域に寄り添うこと。
相手の「教えたい欲」というエゴを肯定し、あえて頼ることで懐に潜り込む。これが、物語の主導権を奪い返すための最初のステップです。
2. 【対話術】「問い」という名のドリルで、相手の矛盾を穿つ
懐に潜り込んだら、次は論破するのではなく、対話を通じて相手自身にブレーキを踏ませる「共同作業」に持ち込みます。
大企業において、よくあるリアルな事例を挙げましょう。
複数の部や課に分かれた組織では、それぞれの部署で独自の新人教育を行っているため、新人に教える内容にばらつきが生じがちです。
ある部署では「安全第一」、別の部署では「効率第一」といった具合に、初期のベースがズレることで、将来的な異動の際、その人たちの「刷り込まれた常識」が違うため、受け入れる上司も戸惑うことになります。
ここに気づいた気難しい元上司(現・部下)が、こう正論をぶつけてきたとします。
「新人の教育プログラムを、すべて全社一律で完全に一本化すべきだ!」
着眼点は素晴らしい。しかし、これは極論です。
部署ごとに仕事や作業の内容が違う以上、すべてを一本化するには組織の分業体制そのものを崩さなければなりません。
さらに、各業務に合わせた教育マニュアルを個別に作っても、結局また各組織が「個別最適」で改定を繰り返し、誰かがその莫大な管理工数を引き受けてまとめ直さなければ、数年後には元のばらつきに逆戻りするだけです。
一見、正しいように見えて、実は組織を疲弊させるだけの無限ループ。
ここで「それは現実的ではないです」と突っぱねるのは二流です。
伊藤麻希が相手の挑発を逆手に取るように、まずはその素晴らしい着眼点を全肯定します。
「最高ですね!初期教育のばらつきは我が社の大きな課題でした。そこに切り込むのはさすがです!」
相手がドヤ顔をした瞬間、私はあえて一歩引き、冷徹な経営の視点から、相手の矛盾を穿つ「魔法の問いかけ」を静かに投げかけます。
※ここから先の考察は、生々しい組織の内部事情と人事の裏側に踏み込むため、SNSや無料記事では書けません。私がマウントを仕掛けてきた元上司に放ち、結果として彼を「納得」させ、私の最強の右腕に変えてしまった『たった一言のキラーフレーズ』。そして、なぜこの心理戦がスターダムの新人たちを守るための「防波堤」になるのか。その真意を理解したい方だけ、この先を読み進めてください。
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